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お土産にもぴったり!富山出身者が毎回買って帰る人気のお菓子・日用品など20選

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2015年3月14日に北陸新幹線が開業。

今まで以上に多くの人が富山に訪れると思いますが、観光へ訪れてくれた人におすすめしたい、県出身者の私が帰省ごとに自分用やお土産として買って帰る定番商品をまとめてみました。

お土産選びの参考になれば幸いです。
もちろん県出身としては、県外の人に配る「お土産」も富山県PRに一役買ってくれる商品を選びたい所ですね。

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和菓子・洋菓子

林盛堂「おわら玉天(たまてん)」、柳澤屋「玉風味(たまふうみ)」

卵白を泡立ててメレンゲを作り、寒天と砂糖を加えて固め、表面に黄身をぬって焼き上げた和菓子です。
外はこんがりと固く、中はふんわり甘く優しい、2つの食感が味わえます。

林盛堂の「おわら玉天(たまてん)」と、柳澤屋の「玉風味(たまふうみ)」は形に違いはほとんどありませんが、微妙に味が異なります。

【おわら玉天】6個入り800円
全体的にほわっほわで柔らかい。甘みが強い(昔はもう少しあっさりしていましたが……)。
パッケージにおわらのイラストがあり、富山土産っぽい。
結構甘いので、そのまま食べる分には1個で充分。濃いお茶との相性が良い。

【玉風味】6個入り700円
黄身の風味が強い。皮や中身の部分がしっかり固め。あっさりとした甘み。
お茶菓子ではなく、そのまま2~3個食べる時は玉風味がおすすめ。

私はこのお菓子が大好きで、自分用のお土産に良く買うのですが、見つけた方を買うので、商品名はあまり意識していません。どちらかと言うと「玉風味」の方が見かける率が高いかも。

どちらも平等に美味しいので、2種類買ってみて食べ比べをしても良いかもしれません。

林盛堂本店 おわら玉天 商品ページ
商品のご案内 - 柳澤屋

富山干柿

冬季限定の富山土産としては「富山干柿」が何を差し置いてもおすすめ。

柔らかすぎず、硬すぎずの絶妙なバランスで、手でさきやすく、食べやすく、歯が弱いお年寄りでも問題なく食べられます。
干し柿には「固くて食べにくくて美味しくない」というイメージがあったのですが、富山干柿を食べたら一度にファンになりました。

販売時期は毎年12月上旬~2月上旬の2ヶ月に限定されており、サイズによっては1月で完売することも珍しく無いので見つけた時に買ってみて下さい。
お土産コーナーだけではなく、地元のスーパーに行けば箱積みになって置いてあります。

富山干柿のサイズにはL~4Lがあり、1箱あたりに入っている干し柿の個数が異なります。
大きさによって味が変わることもないのですが「1箱あたりの値段が安くて数多く食べたい」という時は、Lや2Lが向いています。

箱のサイズがなかなか大きいので、スーツケースに入れて持って帰るか、自宅に郵送するのが無難だと思います。

富山干柿の賞味期限は約3ヶ月ですが、固くてカラカラの干し柿とは異なり適度に水分が含まれているので、常温で長期間置いておくと傷みやすいです。
食べ切れない分は冷凍庫に入れて、食べたい時に自然解凍すれば、2ヶ月だけではなく年中食べられます。

