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クートンブログ

日常のヒントをあなたに - 株式会社クートン

海外でSIMカードを買ってスマホを使う方法

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海外旅行や留学、出張などで海外に行った時に現地でも日本にいる時と同じように携帯電話やスマートフォン(以下スマホ)が使えインターネットに接続することが出来たら便利だと思いませんか?

2015年現在、意外と簡単に海外でも現地の通信会社(日本で言えばdocomo,au,SoftBankなどに当たる)と契約して利用することが出来るんです。

海外旅行に沢山行くようになって、その事実に気づいた私は、2012年末に香港旅行の際に香港版のSIMフリー(SIMロックがされていないもの指します)のiPhone5を購入し、それから沢山の国で利用してきました。

今回のエントリーではそんな、過去の他国でのSIMカードを購入して利用してきた経験に基づき海外でSIMカードを利用する手順を紹介してみたいと思います。

世界のSIM事情

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まずSIMというのはインターネットや通話など通信を行うためにスマホに差し込む小さなチップの事を指します。

2015年5月までに日本で販売された殆どのスマホにはいわゆるSIMロックというものが施されてきました。

SIMロックとは、通信会社から購入した携帯電話はその通信会社でしか利用出来ないようにロックされている設定の事を指します。

多くの海外の国ではスマホや携帯電話の販売と通信会社の契約は全く別のもので、携帯電話やスマホはスマホショップで買って、通信会社のシステムを利用出来るSIMカードを通信会社のショップなどで別途契約するという形が昔から取られてきました。

また通信会社の契約形態も2年契約ではなく、発展途上国を中心にプリペイドの契約が主流の国も少なくありません。

そのため、多くの海外で販売されている端末がSIMロックが施されていないもので自由に様々な通信キャリアを選ぶことが出来るし、他の国に行ってもその国のSIMを利用することが出来るのです。

実際に2015年1−3月にフィリピンのセブ島に語学留学で滞在していた際、同じ学校に通う台湾人やロシア人の友人が当たり前のようにフィリピンのSIMカードを契約して利用しているのに対し、日本人は殆どの人が学校や寮のWi-Fiに頼る生活をしていました。

日本でも最近MVNOの台等と共にSIMロック解除について議論が行われ、原則的に2015年5月販売以降の端末に関してはSIMロック解除に応じなければならなくなりました。

実際に大手キャリアから購入したスマホをSIMをロックを解除するためにはdocomoやauやSoftBankショップに行く必要があります。

海外で現地SIMを使うメリット

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便利

海外旅行に行く旅先、多くの場所は初めて行く場所ではないでしょうか。
つまり、どこに行っても迷います。

現地のSIMカードを買って常にインターネットに繋がっていれば、わからないことはその場で調べることが出来ます。

google mapで次の目的地を検索すれば、最適な地下鉄などの乗り換え案内まで表示してくれます。

お腹が空いたらYelpで近くの評判のレストランを探すことだって出来ます。。。

何かを伝えたかったけれど、日本語はもちろん英語も伝わらない。そんな時にgoogle translateがあったら。。。

想像してみてください。
便利だと思いませんか?

安い

海外で現地SIMカードを買うメリットはやはり安さだと思います。

お金に厭わなければ、docomo、au、SoftBank各社共に海外でもデータ通信を定額で利用することが出来る海外パケホーダイや海外で利用する事が出来るポケットWiFiのレンタルというサービスがあります。

これらのサービスは当然

利用者→日本の代理店→現地の通信会社

という仕組みですので日本の代理店の取り分が高くなります。

海外で現地SIMを契約して使う場合は

利用者→現地の通信会社

とダイレクトに契約するわけですから、当然これらのサービスを使うよりも安く契約することが出来ます。
実際に価格を比較してみましょう。

海外パケホーダイ

日本の大手通信会社docomo、au、Softbank共に海外でもデータ通信を定額で利用することが出来る海外パケホーダイというサービスがあります。

ただし、料金は高く、1日1,980円から2,980円(2015年8月現在の価格。三社とも同じ)となっています。

更に一部の国や地域では対応していないこともあり、利用には注意が必要です。

ポケットWiFiの料金

海外パケ放題は高いけれど、現地でSIMを契約するのはハードルが高い。SIMフリーの端末が無いという場合にはポケットWiFiの貸出サービスもあります。

料金は一日あたり300円から1,980円といったところで、1週間以内の短期旅行であれば、利用価値もありそうです。

ポケットWiFi
会社名 | 価格 | データ容量
グローバルWiFi | 300-920円/日 | 無制限
グローバルデータ | 660-1,580円/日 | 無制限
テレコムスクエア | 390-1,980円/日 | 無制限
ユーロデータ basic | 690円/日 | 無制限

