読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クートンブログ

日常のヒントをあなたに - 株式会社クートン

京阪電鉄グループの100%オーガニック野菜の宅配業者が120%凄かった件について

生活のヒント 健康 野菜を食べる男

f:id:qooton:20150715230816j:plain

美味しい野菜が食べたいと思い、最近話題になっている「野菜宅配サービス」をいろいろ試しています。今回お試しセットを注文したのは、「ビオ・マルシェ」という宅配業者さん。

しかも、この業者が取り扱っている野菜はすべて、「有機野菜(オーガニック野菜)」です。今回、配達予定日を変更してもらうために本社に電話をかけたのですが、まず最初に「100%オーガニック野菜のビオ・マルシェです!」と言われた時はビックリしてしまいました。。

しかし、その「とてつもないこだわり」は、ただの序章にすぎませんでした。

ビオ・マルシェは、電話応対はすごく良かったですし、配送員の方も親しみやすい女性の方だったので、ついでにいろんなことを聞いちゃいました。

1,000円で8品目の有機野菜が届く

f:id:qooton:20150715232603j:plain

ビオ・マルシェの有機野菜は1,000円(送料無料・代引き引き換え)で8品目の野菜が入っています。これらがすべて有機農産物であることを考えると、他の野菜宅配業者と比較しても、最もお買い得感は大きいんじゃないかと思います。

今回私が受け取ったのは以下の野菜です。

  • じゃがいも
  • 赤玉ねぎ
  • 長いも
  • ごぼう
  • 青ねぎ
  • 小松菜
  • つるむらさき
  • きゅうり5本
  • ズッキーニ
  • パセリ

あれ?10品目も入ってる??
1品目の量がそれなりにあるので、一人暮らしの私にとってはちょっと量が多かったかもです。

これまでに、いくつかの野菜宅配のお試しセットを注文してきましたが、これだけバリエーションのある有機野菜が楽しめるのは、初めてです。大抵、届いたセットの中に有機野菜は2品か3品程度しか入っていないのが普通なので、これは驚きました。

ちなみに、有機農産物は国内生産の0.24%しかないらしく、そのうち10%がビオ・マルシェの畑で栽培されているのだそうです。

じゃがいも

f:id:qooton:20150715213407j:plain

このじゃがいもは、「吾妻旬菜」という農家が作っています。小さなサイズのじゃがいもで、転換期間中のみ有機栽培されたものだそう。

私は一人前に野菜セットとか頼んでいるのに、料理のレパートリーがほとんどありません。。ということで、検討した結果、このじゃがいもをみそ汁に入れて食べることに決めました。(前回紹介した、らでぃっしゅぼーやのみそ汁が余ってたんです)

みそ汁に入れて食べてみた結果、これまで食べた中で、このじゃがいもは最上級に美味しかったです。お世辞抜きで「美味しい!」と思えたじゃがいもはこれが初めて、それくらいインパクトのある味でした。

嘘だと思った方は、騙されたと思って1,000円だけ払ってお試しセットを買ってみてください。私へのクレームが一つもこない自信があります。

ということで、このじゃがいもは、実はこのおじさんが作っています。
実際問題、有機野菜とか無農薬野菜を謳っていても、実はそうではないケースがあるとかないとか。。。その点、吾妻旬菜さんのように「生産者の顔が見える」というのはやはり安心できます。

パセリ

f:id:qooton:20150715214705j:plain

こちらのパセリはも有機栽培です。「塩尻有機栽培研究会」という長野県の農家が作った野菜です。

ただ、パセリってどうやって料理したらいいの…
って思って、現在はまだ冷蔵庫の中で眠っています。

誰かパセリの美味しい食べ方教えてください。

赤玉ねぎ

f:id:qooton:20150715214512j:plain

赤玉ねぎは、小さいものがひとつだけ入っていました。こちらは兵庫県の「うずしお」というところが作った野菜。全国ではどうかわからないのですが、淡路島の玉ねぎは、大阪のスーパーではよく見かけます。

そんな「うずしお」さんの詳細ページがこちら。

長いも

f:id:qooton:20150715223834j:plain

この有機長いもは、パッケージに密封されて届きました。生産者は、「あおもり南部有機野菜組合」です。ビオ・マルシェは主に西日本の野菜が中心なので、青森からのお取り寄せは、今回のセットの中では少し珍しい存在です。

きゅうり5本

f:id:qooton:20150715224609j:plain

赤玉ねぎ、長いもが一本ずつだったのに、なぜかきゅうりは5本もw
浅漬にでもして食べようと思います。

このきゅうりは、一本そのまま丸かじりしてみましたが、悪くない味でした。以前、大地を守る会のお試しにもきゅうりが入っていたのですが、個人的にはこちらの方が美味しかったかな?という感じ。

