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5分以内にメイク完了!初心者が覚えたい必要最低限な化粧方法

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女性が年齢を経るごとに、何かとする機会が増えるのが「化粧」のこと。

今までノーメイクで過ごしていた人が「女性の身だしなみとして化粧をしなさい」と言われても、正直、何から手をつけて良いのか分からないものです。

そこで今回は、メイク初心者の人向けに、スキンケアからポイントメイクまでの手順を説明した後「必要最低限のメイク方法とは何か?」を考えてみたいと思います。

スキンケア、基礎化粧品を使う順番

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基礎化粧品とはスキンケアをする為に使われる化粧品のことです。

ちなみに「ライン使い」というのは、同じメーカーやブランド、シリーズで基礎化粧品を揃えること。
特にメーカーを揃えず、自分好みの基礎化粧品を使う場合は「アラカルト使い」です。


洗顔後「化粧水→美容液→乳液→クリーム」の順番に使っていきます。

それぞれの基礎化粧品の役割を、分かりやすくまとめてみました。

【洗顔】
ほこりや汗、皮脂などの汚れを落とします。
メイクの有無に関係なく、朝起きた時は「洗顔」習慣を付けた方が良いです。


【化粧水】
洗顔で奪われた水分を補給。
肌を整えて、美容液や乳液、クリームの浸透力を高めます。


【美容液】
「保湿」や「美白」、「しわ・たるみ」などの美容成分を凝縮して配合。
他の基礎化粧品よりも有効成分が多い為、気になる肌トラブルの集中ケアにも役立ちます。

「特に肌の悩みがない」「最小限のスキンケアで良い」という人には不要。


【乳液】
水分と油分を補い、肌を柔らかく保ちます。

保湿効果の高い美容液を使っていれば乳液は不要。
ただし「美容液を使わない」「乾燥肌」「肌が乾燥しやすい時期」であれば使った方が良いです。

【クリーム】
「スキンクリーム」「保湿クリーム」「美容クリーム」とも呼ばれます。

油分を補い、肌の乾燥を防ぎます。
肌に浸透させた基礎化粧品の有効成分や、必要な皮脂を「フタをして閉じ込める」性質があります。

乳液よりも油分の配合率が多いので、基本的に皮脂分泌量が低下する30代後半以降に使うものです。

【オールインワン化粧品】
化粧水、美容液、乳液の役割を果たします。商品によってはクリーム成分が入ったものも。

基礎化粧品を単品で使うよりもそれぞれの効果は下がってしまいますが「スキンケアが一度で済んでしまう」のが魅力的。

必要最低限なスキンケア

スキンケアの順番は「化粧水→美容液→乳液→クリーム」ですが「必要最低限で良い」という場合は、以下の4通りの方法があります。

  • 化粧水→美容液→乳液orクリーム
  • 化粧水→美容液
  • 化粧水
  • オールインワン化粧品

時期や肌質、使用する基礎化粧品によって、必要・不要なアイテムは違ってきます。

今から基礎化粧品を揃える場合は、とりあえず「化粧水」または「オールインワン化粧品」を用意しましょう。

ベースメイクの順番

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日焼け止めを使う順番は「スキンケア→日焼け止め→ベースメイク」の順番です。
基礎化粧品や化粧下地、ファンデーションには、日焼け止め成分が配合された商品も多いので、ここでは省略しています。

【化粧下地】

化粧下地には、素肌を整えて守る役割を果たします。

  • 肌のキメや毛穴をカバーして、ファンデーションやポイントメイクの付きを良くする
  • 乾燥や紫外線から肌を保護する
  • 肌色を明るくする
  • ファンデーションの毛穴つまりを防ぎ、クレンジングの際に落としやすくなる

下記で紹介するコントロールカラーやCCクリーム、BBクリームを使わない場合は、ベースメイクの必須アイテムです。

商品によって 自分の肌に合ったものを選びましょう。

【コントロールカラー】
肌の色を補正することで、肌の悩みを解決してくれるお助けアイテムです。

肌の悩み(例:顔色の悪さ、ニキビの跡、シミ、そばかす、目の下のクマ、くすみ)がカバーされて、ファンデーションが薄付きで良くなるので、全体的に明るい印象と透明感を持った肌になります。

商品によって「部分用」と「全体用」の2種類あります。

部分用は「口周りのニキビの跡を隠したい」などのピンポイントで使うもので、化粧下地が別途で必要。
全体用は「全体的に肌色が良くない」など顔中に肌悩みがある時に向いており、化粧下地としても使えます。