多くのポケットWiFiのサービスがデータ容量無制限に利用出来、利用する国によって1日あたりの利用料が変わってきます。基本的に発展途上国ほど安く、先進国ほど高い印象です。

また、現地のどの通信事業者の環境を使うのか、どれくらいの速度が出るのかなど不明な点も多いです。

日本で手続きしてしまえば、現地での煩わしい手続きが不要なのは短期ではありがたいところです。

海外現地SIM

海外でも日本に住んでいる時と同じように現地の通信会社と契約できるので、多くの国で日本の3大通信会社よりも安く契約することが可能です。

過去に利用してきたプランを紹介します。

オーストラリア

通信会社名:Optus
料金:AU$30(2,715円)
利用可能期間:30日
データ通信容量:1.5GB
私が利用した時期:2015年4月

通信会社名::Yatango
料金:AU$10(905円)
利用可能期間:30日
データ通信容量:1GB
私が利用した時期:2015年5月-

タイ

通信会社名:Truemove
料金:599バーツ(2,123円)
利用可能期間:2GB
データ通信容量:30日
私が利用した時期:2013年1月

通信会社名:Dtec
料金:399B(1,412円)
利用可能期間:7日間
データ通信容量:2014年11月
私が利用した時期:1.5GB(低速無制限)

アメリカ

通信会社名:T-Mobile
料金:$100(12,000円)
利用可能期間:30日
データ通信容量:2014年8月
私が利用した時期:10GB(低速無制限)

フィリピン

通信会社名:Globe
料金:299ペソ(811円)
利用可能期間:30日
データ通信容量:1.5GB|
私が利用した時期:2015年2月-4月

通信会社名:Smart
料金:500ペソ(1,357円)
利用可能期間:30日間
データ通信容量:1GB
私が利用した時期:2015年12月-2月

台湾

通信会社名:台湾大哥大
料金:NT$300(1,158円)
利用可能期間:5日
データ通信容量:無制限
私が利用した時期:2014年1月

香港

通信会社名:PCCW
料金:HK$69(1,098円)|
利用可能期間:無制限
データ通信容量:5日間
私が利用した時期:2013年9月

中国

通信会社名:China Unicom
料金:100元(1,994円)
利用可能期間:300MB
データ通信容量:30日
私が利用した時期:2013年9月

ミャンマー

通信会社名:ooredoo
料金:5000チャット(570円)
利用可能期間:30日
データ通信容量:500MB
私が利用した時期:2014年12月

ブラジル

通信会社名:vivo
料金:30レアル (1,070円)
利用可能期間:30日間
データ通信容量:70MB
私が利用した時期:2014年6月

※データ通信にスポットを当てて書いていますが、多くの契約に無料の通話やSMSが付いていました。利用した際にあまり気に留めていなく、メモが無いため掲載無しとさせていただきます。

※料金プランは僕が使っていた一例であり、当然ですが、様々なプランがあり、自由に選ぶことが出来ます。また、スマホの普及と通信会社間での競争に伴い、年々安くなっていっている傾向があるように思います。

実際に海外SIMを使うまで

SIMフリーの端末を入手する

まずはSIMフリー端末を入手することです。

オススメは普段使っているスマホのSIMフリー版を用意することで、日本でも海外でもSIMフリー端末を利用するようにしてしまえば良いのです。

慣れないスマホを使うことはやはりストレスになります。

私は現在、日本のApple storeで購入したiPhone6 Plusを利用していて、日本ではMVNOで安く利用、現在はオーストラリアに長期滞在中で現地のSIMカードを使っています。

