クートンブログ

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自作の木製プランターの作り方を写真付きで解説

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こんにちは、各地で木工やDIYのイベントや教室、新川崎・柏で工房をおこなっているばんちか工房DIYアドバイザーの西千春です。

秋のガーデンシーズンに向けて木製プランターを作ってみませんか? 形も大きさも、植物に合せて自分流。好みの物を集めて癒しの空間作り。DIYで自分へのおもてなし。

木製プランターを作ろう

木製のプランターも塗装をすれば水がかかっても大丈夫。自分の好きな形、大きさ、色が選べることがDIYのよいところです。

基本の構造は簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
今回はアレンジを含めて4種類の作り方をご紹介します。

素材を選ぶ

今回はホームセンター等で容易に、またリーズナブルに購入することが出来るSPF材を使います。

SPF材とは、北米やヨーロッパ産のスプルス(エゾ松)、パイン(松)、ファー(モミ)の3種が混在した木材です。木材はやわらかく加工が容易ですが、耐水性は低く、屋外使用には防腐処理が必要です。住宅構造材、カントリー家具、ウッドデッキ等様々な用途に使用される木材です。

SPFには規格があり、良く使うものでは、

  • 1×4 板厚19mm×幅89mm
  • 1×6 板厚19mm×幅138mm
  • 1×8 板厚19mm×幅184mm
  • 1×10 板厚19mm×幅234mm
  • 2×2 板厚38mm×幅38mm
  • 2×4 板厚38mm×幅89mm

それぞれ3~12フィート(1F 約30cm)まであります。

基本の箱を作ろう

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材料
・SPF材 1×4 910mm 1本
・スリムネジ
・電動ドライバードリル
・ドリルビット2.5mm、 10または15mm
・№2ドライバービット
・紙ヤスリ(#120、#180、#240)

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前後の板  1×4 19mm×89mm×223mm 2枚
底板    1×4 19mm×89mm×185mm 1枚
サイド板  1×4 19mm×89mm×107mm 2枚

印付け・・・表になる面にネジ位置、水抜き穴の印を付ける(写真参照)。

1.前後の板  
木の木口側から10mm、上下から20mmに印をつける。板厚分の線をひいておくと目安になります。

2.側板  
木口側から30mm、上下から25mmのところにネジの印を付ける。

3.底板    
左右60mmのところに2ヶ所、水抜きの穴位置の印を付ける。

ワンポイントアドバイス
印付けには芯のやわらかい鉛筆を使い、線や印は薄く引きます。濃く強く書いてしまうと、消しゴムでも消せず、傷となって残ってしまいます。

下穴を開ける・・・ビス位置に2.5mmのドリルビットを使って貫通の下穴を開ける。

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ワンポイントアドバイス
穴を開ける箇所は必ず台より外に出し、しっかり押さえます。その際、写真のように滑り止めシートを下に敷くと、楽に押さえられます。

水抜き穴を開ける・・・15mmのドリルビットを使って貫通の穴を開ける。

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ワンポイントアドバイス
経の大きいドリルビットを使う時は、不要な板を材料の下に敷いて材料が貫通するまでドリルを回すとキレイな穴が開きます。勢いよく材料が回ってしまうことがあるので、滑り止めシートとクランプを使うと安全に作業がおこなえます。

組立て

1.墨付けをした面に、あらかじめグラグラしない程度にネジを仮どめする。

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2.底板と側板をネジ留めする。

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ワンポイントアドバイス
今回は板の厚み分だけ底板をあげています。ですので同じ19mm厚の板を底板に添えて押さえると、正しい位置に底板を取り付けることが出来ます。材料の厚みなどを利用すると効率よく作業をおこなうことができます。

3.前後の板を取り付ける。ネジは上になる方から留めると、ズレを抑えることが出来ます。

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1.アレンジ
残った材料を使って持ち手をつくります。大きさ、形はお好みですが、写真は40mm×25mmくらいです。

ワンポイントアドバイス
小さな材料の下穴を開ける時も、下に不要な板を敷きましょう。

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お好みの位置にビスで持ち手を取り付ける。

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深さ2倍のプランターを作ってみよう

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材料
・SPF 1×4 19mm×89mm 1820mm 2本
・道具は基本と同じ

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前後の板  1×4 19mm×89mm×248mm 4枚
底板    1×4 19mm×89mm×210mm 1枚
側板  1×4 19mm×89mm×350mm 2枚
脚     1×4 19mm×20mm×126mm 2本

