「健康や美容の為にサプリメントを毎日飲もう」「頂き物のお茶を消費する為に、お湯を沸かしてお茶を飲む習慣をつけよう」と思っても、なかなか続かない……という経験はありませんか。
自分にとって「絶対にする必要がある」という行動ではないと、新しい習慣を身に付けるのは、なかなか難しい所です。
続かない理由を改善して、確実に習慣を身に付ける為の方法をまとめました。
最初にお金をかける
例えば「今日からランニングを始める」という場合、ランニングシューズやウエアを買い揃えた状態で開始すると「買った分は走らないと勿体無い」と気持ちが働いて、何もないラフな状態から始めるよりも継続がしやすくなります。
意外と「形から入る」「お金をかける」と習慣化に繋がりやすい。
サプリメントを飲む習慣付けは「水を入れるコップ、サプリメントを入れる専用容器」、お茶を飲む習慣付けは「お湯を沸かす電気ケトルやヤカン、ピッチャーやティーポット、コップ」など。
最初にお金をかけることで、「続けないともったいない」と思うようになり、習慣化する動機付けを強化します。
「毎回の面倒さ」を事前に済ませておく
習慣が続かない理由の一つには「毎回、それをするのに面倒さを感じる」があります。
言うなれば一回だけ面倒なことを済ませてしまえば、後は面倒さを感じずに済む訳なので、意欲のある初回に全部やっておくと、習慣化を阻害しません。
○1回に飲むサプリメントの数を数えるのが面倒
改善策:1回分に飲むサプリメントの数を2~3粒の小分けにしておく
○繋がっている個包装を毎回切り離すのが面倒
改善策:最初に全部の個包装を一つ一つ切り離しておく
○毎回、茶葉の量を計ってお茶を淹れるのが面倒
改善策:一回分の茶葉をお茶パックに入れた物を大量に作ってみる
収納、置き場所を工夫する
習慣を身につけるには視覚を意識することも大切です。
「習慣化する為に最適な場所に置く」「可視化できるよう、すぐ見える場所に置く」。
例えば「サプリメントを毎日飲む習慣をつけたい」という場合、サプリメントの置き場所はどこが良いのでしょうか。
私が出した結論は「洗面台にある収納棚の一角」。
この場所ならばサプリメントを飲む為に必要な水やコップが揃っているし、既に習慣化されている「歯磨き」の後に、サプリメントを飲めるので便利でした。
以前は「自室の小物入れの片隅」という、サプリメントを飲むのと全く関係ない場所だった為、全くサプリメントが減らなかったのですが、置き場所を変えたことで「あぁ飲まないとな」と、習慣化には至らないまでも意識的に飲むようになりました。
「お茶を飲む」の場合は、ピッチャーと茶葉の収納場所をひとまとめにして、普段から目に留まる所に置くなど。
中身が見えるようにする
収納、置き場所で存在を可視化だけではなく「中身も可視化」すると、かなり効果がありました。
例えばお茶やサプリメントを、透明なビンや袋に移し替えてみる。
元々サプリメントやお茶は保存の為にも「中が見えない」状態で入っていることが多いのですが、中身が見えることで存在を意識しやすく「まだ沢山あるから、早めに飲み切ってしまおう」という気持ちが生まれやすくなります。
中身を収納する容器は自分にとって使いやすいものを選ぶことが大切です。
「フタの開け閉めがしにくい」「置き場所に困る」など、使いにくさを感じてしまうと、面倒に感じる→飲まないに繋がってしまいます。
既にある習慣に組み込む
一度身に付いた習慣は自分で意識しなくても行動してくれるので「新しい習慣を追加しよう」と思った時は、既にある習慣に組み込むと習慣化しやすくなります。
例えば「お湯を沸かす(お茶を飲む習慣を身に付ける為)」、「サプリメントを飲む」と近い、普段自分が実践している習慣を見付けて、それに紐付けてみる。
【お湯を沸かす】
- 食事を作る為に、台所に立つ
- 食器を洗って、台所を綺麗にする
【サプリメントを飲む】
- 顔や手を洗う
- 歯磨きをする
- 家に帰った後、うがい手洗いをする
- ご飯を食べる
最後に
「何か習慣を身に付けたい」と思った時は、中身を見えるようにして「普段から目につく」場所に収納して、既に習慣化していることと組み合わせるのが効果的です。
今回はサプリメントやお茶を飲む習慣を身に付ける方法として紹介しましたが、他の習慣を身に付けたい時にも役に立つと思います。
(書いた人:昼時かをる)
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