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【写真つき】DIYでここまでできる!カラーボックスのリメイク術3パターン

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カラーボックスはお手頃な価格で手に入り、片付けをするには便利な棚です。どのご家庭でも1台くらいはあるような定番商品となっています。

定番商品ではあるのですが、色の種類も限られてしまってインテリアに合わないことや、長く使っていると古めかしい雰囲気になってしまうことも・・・。
そんな時はDIYでカラーボックスのリメイクを試してみてはいかがでしょうか?

DIYを初めたいという気持ちがあっても「失敗したらどうしよう」「不器用だから」と不安に思ってしまい、なかなか踏み出せない方の最初の1歩としてもオススメです。

シンプルなカラーボックスに少し手を加えるだけで、イメージが大きく変わります。今回は、初心者の方でも簡単に失敗なく出来るカラーボックスリメイク術をご紹介します。

失敗しないカラーボックスのリメイク術

カラーボックスのイメージを簡単に変える方法は背板のリメイクです。背板は本体の溝に薄い板がはめこむ構造が多く、組みあがっているカラーボックスも片方の側板を外すことで簡単に取り外せます。

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背板を変えると劇的にオシャレ度がアップします。


背板に使う素材はマスキングテープ、布、壁紙・粘着シートです。この4アイテムがストレスなくDIYができる素材です。

マスキングテープ

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手軽で柄も豊富なマスキングテープ。
もし失敗しても、剥がして貼り直しができるので怖くありません。
幅広タイプのマスキングテープは広い面を早く仕上げることが出来ますが、貼る時にシワになることがあります。その場合は少し剥がしてシワを伸ばすように貼ってください。もしシワが直らない場合は新しく貼り直します。

幅広の場合は基準線に合わせてから、外側へ少しずつシワにならないように貼っていくと、きれいに貼ることができます。

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マスキングテープは幅も種類があるので、組み合わせてオリジナルの柄を作ることもできます。貼りながら楽しめるアイテムです。

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布は柄が豊富で質感も楽しむことができる素材です。マスキングテープに比べて厚みがあるので、背板に貼った際に柔らかい雰囲気を演出できます。


カラーボックスの背板に布を貼る場合は、まず布を背板のサイズよりも4㎝ほど大きめにカットします。
薄手の両面テープを背板の表面裏面の四方、表面の中央に貼ります。そして布が均等にはみ出すように表面に貼ります。裏側に折り返して両面テープで貼ります。角は重なりが大きくならないようにカットしてください。

布を折り返した方が背板を本体の溝にはめる時にシワになりづらくなります。

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壁紙

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最近は輸入壁紙も手に入りやすくなり、柄も豊富で広い面に貼りやすい素材です。布では扱っていないような柄が揃っているのが魅力的です。壁紙の中にはすでに裏面にのりが付いているのり付き壁紙も市販されています。(写真:レンガはのり無し壁紙 青はのり付き壁紙:ラタン柄は粘着シート)

背板に壁紙(のり無し)を貼る場合は表面の四方と中央に両面テープを貼ります。その上に壁紙を貼ります。この貼りつけ作業は慎重におこないます。一度壁紙を貼りつけてしまうと剥がすことが難しく、破れてしまう場合があるからです。

背板を裏返して余分な壁紙をカッターでカットします。この時、下を傷つけないように気をつけます。

粘着シート

粘着シートは、表面加工されているので、キッチンの扉や冷蔵庫など水周りに使うことができます。裏面に粘着がついているので、シールのように貼れます。そのまま裏紙を剥がして貼ることもできますが、幅広いタイプは貼り直しが大変です。

そこで水と中性洗剤を数滴垂らした霧拭きを用意します。貼る面に霧拭きをかけて、その上から貼っていくと貼り直しが簡単にできるようになります。タオルなどを使って外側に気泡を追い出すように貼っていきます。

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貼った後は背板を裏返して余分なシートをカッターで切り落としてください。

側面のリメイク

側面のリメイクは、背板が面積も狭く、初心者にはやりやすいです。カラーボックス全体のカラーや雰囲気を変えたい場合は、側面や棚板をリメイクしていきます。背板よりも面が広いのでその分手間がかかりますが、アレンジの幅が広がります。

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背板と同じようにマスキングテープや壁紙、粘着シートを使うことができます。他には塗装をする方法もあげられます。アンティーク調の仕上げや黒板用塗料など、塗装も幅広く対応してくれます。

カラーボックスに塗装はできるのか?という疑問を持っている方も少なからずいると思います。
答えは、塗装は可能です。ですが、ひと手間必要になります。

塗装(ペイント)について

実際に塗った面をご紹介します。
未処理の面と240番の紙やすりをかけた面、多用途プライマーを拭きつけ面に塗装しました。
乾燥後、未処理の面を布でこすると塗料が剥がれて下地が見えました。

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紙やすりで仕上げた面は布のこすり痕がつくほど強くこすりましたが、剥がれませんでした。多用途プライマー(製品名:ミッチャクロン)もこすった程度では剥がれませんでした。

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上記の結果からわかる通り、カラーボックスに下処理無しで塗装をすると剥がれやすいので必ず下処理が必要になります。

240番の紙やすりを板(かまぼこ板など)に巻き、全体的に表面にかけていきます。この作業が大変な場合は多用途プライマーを塗布して乾燥させてから塗装をする方法もあります。

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カラーボックスは紙やすりをかけるとすぐに表面が荒れるので、コストパフォーマンスを考えると紙やすりを使った方がお得です。

カラーボックスでも書棚のような大きくてヤスリがけが大変なものや、ウレタン塗装のような表面が固くてなかなかヤスリがかけられない家具の塗装には、多用途プライマーはオススメです。

カラーボックスを別の家具にリメイク

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カラーボックスを棚ではなく、ボックスベンチにリメイクします。作り方はとても簡単。
材料

  • スポンジ
  • 両面テープ

道具

  • タッカー

1.カラーボックスのサイズに合わせた板とスポンジを用意します。板はホームセンターで手に入ります。たくさんの種類がありますが、厚さ15㎜くらいのランバーコアという板がベニヤ板よりも軽いのでオススメです。
板のカットはホームセンターのカットサービスを利用します。

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2.板の上に両面テープを貼ってスポンジを貼りつけます。四方と真ん中に貼って、スポンジがずれないようにします。

3.布を裏面を上に敷き、その上にスポンジ面を下にした板をのせます。そして布を折り込み、裏側からタッカーで留めます。

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カラーボックスの上にのせて、完成です。

たっぷり収納ができるベンチボックスができました。

側面リメイク

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座面に布を貼って、さらにもう一歩、カラーボックスの側面をリメイクします。
表面に粘着シートと両面テープで木を貼りつけます。木はネジを使うとさらに丈夫に取り付けることができます。

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これでカラーボックスには見えないベンチのリメイクが完成です。

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シンプルなカラーボックスに少し手を加えるとオリジナルの家具にリメイクすることができます。柄や素材、色も豊富なので、材料選びから楽しんでもらえればと思います。

材料選びに時間がかかったとしても自分のペースでおこなえるのもDIYの魅力の一つです。無理せずアイディアを楽しみながら、DIYにチャレンジしてみてください。

(書いた人:ばんちか工房 番匠智香子

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