「こだわりの厳選素材を使用」「無添加」「賞味期限が14日以上」な高級プリン……って想像できますか?
一つ一つはあり得ても、全部の要素を兼ね備えたプリンは探しても意外と無いものです。
2014年11月にOPENした手作りプリン専門店Kiyomi(兵庫県西宮市)では、そんな驚きのプリン「夙川Creme Renversee(クレーム ランヴェルセ)」と出会えます。
厳選素材を使った手作りプリン
卵は市場では7%しか出回らない純国産鶏「もみじ鶏」、牛乳は木次乳業のブラウンスイス牛の牛乳……というように、Kiyomiさんのプリンはこだわり抜いた厳選食材を使用しています。
もちろん卵や牛乳だけではなく、各種プリンに使用されている食材も「有機栽培レーズン」や「有機栽培カカオを使用した無添加チョコレート」、「京都産宇治抹茶」など、本当に安心して口にできるものだけ。
海外食材を除けば、全て西日本の食材が使われているので、関東からの注文も多いのだとか。
厳選素材使用だけでも素晴らしいのに、無添加というのもスゴい話です。お菓子で普通に使われる乳化剤やトレハロースなども一切使われていません。
「ゼラチンや寒天を使ってしまうと無添加じゃ無くなる」と、プリンを固めているのは「卵」だけです。
1個360~480円と値段だけ見てしまうと「他のプリンと比べても高いな」と思ってしまうのですが、使われている素材を一つ一つ考えてみると「ワンコインで買えるなんて安い」と思ってしまいます。
一般的なプリンに慣れていると「食べ慣れない味」と感じる人も多いらしく「分かる人には分かるマニアックなプリン」なのが、他のプリン専門店とは一線を画するポイントですね。
無添加なのに賞味期限「14日以上」の秘密とは?
「手作りプリン、無添加」と聞くと、賞味期限が短いイメージがありますが、夙川Creme Renversee(クレーム ランヴェルセ)は驚きの「賞味期限14日以上」。
なぜ無添加でそれだけ長い賞味期限が確保できるのか?
突っ込んで話を聞いてみたかったのですが「企業秘密」ということで詳しく教えてもらえませんでした……。
ビン詰めと100度未満のオーブンで1時間、低温でじっくりなのが、日持ちを長くするポイントのようです。
賞味期限が14日以上もあれば「今日買って、来週会う人に渡そう」「当日、手土産を買う時間が無いから、早めに用意したい」「全種類買って、一日一個ずつゆっくり食べる」……など、色々な使い方・食べ方ができますね。
「『黒ゴマプリンはしばらく置いた方が美味しい』と言う人もいるけど、できれば早めに食べてもらいたい」という話だったので、買ったら、もらったら、宅配で届いたら即食べを、私の方からもおすすめします。
プリン全9種類を実食!
Kiyomiさんのプリンは全9種類。
お店ではクリームプリン系3種類と一番人気の珈琲プリンの計4種類の試食を出しています。
▼ヨーククリームプリン
夙川クレーム ランヴェルセは、清見さん曰く「好みが分かれるマニアックさがある」そうなので、実際に食べてみて「自分はこの味が好き」と思うプリンを買うのが一番良いのではないかと思います。
味や食感がそれぞれ全く違うので、ついつい全種類買って食べたくなってしまいますね。
各プリンの特徴と、私(昼時かをる)と川原がそれぞれ実食した感想も合わせて紹介します。
クリームプリン
こだわりの素材を使用した、シンプルな味わいのプリンです。
牛乳の味が強めで、なめらかでありながら、しっかりと食べごたえのある食感が味わえます。
3つのクリーム系プリンの中で、最も色白で柔らかめ。
ちなみに後に紹介するリッチクリームやヨーククリーム以外のプリンには、このクリームプリンがベースに作られています。
リッチクリームプリン
「クリームプリンとヨーククリームプリンの真ん中のプリンが食べたい」というお客さんの要望で生まれたのが、リッチクリームプリン。
確かに「真ん中」という表現がぴったりの固さと、糖分が少なめの自然な甘さが特徴的。