日本でもオーストラリアでも通信費は月1,000円ほどで済んでいます。

通信キャリアによる割引がない分、初期投資は高い(iPhone6Plus 128GBは11万円ほどでした苦笑)ですが、大手キャリアを辞め、MVNOなどを利用すれば、その後の通信費は安く済ませることが出来ます。

海外旅行用に2台目を購入するのであれば、ヤフオクなどで少し古いandroid端末を購入するのも良いかもしれません。

SIMをフリー端末の入手に関しては
2015年最新版SIMフリースマホを入手する方法とおすすめ端末まとめ
に詳しくまとめています。

入手方法やプランの下調べ

旅先が決まったら旅先のSIM事情を調べましょう。

多くの国では日本のように2年縛りの月々の契約ではなくプリペイドの契約があり、場所によって数日〜1ヶ月の契約をすることが出来ます。

カタカナで"国名 SIM"などで検索すると結構な国で日本語の購入体験記などのブログが出てきます。

更に英語で検索すれば情報はいくらでも出てきます。
ただし日本と同じようにプランは頻繁に変更されるので、通信キャリアの公式webサイトで確認するのが確実です。

持ってい行きたいもの

・小さなジップロックなどのビニール袋
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海外旅行用にわざわざSIMフリー端末を購入したのでなければ、日本で利用していたSIMカードがスマホ本体に入っているので、SIMを保管するための小さなジップロックなどの開閉が出来るタイプのビニール袋を持参することをオススメします。

帰国したらまたSIMカードを入れればそのまま日本のスマホとして利用再開出来ます。

・SIMピン
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iPhoneを利用しているユーザーはSIMピンなどと呼ばれる、SIMカードをiPhoneに挿入する事が出来るトレイを出し入れするのに必要なSIMピン(iPhone購入時に本体の箱に入っています。)を持参しておきましょう。

もし紛失している場合クリップで代用出来ます。

・紙やすりとSIMカッター
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SIMカードにはサイズが3種類あります。

一般的にただのSIM、microSIM、nanoSIMと呼ばれています。
利用するスマホによってSIMカードのサイズが違い、

SIM / 古いアンドロイド端末
micro SIM / 最近のAndroid端末、iPhone4,iPhone4S
nano SIM / iPhone5以降のiPhone(5,5C,5S,6,6Plus)、一部Android端末

となっています。

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写真は左がナノSIM、右がマイクロSIM。通常SIMは持ち合わせが有りませんでした。

各サイズの在庫があれば良いのですが、在庫がない場合、大きいSIMをSIMカッターと呼ばれるものでカットして小さくしたり、アダプタを利用して大きくしたりします。

店舗で在庫があるか、SIMカッターがあるかは運によるところですが、2015年現在かなりの国で予め様々なサイズのSIMが用意されていると感じますが、iPhoneが一般的でない後進国に行くほど、準備が無いのでSIMカッターを持参するべきでしょう。

ちなみに僕の経験ではタイ、フィリピン、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、アメリカはnanoSIMの在庫がありました。

一方、ブラジル、ミャンマーはnanoSIMの在庫がありませんでした。また、アフリカの国々も用意が無かったと世界一周中の友人から伺っています。

またnanoSIMは若干他のサイズのSIMより薄いためサイズダウンする場合は合わせて紙やすりで薄く削る必要がある場合があります。

SIMカードの入手

SIMカードの入手先は国によると言ってしまえばそれまでなのですが、チェックすべき場所は決まっています。

・空港
・ショッピングモール
・陸路国境近くの街
・電気街(日本で言えば新宿や秋葉原のような場所)

です。

大都市ほど入手しやすく、田舎ほど難しくなります。
当たり前ですが、需要がありそうな場所に売られているわけですね。

オススメは空港での入手で旅行者が多い国で売られていることが多いです。
多くの旅行者が購入するので、1週間の旅行などに最適なプランが予め提示されていたりと、旅行者対応にも慣れているケースが多いです。

