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挫折しやすい人でも3日坊主にならない方法、学びを早める効率的な勉強法

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新しく何かを始めようと思っても、「3日坊主」で終わってしまうことって多いと思います。私自身も、どちらかと言えば継続力がない方なので、何かを始めようと思っても、続かないことが多かったです。

よくありがちな話だと、資格取得を目指したは良いもののすぐ挫折したとか。。
私も20代中盤の頃、一生アルバイトで生活していくことに不安を感じて、「プログラマー」と「地方公務員」を目指そうと決めました。TSUTAYAに行って本を買ってきたのですが、1ページすら開かないまま、その本はどこかに消えました(笑)

そんな私でしたが、試行錯誤のうえ、「最初の学びを早め、継続的に学習に取り組む方法」を自分なりに見つけたので、ご紹介したいと思います。

3日坊主を卒業するための4つのポイント

3日坊主にならずに学習を続けるため、私が意識しているコツを4つ紹介します。ここでは、「資格を取得する」という前提で話を進めていきたいと思います。

最初に本を5冊買う

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まず最初におすすめしたいのが、資格の勉強をするにあたって「本を5冊買う」ことです。実はこれ、めちゃくちゃ効果があります。不安な人は10冊でも20冊でもいいです、とにかく買うんです。

どのような本を買うのかというと、「入門書」ばかり5冊買います。例えば簿記3級を取得したいと思った場合、

  • サルでもわかる簿記3級の◯◯
  • マンガで学ぶ簿記3級の◯◯
  • ◯◯先生の簿記3級入門
  • 実践!簿記3級の勉強法
  • 簿記3級の教科書(改定版)
  • etc

といった具合に、入門用の書籍だけを買いまくります。

「教科書」、「問題集」、「過去問」のように種類の違うものを買うのではなく、「教科書」だけを5冊買うのがポイントです。教科書に書かれている内容は基本的に重複しているので、一見すると馬鹿げた行為なのですが、実はこれがとてつもなく効果的。

お金をケチって一冊の本から学ぼうとすると、どうしても途中で理解しにくい部分がでてきます。また、最初に買った教科書が難しく書かれているものだったら、その教科書に出会ってしまったことが不幸で、あなたは簿記の資格取得を諦めることになってしまうのです。

しかし、5冊の本を買えば、その中の1冊くらいはあなたでも理解しやすい「相性の良い本」に出会えます。そして、途中でわかりにくい箇所があっても、他の4冊を読み比べることで、難しいところをカバーできるのです。

やってしまいがちですが、立ち読みして、わかりやすそうな教科書を1冊選んで買うのは間違い。本屋に置いている入門用の教科書は全部買うくらい、複数の本を買うようにします。

また、費用を抑えるためにインターネットのサイトで学ぼうとすることもおすすめしません。私はずっとネットだけで勉強する派だったのですが、やはり書籍の方がわかりやすく書かれていることが多いので、「書籍5冊+ネット」で学ぶことをおすすめします。

お金をかける

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私の中では「本を5冊一気に買う」ことが、資格取得のために一番お金をかける部分です。しかし、その他にも「資格取得の学校」に通うなど、とにかくお金をかけることって大事だと思います。

人間の心理に「サンクコスト効果(別名:埋没費用)」というものあります。

サンクコスト効果を一言で説明すると、「もったいない心理」です。本来、私たち人間は合理的な行動をとる生き物です。しかし、「もったいない心理」が働くことで、非合理的な行動をとってしまうことがあります。それがサンクコスト効果。

最初の5分でつまらない本だと気づいたのに…
お金を払って本を買ってしまったので、最後まで読もうとしてしまう

自分には似合わない服を買ってしまって着る機会がないのに…
捨てられない

彼氏・彼女の嫌な部分にはもう耐えられないのに…
3年付き合っているからそう簡単に別れられない

赤字のまま回収見込みが立たない事業なのに…
すでに多額の費用と時間をかけているので、その事業から撤退できない

全部、あるあるネタですよね。。。
このように、本来なら今すぐやめるべきだとわかっていても、「お金や時間をかけたもの」であるがゆえに、やめることができないというのが、サンクコスト効果です。

本来は、悪い意味で使われることが多いサンクコスト効果ですが、逆の発想で活用してみます。資格取得を思い立ったら、本をたくさんかったり、資格の学校に入るなどして、真っ先にお金をかけてしまうんです。

すると、サンクコスト効果が働いて「既にお金をかけてしまったから後戻りできない」状態となり、無事に勉強を継続することができるというわけです。

習慣付けることを目標にする

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人間は、「習慣」で生きています。そして、どうしても「新しい習慣は身につけにくい」し「悪い習慣はなかなか断ち切れない」ものです。これは自分が悪いのではなくて、人間だからある意味仕方がないのです。

そこで私が心がけていることは、「まず最初は習慣を身につけることを目標にする」です。

「資格を取得しよう!」と思い立った時のモチベーションは凄いもので、あれもこれもと考えてしまいます。なんとなく、「俺はやれるんだ!」的な思考になることって多いですよね、思い立った時は。しかし、私を含め多くの人が、3日後にはその熱はどこかに消えてなくなっています。理由は資格取得をするための習慣がついていないからです。

最初に「毎日3時間勉強しよう!」と思っても、実現するのは難しいです。まず最初は、勉強時間や内容にはこだわらなくても良いので、「勉強するふりをした事実」を作ることに全力を注ぎます

人が習慣を身に付けるためには66日かかると言われています。
まずは、内容はどうでもよいので、3日坊主から「66日坊主」を目指しましょう。

何かの書籍に書いていましたが、ホリエモンこと堀江貴文さんの、東大受験の時の勉強法はこんな感じでした。
1日1ページからスタートして、毎日+1ページ勉強するページ数を増やしていく

1日目は1ページで、終了。2日目は2ページで終了…といった具合。最初から「2時間勉強する」と意気込むのではなくて、勉強時間を徐々に増やしていくやり方ですね。

目標を設定する

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私は常々、「結果を出すためには目標を設定することが大切」だと思っています。たまに、「目標をあえて設定しない」みたいな話も聞くのですが、それは「デキる人」の意見だと思っています。

自分自身がダメなタイプだと認識しているからこそ、「目標を設定しないと絶対に達成しようとしない」んです。ですので、私は資格取得でも何でも、キチンと目標設定をすることからスタートします。

ソフトバンクの孫正義社長の言葉によると、「目標は、数字と期間を設定することが大切」なのだとか。例えば英単語の学習なら、「◯月◯日までに◯◯◯語を覚える」と言ったように、数字と期限を決めることが重要です。ただ漠然と目標を掲げても、それは「実現しない夢」で終わってしまう可能性が高いですからね・・・

また、私はその目標を周りにコミットすることも大切だと思っています。自分の中で目標を立ててコツコツやるのもカッコいいですが、「有言実行」もカッコいいです。周りに宣言することで、後に引けない状態を作り上げるんですね。

いかがでしたか?

今回ご紹介した方法は、私自身が実際に行っている方法です。それなりに効果があると思うので、是非試してみてください。

また、人は「嫌々やっても続かないもの」です。少しでも「好きこそものの上手なれ」を引き出すために、

  • なぜその勉強をする必要があるのか
  • その勉強をして自分はどうなりたいのか

といった理由付けや将来イメージを頭に思い浮かべることも大切だと思います。

(書いた人:川原裕也

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