クリームプリン3種にはカラメルソースが別に添付されているので甘さの調整もできます。まずはそのままの味を堪能して欲しいです。
ヨーククリームプリン
他2種類とは異なり卵は黄身だけを使ったのが、ヨーククリームプリンです。
最も黄色で、実際に食べてみると、かなりしっかりとした食感と濃い黄身の甘さが味わえます。
Kiyomiさんでは「実際に食べてみないと分からないから」とクリームプリン系3種類の味を試食させてもらえるのですが、実際にそれぞれ食べ比べて「味が濃くて美味しい」と答えるお客さんが多いそう。
珈琲プリン
「賛否両論あるが、一番人気」という不思議な魅力を持つ、珈琲プリン。
コーヒープリンで使用されるコーヒーは濃縮液を使われることが多いのですが「味が濃い代わりに、コーヒーの匂いが飛びやすい」というデメリットがどうしても出てきます。
Kiyomiの珈琲プリンは、キリマンジャロの豆の味や香りを牛乳に移したものを使用しており、見た目は白いのですが食べてみると、しっかりとしたコーヒーの味や香りが楽しめます。
「賛否両論ある」という話だったので「私はどうなのだろう?」と思って食べてみましたがものすごく好みの味でした。
苦味や渋みが無く、コーヒーの味を殺すような甘過ぎる甘さもなく、コーヒーの良い所だけを閉じ込めたようなプリンで、小さな子どもから大人まで食べやすい味に仕上がっています。
夙川駅のすぐ近くにもある、生豆焙煎問屋「まめや総本店」のコーヒー豆を使用。コーヒー豆の一つをとっても、こだわりを感じられます。
抹茶プリン
京都宇治 丸久小山園の「青嵐(あおあらし)」を使用。
青嵐は旨みたっぷりの新芽を揉まず、柔らかな葉だけを石臼で引き上げた抹茶です。
いわゆる「お茶屋さんの抹茶プリン」と言うと「味が濃過ぎて苦手」と思う人も少なくないのですが、Kiyomiさん所の抹茶プリンはちょうど良い抹茶具合で食べやすいです。
上に生クリームや小倉あんをトッピングしても絶対に美味しい。
ミルクティープリン
神戸紅茶のアッサムを使用した、紅茶の風味が楽しめるミルクティープリンです。
珈琲プリンとは異なり、こちらはしっかり紅茶色に色付いていますね。
香りもミルクティーそのもので、口に入れるとじんわりと紅茶の味が広がります。
普段アッサム系の紅茶を飲まない人にとっては、ちょっと慣れない味かもしれません。
不思議なことに買ったばかりの時に食べるよりも、ちょっと日を置いていた方が、より美味しく感じられました。
確かに「好きな人は好き」な紅茶プリンです。
黒ごまプリン
個人的に一番「美味しい!」と感じたのが黒ゴマプリンです。
ゴマの味がしっかりと入っているのが特徴で、食べた後の満足感は大きいです。
先ほどのラムレーズンと同じく、黒ゴマの風味が好きな人にとっては、おすすめの逸品。
Kiyomiさんはプリンの素材にこだわっています。この黒ゴマ味のプリンも、ボリビア産の有機栽培※の黒ゴマを贅沢に使用。濃厚な味で、リッチな黒ゴマの風味を楽しめます。
(川原)
※昨年の台風の影響で純国産の黒ごまが手に入らない為、現在はボリビア産の有機栽培の黒ごまを使用しています。
今年度末からは純国産の黒ごまに切り替わるそうです。
ラムレーズンプリン
ダークラム酒と有機栽培のレーズンを使ったラムレーズン味のプリンです。市販のプリンでは「ラムレーズン味」ってあまり見かけないので、気になって最初に選びました。
一般的なラムレーズン味のアイスクリームよりも、ラム酒の味が強いのが印象的です。一方で、プリンのほうは「トロ、ベチャ」タイプではなく、わりとあっさりしています。
ラムレーズンの味が好きな人にとっては、かなりハマる味に仕上がっていると思います。
もちろん、レーズンの果肉も入っています。
当社の社員、昼時かをるも試食しましたが、「めっちゃ美味しい」と感動していました。
(川原)
ヨークチョコレートプリン
黒ゴマ、ラムレーズンは味がしっかりと入っている印象でした。しかし、チョコレートは逆に薄い感じで、あっさりとしたチョコ味のプリンに仕上がっています。
