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長期不在時の観葉植物の水やりってどうしよう?旅行や帰省、出張へ出かける前にする5通りの対策

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出張や旅行、帰省など、自宅を長期的に留守にする機会があると、心配になるのが「観葉植物の水やり」。 

特に夏場は2~3日間ほど放ったらかしにしていると、土はカラカラ、葉はしおれてしまい、気付いた時に慌てて水をあげることも……。

「誰かに水やりを頼むほどではなく、大掛かりな装置は導入できないけど、大切な植物は枯らしたくない」という時に、利用してみたい水やりアイディアを紹介します。

長期留守時の水やり方法

  • 室内に避難させる
  • 土の表面を覆う
  • 受け皿に水を張る
  • 自動給水器(タオルやヒモで給水するタイプ)を使う
  • ビニール袋で覆う

室内に避難させる

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夏は太陽熱による水分の蒸発が多い時期です。

屋外で育てている場合は、室内に移動させることで、太陽熱による水分蒸発や急な温度変化から植物を守ります。

避難場所としては「浴室」を使うことが多いです。

湯船やバケツ、湯おけ、ボウルなどに水を張っておき、近くに観葉植物を置くことで、空気中の水分を吸収してくれます。

必要があればタオルやヒモを使って給水できるようにすれば、より安心して外出できますね。

留守時の日光不足が気になりますが、やはり「水不足」を優先的に考えておきたい所です。
その代わり、帰宅後はしっかり日光に当てることを忘れずに。

土の表面を覆う

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土表面を水苔(みずごけ)や腐葉土(ふようど)で覆うことで、土に直接日光が当たらず、水分の蒸発を防ぎます。

いわゆる「マルチング」と呼ばれる方法です。

水苔や腐葉土はホームセンターや100円ショップで売られているので、予算や使う量に応じて、好みのものを選んでみると良いです。

土の表面を覆うことで水分の蒸発は防げますが、長期的な水やりの解消にはならないので、室内へ避難や給水などの併用が必要不可欠になります。

受け皿に水を張る

受け皿に水を溜めるのは、根腐れの原因になるので「水やり後、受け皿に溜まった水は捨てる」が原則です。

ただし長期不在時の場合は、受け皿にしっかり水を溜めておくことで対応します。

鉢内の根に水が接するようにすれば、植物が必要に応じて根から水を吸収してくれます。

帰ってきた時に受け皿に水が残っていれば捨てて、土や植物がカラカラに乾燥していればすぐに水を与えます。

自動給水器(タオルやヒモで給水するタイプ)を使う

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タオルや太めのヒモ(綿ロープ)の全体を水で濡らし、一方を植木鉢に、もう一方を水(バケツやペットボトルに水をくんでおく)に浸けます。

そうすると毛細管現象が起こり、観葉植物にじわじわと給水ができます。タオルやヒモを何本も使えば、複数の観葉植物へ給水も可能です。

使うタオルやヒモ、水の量によって、持続期間や給水の上手い下手が変わってくるので、長期不在にする前に実験しておくと安心です。

ビニール袋で覆う

観葉植物をビニール袋ですっぽり覆うと、蒸発した水分が逃げないので、土や植物の乾燥を防止できます。 

ただし夏場はビニール内の温度が上がり、サウナ状態になると、逆効果になる恐れがあるので「日陰+涼しい場所」に置くことが必要です。

いかがでしたか?

不在期間が2~3日程度であれば「屋外から室内に移動させる」「出かける前に水をたっぷり与える」だけで大丈夫なことが多いです。

5日~1週間の長期不在の場合は、上記の方法を組み合わせることで、何とか保ってくれると思います。
絶対に枯らしたくない観葉植物があったり、1週間以上の長期不在になったりする場合は、誰か信用の置ける人に預けるか、園芸店の預かりサービス(かなり店舗が限られますが)を利用した方が安心ですね。

帰宅後は観葉植物の土と葉の状態を確認して、土がカラカラに乾いていれば水やり、葉がしおれていれば霧吹きで葉水をします。
ただし夏場の猛暑日で最も気温が上がる昼間に水やりをする(特に屋外)と、蒸れて枯れる原因になるので、早朝や夕方など涼しい時間帯に行ないます。

「留守がちだから、観葉植物を育てたいと思っても難しいかも……」と思っている人は、1週間~2週間に1回程度の水やりで十分な多肉植物やエアプランツがおすすめです。

最近の流行から、園芸店や雑貨屋、100円ショップなどで、色々な種類が販売されているので、自分好みの一鉢を選んでみて下さい。

(書いた人:昼時かをる)