ちなみに富山の干し柿としては、毎年10月下旬~11月下旬に発売される富山あんぽ柿もあります。富山干柿と比べて、柔らかくてジューシーな味わいが特徴的です。

【干し柿】富山干柿・富山あんぽ柿|富山干柿出荷組合連合会

鈴木亭「富山セントラム羊羹」

白インゲンと小豆で立山杉の木目を表現した「杢目羊羹(もくめようかん)」で有名な鈴木亭ですが、今回紹介するのは「富山セントラム羊羹」です。

セントラムとは富山市内を走る路面電車のこと。
各セントラムの車体がデザインされたパッケージに、胡麻羊羹・杢目羊羹・黒砂糖羊羹が1本ずつ入っています。

「切るのが面倒」と敬遠されがちな羊羹ですが、おやつや茶うけにちょうど良い、片手でも食べやすいサイズになっています。

電車好きの知人に渡した所、非常に面白がられたので、鉄道ファンへのお土産にピッタリ。
富山市中心街マップも同梱しているので、富山PRにも使えます。

1箱885円。賞味期限は常温で4ヶ月。

セントラム羊羹 - 鈴木亭

竹林堂「酒饅頭」

酒粕の生地に練り上げたあんこを包んだ、甘酒まんじゅうです。1個140円。

富山では毎年6月1日に酒饅頭を食べると年中無病息災で過ごせる「朔日饅頭(ついたちまんじゅう)」として有名。

伝統的な製法で作られているので、買って1日で固くなり、独特の酸味が強くなります。

柔らかい時はそのまま食べても美味しいのですが、固くなった時は酒饅頭を水でちょっと濡らした後、ラップをかけて電子レンジで30~40秒加熱。またはオーブントースターでちょっと焦げ目が付くまで焼くと、また違った味で楽しめます。

子どもの時はあまり美味しさを感じられなかったのですが、今は「なかなか美味しい故郷の味」になりました。

賞味期限は冬期で4~5日、夏期で2~3日と、結構短め。
食べ切れない場合は冷凍して、食べたい時に電子レンジで解凍後、オーブントースターで表面が色付くまで焼くと美味しく食べられます。

甘酒まんじゅう - 甘酒まんじゅう本舗竹林堂

石谷もちや「あやめ団子」

あやめ団子とは、お団子に黒砂糖の蜜をからめたお団子のこと。
スーパーへ行けばみたらし団子の隣に置いてあるくらいメジャーな存在ですが、富山以外であまり見かけたことが無いです。

名古屋にもあやめ団子がありますが、団子にこしあんが付いているので、富山とは全く異なり、京都の「黒みつだんご」には似ていますが、きな粉をかけて食べません。

石谷もちやのあやめ団子は、富山県産の餅米と上新粉をブレンドしたお団子と、沖縄産の黒砂糖の蜜の加減が絶妙に美味しいです。
一本98円。すぐに固くなってしまうので、小腹が空いた時のおやつや、車内で食べる自分用のお土産に向いています。

あやめ団子 - 石谷もちや

月世界本舗「月世界」

卵と和三盆、白双糖、寒天を使った口溶けが良い干菓子。
創業当時から120年以上続く、県内外にファンも多い富山の代表的な銘菓の一つです。

食べた時、干菓子独特の歯ごたえはあるのですが、その後、口の中で「そっ」と溶けてしまう、不思議な食感が何とも言えません。

味はなかなか甘く単品で食べると言うよりも、お茶菓子として濃い目にいれた日本茶やコーヒーと一緒に食べるとちょうど良いバランスになります。

1本あたり1包(月世界が2個入り)×4個。1本あたり420円。日持ちは1ヶ月。
干菓子なので箱に入っていても非常に軽く「お土産を重い思いして持って帰りたくない」という人にもおすすめです。

月世界 - 月世界本舗

ささら屋「しろえび紀行」

「富山湾の宝石」とも言われるしろえびは、上品で淡白な味わいが特徴。
玉ねぎと一緒にかき揚げにしたり、お寿司の軍艦巻きとして食べたりすることが多いのですが、お菓子だと「せんべい」に良く使われます。

その中でも美味しくての定番なのが、ささら屋のしろえび紀行。
しろえびの薄焼きせんべいで、絶妙な塩加減としろえびの良い味で食べだしたら本当に止まらないです。

「富山湾の蒼玉(サファイア)」と言われるホタルイカを使用した「ほたるいか紀行」のセットもあります。

賞味期限は製造日から120日。
11袋(1袋2枚)入りで540円が手頃な価格ですが、箱入り(17袋入り864円~)の方が割れる心配も無くて安心です。

しろえび紀行 - ささら屋

富山方言ハートせんべい

何かと世間を賑わす富山の方言が書かれたおせんべい。
「きのどくな(濃厚醤油)、だいてやる(唐辛子)、つかえん(黒胡椒)」の3種類の味があります。

ネタ系お土産にも見えますが、せんべいに非常にうるさい人にあげても「美味しかった。また食べたい」と言われたので、インパクトと味は非常に抜群です。
「何か面白いものをお土産にしたい」時に最適な、ひねりの効いた一品では無いでしょうか。

