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クートンブログ

日常のヒントをあなたに - 株式会社クートン

プリペイド・ポストペイドに続く「即金払い」という新しい仕組み、デビットカードが意外に面白い

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最近、世間ではApple Payのような電子決済が話題になることが多いです。しかし、地味に国内でもデビットカードが普及しつつあります。デビットカードによる支払方法は、世界ではよく活用されていますが、国内ではほとんど知られていません。

ザックリとその違いを説明すると

  • プリペイド(先払い・電子マネーなど)
  • ポストペイド(後払い・クレジットカードなど)
  • デビットカード(即時払い)

といった位置づけとなります。
今日は、デビットカードの支払いのしくみと、メリット・デメリットについてまとめます。

デビットカードを使った即時払い

デビットカードは、先払いでも後払いでもない、「即時払い」の決済方法です。クレジットカードやプリペイドカードと同じように、店員さんにカードを渡すことで支払いがおこなえます。

店員さんに手渡したカードで支払いができるので、現金がいりません。では、商品の代金はいつ請求されるのかというと、カードを切った瞬間に、銀行口座から引落されます。これが、デビットカード特有の「即時払い」です。

■プリペイド(先払い)
先にチャージをしておき、チャージ金額の範囲内で買い物ができます。
一部ではオートチャージの機能もありますが、基本的にはチャージ分を使い切ると残高不足となり、再チャージが必要です。楽天EdyやWAON、Suicaのような電子マネーに多く見られる支払方法です。

■ポストペイド(後払い)
その場でお金を持っていなくても、商品を先に入手し、代金は後から請求される仕組みです。
いわゆる「つけ払い」です。広義には「一時的な借金」とも言えるため、利用には与信(信用)が必要となります。ポストペイドの代表例はクレジットカードです。

■デビットカード(即時払い)
クレジットカードと同じく、現金を持っていなくても商品を購入できます。
カードを切った瞬間に、その代金が銀行口座から引き落とされる仕組みです。
銀行口座残高の範囲内で利用でき、チャージ等は不要です。
また、即時決済なので「借金」にはなりません。

デビットカードは主に銀行が発行しています。使ったその場で、銀行口座から引き落としされるため、銀行口座と紐づいているのが特徴です。引き落とし手数料は無料です。10円、100円程度の小額支払いでも、カードでサクッと支払えるのがメリットです。

最も普及率が高いのは、VISAが発行している「VISAデビット」です。VISAマークのあるお店なら、ネットショップを含めて原則どこでも使えます。コンビニでもレストランでも、ほとんどの場所で使えるので安心です。デビットカードの多くが、VISAと銀行の提携によって発行されています。

メリット

審査不要で持てます

デビットカードの一番のメリットは審査不要で持てることです。前述の通り、デビットカードはつけ払い(借金)ではありません。よって与信(信用)を必要としないため、原則として審査不要で誰でも持つことができます。

多くの銀行が、満15歳以上からデビットカードの発行を可能としています。クレジットカードは18歳以上(高校生除く)でなければ持てませんよね。

なぜ審査不要で15歳から持てるのかというと、デビットカードは「銀行口座残高の範囲内でしか使えないから」です。銀行口座に1万円入っていたら、利用限度額は1万円、口座に100万円入ってたら限度額は100万円です。すでに持っているお金の範囲でしか使えないので、いわゆる「クレジットカード破産」みたいなことは起こりません。

「借金は絶対に嫌」という人や、「クレジットカードは使い過ぎないか心配」という方にとって、デビットカードは良い選択肢だと思います。

  • 未成年だけどカード払いがしたい
  • 何らかの理由でクレジットカードが作れない
  • 借金は絶対にしたくない

このような方にとって、利用メリットが大きいカードだと思います。

銀行口座を財布に入れて持ち歩く

デビットカードは、「銀行口座を財布に入れて持ち歩く」ような感覚です。

現金で商品を買うまでの流れはこのような感じです。
まず、給料が銀行口座に振り込まれます。ATMから現金を引き出して財布に入れます。お店に行って商品を店員さんに渡し、財布から現金を取り出して支払いを終えます。