ちなみに私が今まで空港でSIMが売られているのを見たことがあるのは

  • 日本、千葉、成田空港
  • アメリカ、ニューヨーク JFK空港
  • フィリピン、マニラ、アキノイ空港
  • フィリピン、セブ 空港
  • タイ、バンコク、ドンムアン空港
  • シンガポール、チャンギ空港
  • オーストラリア、ゴールドコースト空港
  • 台湾、台北、桃園空港

です。

国によっては通信キャリアショップなどにまで出向かなければなりませんし、逆にコンビニやスーパーなどで売られている国もあります。

通信キャリアの専門店で買う場合を除いてプランや設定方法に関しては店員が詳しくないケースや、そもそも自動販売機で売られているケースもあり、上で紹介したように予め下調べしておくことが大切です。

また、多くの旅行者が購入することになるプリペイドタイプのSIMカードはSIMカードの料金の他にプラン利用料をチャージする必要がある場合にも注意が必要です。

その場合、たいていはお店の人がチャージする金額を聞いてきます。
聞いてこない場合はTOP UPやCHARGEなどと言えば大抵伝わります。

アクティベートとAPN設定

SIMカードを購入したら接続の手続き(アクティベートと言います)をしましょう。
通信キャリアのショップや専門店で購入した場合は、大抵設定までお店の方がやってくれます。

一方で自動販売機やコンビニなどで入手した場合は設定などを自分でする必要があります。
大抵、やり方はパッケージなどに記載されているのでその通りに行うことになります。

多くはWiFi環境下でインターネットに接続して設定を行いますが、過去に何度か電話をかけて英語で会話しながらアクティベートしたことがあります。

またアクティベートを行っても通信が出来ないようであればAPN設定の必要があるケースがあります。

APN設定が必要なケースはそれほど多くありませんが、必要な場合は**"通信キャリア名 APN"**などで検索しましょう。
大抵設定方法が出てきます。

ちなみにiPhoneのAPNは

設定 > 通信キャリアから出来ますが、通信キャリアによって出来る時と出来ない時が有ります。

無い場合はキャリアの公式ホームページからダウンロードするケースもありますし、用意がない場合は

http://www.gevey.com/apm/

から必要項目を入力して設定しましょう。

ちなみにAPNの設定方法や各国SIMの設定はこちらのブログにまとまっています。
【iPhone APN設定】SIMフリーiPhoneのAPN設定方法と世界のキャリアAPNまとめ | 小龍茶館

リチャージ

購入時の所定の通信容量や日数などを使いきってしまった場合、多くの場合料金を支払うことにより引き続き利用可能です。

料金の支払いは通信キャリアの公式webサイトやショップはもちろん、SIMカードを販売している場所なら大抵出来ます。

発展途上国では通信キャリアのポップを掲げている商店などでも可能な場合が多いです。

SIMカードの入手の項目でも触れましたが、
I'd like to TOP UPまたはCHARGE for XXXX(自分の利用している電話番号と通信会社名)

とスマホを見せながら言えば大抵伝わります。

まとめ

長々と書いてきたので、やっぱりSIMカードを現地で契約して利用するのは難しいのではないかと感じるかもしれません。

それは今回はあらゆる状況にも対応できるよう、10カ国近く海外でSIMを契約して利用してきた経験を全て書いたためです。

もし簡単に利用したいと考えるのであれば、1週間以内の短期旅行の場合、まず空港でSIMが簡単にSIMが購入出来るかを調べましょう。

SIMカードの入手の項目でも書きましたが、空港でSIMを買うことが出来た場合、サービスが予め旅行者に最適化されており、上にあげた難しい手続きなど殆ど店員の方が無料でやってくれるケースが多いからです。

空港で買えないのであれば、わざわざSIMのためだけに買い物に行くのにはせっかくの旅行時間が勿体無い気もします。

空港に売っていない、1週間以上の長期旅行や滞在の場合はやはり、通信会社のショップに出向きましょう。ショップでは購入から設定まで親切に行ってくれるからです。

※大抵の場合、通信キャリアのwebサイトにはショップリストが掲載されています。

2015年現在、スマホが旅をとても簡単にしています。
誰もが海外でも簡単にSIMカードを入手して気軽に自由な旅行が出来るようになればと思います。

(書いた人:GOTRAVELIFE