ただ、このきゅうりの丸かじり。宮崎映画の「トトロ」で、サツキとメイがかじっている味とは程遠かったので、やっぱり浅漬にして食べることにします。

ズッキーニ

f:id:qooton:20150715225007j:plain

えらく太いきゅうりが一本混じってるなと思ったら、ズッキーニでした。こちらは、長野県の吉沢文隆さんという方が作っている有機栽培のズッキーニ。

小松菜

f:id:qooton:20150715225146j:plain

有機野菜の宅配サービスのお試しを頼むと100%の確率で小松菜がはいっています。(理由はよくわかりません)
味の違いは、正直言うと比較できないレベルなのですが、みそ汁に入れて食べると美味しかったです。

青ねぎ

f:id:qooton:20150715225333j:plain

この青ねぎも、有機栽培で作られたもの。あえて触れていませんが、今回紹介している野菜はすべて、有機栽培で作られていて、商品名の前には「有機」と付いています。

これは有機青ねぎです。

つるむらさき

f:id:qooton:20150715225538j:plain

こちらは、大阪の「原田ふぁーむ」が作ったつるむらさき。私はこれまで、つるむらさきという野菜を知らなかったのですが、すごく栄養価が高い緑黄色野菜のようです。

ビオ・マルシェの本社が大阪にあることに関連してか、定番の野菜セットのメニューのうち、いくつかは「原田ふぁーむ」さんが提供しています。

有機農業歴35年の超ベテラン。自分が美味しい野菜を食べたいという気持ちから、有機栽培を始めたと、動画でも語っています。↓このおじさんが超ベテランの生産者、原田さん。

Youtubeを確認してみたのですが、業界大手の「らでぃっしゅぼーや」や「おいしっくす」も、公式チャンネルで生産農者に直接インタビューしている動画はアップしていませんでした。こういった小さなところからも、ビオ・マルシェのこだわりがうかがえます。

ごぼう

f:id:qooton:20150715230414j:plain

そして最後が、宮崎県の霧島オーガニックで作られた、有機野菜のごぼうです。

以上10品目を、1,000円でいただくことができました。一個あたり100円ってありえない価格ですね。。なお、詳しい生産者情報は、こちらのページにすべて網羅されています。

配送員の方に聞いてみた

f:id:qooton:20150715232528j:plain

ビオ・マルシェは、自社便での配送エリアと、ヤマト便での配送エリアがあります。クートンが拠点を構える大阪は、自社便エリアなので、ビオ・マルシェの配送スタッフの方と直にコミュニケーションすることができました。

ていねいに説明してくださり、若くて愛想の良い女性の方だったので、ついでにいろいろ質問してみました。その内容をまとめたいと思います。

定期宅配なら送料はほとんど気にならない

ビオ・マルシェの自社便エリアは主に、大阪・名古屋・福岡などの営業所があるエリアです。自社便エリアはビオ・マルシェの配送スタッフが毎週、野菜セットを届けてくれます。しかも送料は無料です。

それ以外の地域は、ヤマトのクール便で届きます。野菜セットの定期購入をしている場合は、送料は1回あたり200円+税(月間850円程度)で、カタログ商品を単品注文すると、700円ぐらいの送料がかかります。

少し話がズレますが、ビオ・マルシェは入会時に預託金として2,000円がかかります。これは退会時に返金されるもので、生協と同じシステムです。また、年会費として毎年5,000円+税がかかります。

自社便エリアとヤマト便エリアに分かれるのは、業界大手のらでぃっしゅぼーやも同じです。また、らでぃっしゅぼーやも同じく年会費1,000円をとっていることからも、やはり業者側の「配送料」の負担がかなり厳しいんだと思います。

普通に考えて、毎週届く野菜セットがヤマトのクール便で1回200円+税ってありえないですからね。

お届け時の箱は回収される

前回、らでぃっしゅぼーやのお試しセットを注文した時は、「らでぃっしゅぼーや」のロゴマークが入ったダンボールに野菜が詰め込まれていました。(らでぃっしゅぼーやの場合、大阪はヤマト便エリア)

一方、ビオ・マルシェの場合は、発泡スチロール製の箱に入って届くのですが、これはその場でキチンと回収され、野菜のみが引き渡される仕組みです。(自社便エリアの場合)

こういったところでも、コストダウンがキチンと図られているんだなと感じました。定期便の配送曜日・時間帯も指定ができないのですが、宅配ボックスなどがあれば、ボックスへの配達もOKとのこと。この場合は後日、発泡スチロールの箱を回収するそうです。どうしても配送日・時間を指定したい場合は、自社便エリアでヤマト便を使うこともできます。

どんな人が注文してるのよ?

f:id:qooton:20150715234250j:plain

やっぱり気になるのが、「どんな人が注文してるのか?」ということです。配送員の方に聞くと、やはり食生活に気を配っている50代・60代の年配の方が多いとのこと。

私みたいな一人暮らし30代のお客はかなり珍しいってことはわかってましたよ。。。と思っていたのですが、20代一人暮らしの方でも、スポーツをしている過程で、体質改善のためにビオ・マルシェを活用している人がいるのだとか。