1枚153円+税。箱詰めはされていないので、持ち運びに注意して下さい。

ご当地お菓子のご紹介 有限会社イシダ

リブラン「甘金丹(かんこんたん)」

ふわっふわでキメが細かいスポンジに、やわらかいカスタードクリームが入ったスチームケーキ。
「リブランと言えば甘金丹」「富山のお菓子と言えば甘金丹」と言う人も多いくらい、代表的な銘菓の一つです。

富山は「売薬」が昔から有名ですが、その売薬のパッケージを感じさせるレトロな包装もまた素敵。
8個入りで1,296円。日持ちは約10日間。

仙台銘菓の「萩の月」と似ていますが、クリーム具合が異なり、より洋菓子的な味わいになっています。
あっさりとした味わいで「ミルクっぽいのが苦手」と言う人以外は、子どもからお年寄りまで誰でも美味しく食べられます。

何十にも折り重なったパイ生地の中に、あっさりした小豆が入っている「富也萬(とやまん)」も人気。
甘金丹と富也萬の詰め合わせは、人から頂いたり、自分用のお土産で買ったりします。ただし富也萬はボロボロとパイ生地がはがれやすいので、持ち運びと食べる時に注意です。

甘金丹 8個入 - リブラン

サクラスイーツ「イチジクとゴマのサブレ」

県産のコシヒカリ米粉、八尾町の有機栽培無農薬ごま、富山湾の海洋深層水の塩味、と富山の食材を使った「イチジクとゴマのサブレ」。
イチジクとゴマのプチプチとした食感と、しっとり香ばしい素朴な味が人気です。

パッケージが滅茶苦茶可愛くて、女の子からのウケが良いです。

ギフト用は色々とありますが、個人的におすすめしたいのが「お世話になっております」「ちょっとしたきもちです」「ありがとうございます」「おめでとうございます」と、パッケージにメッセージが書かれたサブレ2枚入り。

値段が280円のお手頃価格で「ほんのちょっとしたプレゼントを渡したい」「お土産を渡す時に、もう一つ何か付けたい」という時、便利に使えます。

「もう少し量が欲しい」という人は、サブレ封筒タイプ(小サブレ6枚入り)や10枚入り(1,100円)~60枚入り(6,600円)もあります。
賞味期限は約60日と長いので、すぐには会わない人へのお土産としてもOKです。

ちなみにサクラスイーツのチーズケーキは、良く雑誌やテレビで紹介されている人気の贈り物なので、手土産としては、そちらも合わせておすすめします。

イチジクとゴマのサブレ - サクラスイーツ

お酒・おつまみ

吉乃友酒造「よしのとも純・特選」

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富山は米どころで水どころなので、美味しい日本酒の産地でもあります。

富山の日本酒として県外でも手に入りやすく有名なのが、立山酒造の「立山」ですが、結構辛口なので私は苦手……。
口当たり良くが良くて、飲みやすくスッキリとした味わいが特徴で、熱燗にすると特に美味しいのが、吉乃友酒造「よしのとも純・特選」です。

アルコール度数は15度。お酒は好きだけど全く飲めない私は、人に振る舞う時以外は、料理酒として使っています。
ぶり大根を作る時に使うと、良い具合に仕上がってくれるので、特に美味しく煮物や煮魚を作りたい時は欠かせません。
一瓶720ml入りで1,300円。

梅かま「うず巻かまぼこ」

富山のかまぼこと言えば、ぐるぐると渦を巻いた「うず巻かまぼこ」です。

味に関しては板付きかまぼこと変わりはしませんが、やはり見た目の華やかさが違います。

赤色の薄皮のうずまきかまぼこは「赤巻」、昆布を巻いたものは「昆布巻きかまぼこ」と呼ばれます。

赤巻は手頃な厚さに切ってオーブントースターで焦げ目が付くまで焼き、しょう油をちょっと掛けて食べると美味しいです。他には卵とじや煮物、炒め物などにも使われます。
昆布巻きは加熱せず、ワサビしょう油をつけて食べることが多いです。昆布の食感がなかなか独特で、赤巻と比べて食べ慣れないかもしれません。

賞味期限は要冷蔵で約20日。
1本約300円~600円で、近所のスーパーでも購入できます。

黒作り

黒作りはイカの塩辛にイカ墨を混ぜた富山の郷土料理。

イカの塩辛には独特の「イカの塩辛臭」がありますが、黒作りの場合はイカ墨効果であまり感じず、食べやすいです。

そのまま食べると塩辛いので日本酒をちびちび飲みながら食べたり、ご飯や冷奴の上に乗っけたり、イカスミパスタに使ったりと、色々な食事に使えます。
黒作りがあればご飯2~3杯は軽く食べられます。