一方で、デビットカードの場合はどうでしょうか。
お店に行って店員さんに商品とカードを渡すだけで支払いは終わります。

ここでどのようなメリットがあるかというと、

  • ATMに並ぶ必要がない
  • ATM手数料を払う必要がない
  • 財布から小銭を探す必要がない

といった3つの利点があります。
最近は消費税増税の影響もあって、お会計で中途半端な金額を言われることが多いです。会計で「137円です」とか言われると、小銭を探すのが大変で、レジの後ろに並んでいる人を待たせてしまいます。。。

デビットカードを活用することで、ATMに並ぶ時間、財布から小銭を探す時間が節約できます。さらにATM手数料も節約できます。
時間とお金を節約することで、スマートなライフスタイルを実現できますよね。

「財布に銀行口座を入れて持ち歩く」というと、カードの紛失や不正利用の心配があります。しかし、デビットカードの多くは、不正利用時の保障をしっかりと用意しているので、安心です。すでに、ジャパンネット銀行ではすべてのキャッシュカードにVISAデビット機能を搭載しており、現在はデビット機能付きキャッシュカードしか発行していません。それくらい安全面には配慮されているということです。

家計の管理がしやすい

デビットカードの3つめのメリットは、家計の管理がしやすいことです。

あなたは、日常生活で買い物をするときにレシートをもらいますか?
レシートがなければ家計管理は難しいです。しかし、レシートをもらって保管しておくのは、正直面倒です。。。

このような場合でも、デビットカードを使っておくと、「いつどこでいくら使ったか?」は支払いごとに記録されます。支払いが終わったらすぐ、スマホから明細が閲覧できます。「いつどこでいくら使ったか?」を覚えておく必要がないので、お金の管理がしやすいです。

デメリット

ポイント還元率はクレカより悪い

デビットカードの中には、利用金額に応じてポイントが貯まるものもあります。しかし、ポイント還元率は決してお得と言えるレベルではなく、クレジットカードと比較するとかなり劣ります。クレジットカードでポイント還元率が高いものだと、利用額の2%とか3%にになりますが、デビットカードの場合は利用金額の0.5%~1%程度です。

デビットカードのポイント還元は、あくまでも「おまけ」程度に考えておいたほうが良いと思います。

年会費が有料のカードも

ポイント還元率と同じく、デビットカードはクレジットカードよりも特典がありません。クレジットカードは、すでに年会費無料のものがかなり普及しています。しかし、デビットカードは年会費がかかってしまうカードも結構あります。

もちろん、年会費無料のデビットカードも多いです。例えば、先ほど取り上げたジャパンネット銀行のデビットカードは、キャッシュカードと一体型となっており、もちろん年会費はかかりません。

銀行口座と紐づく

前述しましたが、デビットカードは銀行口座との結び付けて使います。
つまり、「ジャパンネット銀行のデビットカードを使って、楽天銀行の口座から引き落とす」といったことができません。

現在メインで使っている口座が三菱東京UFJ銀行の場合、必然的に三菱東京UFJ-VISAデビットを使う形となります。クレジットカードの場合は、カード会社と引き落とし口座は完全に分離されているのですが、デビットカードは「特定の銀行に支払い口座を囲い込まれる」といった側面があります。

これは大きなデメリットではありませんが、クレジットカードと比較して、選択肢の幅は狭まってしまいます。

いかがでしたか?

デビットカードの特徴について、簡単にご紹介しました。
私もデビットカードを使って買い物をすることがありますが、コンビニとかだとサクッと支払いが済むのでおすすめです。(コンビニでの小額支払いだと、カードをリーダーに通した瞬間にレシートが出てきて、とてつもなく早く支払いが終わります)

なんとなくですが、50円の買い物にクレジットカードを使うのって抵抗がありますよね?しかし、デビットカードの場合は現金の代わりとして、日常の支払いのために作られたカードなので、50円の買い物にでも気軽に使える文化があります。

最近は、電子マネーやおサイフケータイなど、支払方法も多様化しています。日本ではあまり人気がないデビットカードですが、支払いの選択肢の一つとして、検討してみてはいかがでしょうか?

(書いた人:川原裕也

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