最近は健康志向の若い方も多いので、お客さんの年齢層は幅広いと、配送員の方は言ってました。

逆に、ビオ・マルシェを利用していたけど退会しちゃう理由としては、「金銭的な問題」が大きいとのこと。できれば続けたいけど、やっぱり毎週有機野菜を注文すると、家計をかなり圧迫します。

ただ、野菜だけを買う人や、野菜を買わずに調味料だけを単品購入することで、食卓の一部だけをオーガニック化している人も多いのだとか。

有機野菜は実際、作るのに手間がかかるので高くなってしまうのは仕方ありません。オイシックスのような上場企業の決算を見ても、「お客に高い商品を売りつけて業者が儲かっているわけではない」ことは明白です。また、「業者に高値で売りつけて農家が儲かっている」というのも間違い。

有機農産物は、出荷量と需要が小さいため、どうしても至る所でコストがかかってしまいます。良い商品を目指すがゆえのジレンマですね。

100%オーガニックで揃う業者は珍しい

私が、「いろいろな野菜セットを試してるところ」というと、配送員の方が自信をもって「100%オーガニックで揃うところは珍しい」とアピールしてくれました。

野菜宅配業界の大手と言えば、「オイシックス」や「らでぃっしゅぼーや」などですが、こういった業者と比較しても、たしかに100%オーガニックで販売しているところは珍しいです。

野菜も皮ごと食べれるんですよー」って言ってくれました。皮ごと食べれる野菜がどれかわからなかったので、私はちゃんと皮剥いて食べましたけどね!

ビオ・マルシェはどれくらい高いのか

f:id:qooton:20150715232400p:plain

ビオ・マルシェの注文方法は、「単品注文」と「野菜セット定期便」の2つに分かれます。主な利用方法は「定期便」です。

f:id:qooton:20150715234615p:plain

この野菜セットの定期便には4つの種類がありますが、ファミリー向けのセットで1回あたり2,300円+税です。

これが週一回届くので、一ヶ月あたりのお値段は9,200円+税。ただ、このセットで家族全員分の食事をまかなうのはちょっときつい量なので、100%オーガニックな食卓にしようと思ったら、野菜だけでこの値段の2倍~3倍ぐらいは必要かなと感じます。(その他に卵やお米なども必要)

と考えると、一般家庭ではすべての食事をオーガニックにするのは難しそうですが、生活の中に有機野菜を取り入れるという視点で考えると、悪くない価格かなと思います。

定期便は基本的に毎週とどきますが、もちろん都度キャンセルが可能なので、家計のサイフと相談しながら、有機栽培で作られたいろいろな野菜・果物を試していくことは、現実的にできそうです。

「有機野菜だから美味しい」わけではないと思いますが、野菜の宅配サービスはすべての商品がこだわり抜かれているので、高い分、素人でも味の違いがわかるほど美味しさを実感できるのは、事実です。

さいごに

f:id:qooton:20150715232257p:plain

この、ビオ・マルシェなんですが、2014年から京阪電鉄グループになっていました。(私の生まれは大阪府枚方市なので、京阪電車には愛着があります。)数年前には、NTTドコモが「らでぃっしゅぼーや」を買収した背景もあります。野菜の宅配サービスは大手事業者にとって都合が良いのでしょうか。

前回注文した、らでぃっしゅぼーやのお試しセットには、平飼い卵や豚ロース、バナナや納豆など様々な食品が入っていたのでテンションが上がりました。しかし、ビオ・マルシェはあくまでも「有機野菜」だけが届くので、ちょっと味気なかったかもしれません。

ただ、ビオ・マルシェもジュースやお菓子などの加工品、そして生活雑貨も多く扱っています。これらも、有機栽培を軸に作られたものばかりで、思わず手を出したくなってしまいます。。。

例えば、有機生乳を使ったアイスクリームとか、有機梅の入ったゼリーなど。ビオ・マルシェの扱っているオーガニック商品は、こちらのセレクトショップでも確認できます。

配送時にカタログをもらったのですが、内容も充実していて、「有機野菜を売る生協みたい」だと思いました。

ということで、個人的にはビオ・マルシェの野菜宅配は想像以上によかったと感じました。

有機野菜に興味のある方は、クートンが運営している「はじめての有機野菜と食材宅配」もチェックしてみてください。読みやすい文章を書くと評判の、クートンブログでもおなじみ「昼時かをる」さんが担当しているサイトです。

さて、次回はどの野菜セットを注文しようかなー。

(書いた人:川原裕也

「野菜を食べる男」では、安全な新鮮野菜を自宅に届けてくれる、野菜宅配サービスのレビューを中心に、美味しい野菜、健康的な食生活について考えます。毎日、口に入れるものだから、野菜にほんの少しのこだわりをもってみませんか。

野菜を食べる男