(この作品では側板の上部をノコギリでカットし、紙ヤスリで磨いて丸くしているが、真っ直ぐのままでも良い。)

印付け

1.前後の板
木口側から10mm、上下から20mmの所にネジの印を付ける。

2.側板
底側は木口側から10mm、上下から20mmの所にネジの印を付ける。
上部は木口側から35mm、板幅の真ん中に印を付ける。

3.底板
左右60mmのところに水抜き穴の印を付ける。

4.足
端から30mm、板厚の真ん中にネジの印を付ける。
  
基本の箱と同様にネジの下穴を開けて、水抜きの穴と側板上部の穴(取っ手)を開けてから組み立てます。

組立て

1.ネジを仮どめする。

2.底板と側板を写真のようにネジどめする。

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3.前後の板を取り付ける。ネジは下板の下側の2個、上板の上側の2個の順にとめる。
内側の4個は、板のズレがある場合は補正しながらネジをとめましょう。

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4.写真のように足をネジでとめる。

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少し大きめのプランターを作ろう

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材料
・SPF 1×4 19mm×89mm  1820mm 1本
・SPF 1×6 19mm×138mm 910mm 1本
・道具は基本と同じ。
  
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前後の板  1×4 19mm×89mm×338mm  4枚
底板    1×6 19mm×138mm×300mm 1枚
側板  1×6 19mm×138mm×176mm 2枚
脚     1×4 19mm×20mm×176mm  2本
持ち手   1×4 19mm×40mm×176mm  2本


**写真を参考にし、墨つけ、下穴と水抜き穴を開け、ビスを立てる。
**箱を組立て、足と持ち手をビス留めする。
 

印付け

1.前後の板
木口側から10mm、上下から20mmの所にネジの印を付ける。
2枚は左右100mm、底側から10mmの所にも印をつける。

2.側板
底側は木口側から10mm、上下から20mmの所にネジの印を付ける。
  
3.底板
5ヶ所ほど水抜き穴の印を付ける。

4.脚
両端から20mm、板の長さの約真ん中に印をつける。

5.持ち手
両端から20mm、板幅の真ん中に印をつける。

組み立て

手順は基本とほぼ同じです。
1.まず側板と底板をネジでとめます。

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2.前後の板をネジで調整しながらとめていきます。

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3.持ち手と脚をネジでとめれば出来上がり

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塗装をする前に

作品が完成したら、紙ヤスリで磨きましょう。特に角や切断面は鋭角で危ないので、紙ヤスリで磨き滑らかにして下さい。また床等の保護のために、足の角もとっておくと良いでしょう。
ユーズド感を出すために、作品を傷だらけにする仕上げも面白いと思います。

塗料について

木製品屋外用塗料は、防腐、防虫、防カビ、防藻等が塗料に含まれています。また、耐候性に高いもの、撥水性の高いもの、ツヤ有り、ツヤ無し、水性、油性等、各メーカーで多種販売されています。色もメーカーにより特徴があります。お好みの物を選ぶと良いでしょう。
容器に取り扱い説明書が付いています。必ずご一読下さい。

ワンポイントアドバイス

私は臭いと後処理等の面から水性塗料をお勧めします。DIYで楽しむには手軽さが重要だと思います。

また、私はプランターや屋外ベンチの足の裏には、屋外用水性ステインのクリアを塗ることもあります。以前、足の裏にまで塗ってしまったペンキが、コンクリートにくっついたことがあり、それ以来、足の裏には屋外用水性ステインのクリアを愛用しています。

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塗ってみました

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塗装すると印象が変わります。

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箱からこんなアレンジも……

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大きい鉢用に、底にキャスターをつけてみました。

プランターは置く場所、中に入れる植物によって、大きさも形も自由にアレンジしたくなります。自作プランターは、作る、飾る、育てる楽しみも自分流。プランター作りにチャレンジして、癒しのお気に入り空間を作ってみてはいかがですか。

(書いた人:ばんちか工房(西 千春)

「DIYのある休日」では、自作で作れるアイテムや、リメイク術をご紹介します。これまで一度もDIYを体験したことがない方でも、日曜大工の新しいカタチとして、ぜひ生活に取り入れてみてください。

※DIY(Do It Yourself) = 自身でやろう

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