チョコレートのババロアを想像してもらうと、味のイメージがつかみやすいと思います。
このプリンで使用されているのは、有機栽培カカオを使用した無添加チョコレートです。Kiyomiさんによると、チョコ本来の味を楽しめるのだとか。
(川原)
感想まとめ
実際に全種類食べてみて、私の独断と偏見で美味しさのランキングを付けてみると、こんな感じになりました。
1.ラムレーズンプリン
2.珈琲プリン
3.ヨーククリームプリン
4.黒ゴマプリン
5.リッチクリームプリン
6.抹茶プリン
7.クリームプリン
8.ヨークチョコレートプリン
9.ミルクティープリン
「他のお店のプリンでは食べたことが無い味」「元々自分が好きな味」が上位に入っています。
売れ筋の傾向を聞いてみたのですが「人によって好みが分かれるので、売れる種類は本当にバラバラ」という話だったので、それぞれ1種類ずつ購入して、自分の好きな味がどれか家族や友人と食べ比べてみるのを是非ともおすすめします。
Kiyomiさんのプリン全体に言えることですが、どろっとした感じの食感よりも、サクッとした感じの食感です。プリンは小ビンに入っているのですが、量も適度でちょうど良いので、食べやすいと思います。
また、パッケージのデザインがオシャレで、ある程度日保ちするとのことなので、ギフトにも使えるんじゃないかと思いまいた。
(川原裕也)
阪急苦楽園口駅より徒歩5分。遠方からのお客さんが多い
手作りプリン専門店Kiyomiは、兵庫県西宮市にあります。阪急苦楽園口駅より徒歩5分、夙川駅より徒歩10分。
元々は都内や夙川に出店するという話もあったそうですが「親父が住んでいるから」という理由で苦楽園口にお店を構えることに。
地元の人よりも、評判を聞きつけて三ノ宮や大阪などの遠方からわざわざ買いに来るお客さんが多いそうです。
最大で6時間程度、持ち運べるように保冷剤や保冷バッグも用意されているので、遠方の人でも安心して買い求められます。
「色々な種類を味わってみたいから」「実家への手土産に」と複数買いする人も珍しくありませんが、ビン詰めのプリンなので結構な重さになります。
プリン6個1ケースの重さは約1.2kg。取材後、プリン12個(2箱分)を約50分かけて事務所まで持って帰ってきたのですが、なかなか大変でした……。
店舗からの配送も承っている為「この後、別に用事がある」「お届け先まで届けて欲しい」という場合、利用する価値大です。
お取り寄せにはYahoo!ショッピングが便利
「こだわりの無添加手作りプリンを実際に食べてみたい!」と思っても、プリン専門店Kiyomiがあるのは、兵庫県の苦楽園口。
近くに住んでいない限り、なかなか行く機会は少ないように思います。
(一応、上島珈琲店の本店やジブリ映画『火垂るの墓』の舞台になったニテコ池、桜の時期は花見客で賑わう夙川公園などもありますが……)
「食べてみたいけど、実際に行くのは大変」という人は、Yahoo!ショッピングでも夙川クレーム ランヴェルセをお取り寄せできます。
お届けまで2~3日ほど掛かっても、賞味期限は1週間以上は確実にあるので「届いたらすぐに食べ切らなければ……」と焦る必要もありません。
- 厳選素材を使用したプリンを食べたい。ギフト用に買いたい。
- 西日本の食材を使った洋菓子を取り寄せたい。
- プリン好きで色々なプリンを食べ比べたい。
- 他とは違う、ちょっと変わったプリンを味わってみたい。
という人は、Kiyomiの夙川クレーム ランヴェルセをおすすめします。
(来店時や注文時にでも良ければ「クートンブログ見て来ました」と言ってもらえれば嬉しいです……)
>賞味期限14日 プリン専門店がお届けする「夙川クリームランベルセ」 - Yahoo!ショッピング<
(書いた人:昼時かをる)
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