普段食べる分にはプラスチック容器に入っているので構わないのですが、お土産としては瓶入りタイプだと持ち運びが安心です。要冷蔵。

ホタルイカの素干し

富山湾でしかほとんど獲れないホタルイカを使った素干しは、噛むとじんわりとしたホタルイカの味が口の中に広がって美味しい一品。

生のグニグニとした食感が苦手な人でも、素干しになると、イカの干物のような感じで食べやすくなります。
全国でも珍しい乾き物だと思うので、お酒好きな人へのお土産としても最適です。

雑貨・日用品

ナガエ「コリネット」

見ただけでは何に使うか、さっぱり分かりませんが、実はアルミニウムで作られた「ツボ押し」です。

「富山プロダクトデザインコンペティション2011」のグランプリ作品を商品化。

肩こりや身体の疲れが気になる時に、肩や首筋に押し付けたり、ふくらはぎをマッサージしたり、足で踏んづけたりと、様々な部位に使えます。
マッサージオイルを併用すれば、リラックス効果も高まります。

一つ約2,000円。
お土産としては、なかなか良いお値段するので、自分用に旅の記念品として購入したり、大切な誰かのプレゼントにしたりが向いています。

実際に誕生日プレゼントとして人に渡しましたが、自分用にも欲しいなと思っています。

SEMPRE.JP collinette(コリネット)

嶋田工芸「健康にぎり玉つぼ押し」「健康つぼ押し棒」

「凝っている部分を集中的にほぐしたい」という時は、嶋田工芸「健康にぎり玉つぼ押し」「健康つぼ押し棒」がおすすめ。

挽物木地(ひきものきじ)で有名な砺波市庄川町で生産されており、健康にぎり玉つぼ押しは990円。健康つぼ押し棒は1,250円。
どちらもツボ押しに特化したデザインですが、個人的にはつぼ押し棒の方が持ちやすくて使いやすいように感じました。

ケヤキ、ジンダイケヤキ、ベニシタン、ヒノキ、エンジュの5種類あり、触り心地やニオイ、見た目で自分のつぼ押しが選べます。

私の部屋「ヘチマスキンローション」

へちま化粧水は数多くありますが、エッセイや逸品紹介で度々取り上げられているのが、私の部屋「ヘチマスキンローション」。

富山県射水市へちまの里の無農薬ヘチマ水を100%使用。添加物が一切入っておらず、グリセリン、精製水なども無し。
アイパックや化粧水として使用でき、乾燥肌や敏感肌の人におすすめです。

ヘチマスキンローション・私の部屋 - ネオナチュラル

売薬

富山県民としては馴染み深い売薬でも、県外の人からは「何これ、始めて見た」と良く言われます。
 
薬をお土産にするのは、あまり無いことだと思いますが「実用性が高いお土産」のNo.1では無いでしょうか。
レトロなパッケージがまた良い感じです。

「何を買えば良いか分からない」を解消する手助けとして、私が具合が悪くなった時に、良く飲んでいる薬を紹介します。

赤玉はら薬……下痢、食あたり、はき下し、下り腹など「今すぐお腹が痛いのを何とかしたい」時に飲む。
熊膽圓(くまのい)……消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、整腸など「何か胃やお腹の調子が悪い」時に飲む。
ネオ眞治(ねおしんじ)……風邪の諸症状を緩和する、生薬配合の総合風邪薬。ルル的なもの。
ズバリ……頭痛・歯痛・神経痛・生理痛に効く痛み止め。

いかがでしたか?

北陸新幹線開通に向けて、様々な新しいお土産が色々と登場していると思いますが、今回は定番商品とちょっと変わったものを中心に紹介しました。

今回紹介した商品はとやま駅特選館(JR富山駅近く、2015年3月13日で営業終了)や、物産センター富山(富山駅前CICビル5FのいきいきKAN内)、道の駅、スーパー、大型商業施設(大和、ファボーレ、イオンモール高岡など)などで購入できます。

他にも色々な名産、特産品がありますので、富山を訪れた際に是非とも色々と買ってみて下さい。

帰郷時の持ち物チェックリストはこちら。
blog.qooton.co.jp

(書いた人:昼時かをる)

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