特に肌色を変える必要がなければ、コントロールカラーは不要。実際にコントロールカラーを利用している人も少ないです。

【CCクリーム】
化粧下地とコントロールカラーの機能が一つになった商品です。肌のトーンをアップさせて、透明感を出します。

CCクリームが一つあれば、化粧下地とコントロールカラーは特に必要ありません。

【BBクリーム】
日焼け止めと化粧下地、ファンデーションの機能が一つになった「オールインワンファンデーション」です。

元々はピーリングを受けた肌を保護する目的で開発された商品なので、カバー力の高さと重めのテクスチャー(こってり、こっくり感あり)が特徴的で

  • 毛穴やシミ、そばかす、赤みなどを隠したい
  • 短時間でしっかりメイクがしたい

という人に向いています。

その一方で

  • スッピンっぽいメイクがしたい
  • あまり肌に負担をかけたくない
  • 石けんやクレンジングミルクでメイクを落としたい
  • 素肌が綺麗なので、肌の欠点を隠す必要がない

という場合は、BBクリームの利用は不向きです。

【リキッドファンデーション】
リキッド(液状)タイプのファンデーションで、パウダーファンデーションよりも「フィット感」と「カバー力の高さ」があります。

容器はビンやチューブがほとんどで、テクスチャーは「乳液に近い」サラッとしたものから、ドロっと重めまで様々あります。


【クリームファンデーション】

リキッドファンデーションよりも油性成分が多い為「保湿力の高さ」と「しっとり感」が特徴的。

「クリームケース」の容器に入っている商品が大半で、肌が乾燥しがちな「秋冬」の時期や、乾燥肌の人に利用される機会が多いです。

【コンシーラー】
ファンデーションでは厚塗りになりやすい、シミやそばかす、目の下のクマ、ニキビ跡の部分に使う「部分用ファンデーション」です。

眉毛を隠したり、唇の輪郭のラインを修正したりと、顔全体の微調整にも使えます。

使用するファンデーションの種類によって、コンシーラーを使う順番に違いがあり、

パウダータイプ:コンシーラー→パウダー
リキッドタイプ:リキッド→コンシーラー

と使い分けることで、近くで見た時も違和感のない肌に仕上がります。

【パウダーファンデーション】
粉末状のファンデーションを固めたもので、数あるファンデーションの中でも広く一般的に多くの人に利用されています。
肌への密着度が低いので、肌への負担は少なめ。

しっかりカバーしたい時は「パフ」、ナチュラルに仕上げたい時は「ブラシ」の利用が向いています。

【フェイスパウダー】

リキッドタイプのファンデーション(リキッドファンデ、クリームファンデ、BBクリーム)の仕上げや、化粧直しに使われます。

パウダーファンデーションは、既にフェイスパウダー機能もあるので、重ねて使う必要はありません。

またパウダーファンデーションよりもカバー力がナチュラルなので「今日は軽いメイクにしたい」「元々肌が綺麗なので、ファンデは薄付きで良い」という場合は、化粧下地→フェイスパウダーで仕上げてみるのもありです。

必要最低限なベースメイク

ベースメイクを必要最低限で済ませる為には、

  • 化粧下地→リキッドorクリームファンデ→フェイスパウダー
  • 化粧下地→パウダーファンデ
  • 化粧下地→フェイスパウダー
  • BBクリーム→フェイスパウダー

ベースメイクは「化粧下地」と「パウダーファンデ」または「リキッドファンデ+フェイスパウダー」のどちらか一方揃えておけばOK。

上記で紹介したコントロールカラーやCCクリーム、コンシーラーに関しては「必要があれば、使う」くらいの認識で良いです。

パウダーファンデとリキッドファンデは、それぞれ特徴が違うので「自分がなりたい理想的な肌」をイメージして、どちらが向いているのか考えた上で買いに行くことをおすすめします。


【パウダーファンデが向いている人】

  • 仕上がりがナチュラル、薄付きメイクが好み
  • ベタつきが少なく、さっぱりとした化粧がしたい
  • 敏感肌なので、肌の負担が少ないメイクがしたい
  • メイク直しはしやすい方が良い
  • クレンジングで落ちやすい
  • 持つ化粧品は最小限にしたい

【リキッドファンデが向いている人】

  • 多少の肌荒れも分からなくしたい
  • 肌悩みを完全に隠したい
  • 透明感がある肌を演出したい

ポイントメイク

骨格や顔立ちを活かして、立体感やメリハリを作り、肌色や表情を美しく仕上げる為に利用されるものです。

ポイントメイクは顔のパーツごとに数多くの種類がありますが、今回は人目から見て「化粧しているな」と思ってもらえるポイントメイクをまとめてみました。

「必要最低限なポイントメイク」に関しては、人のによって変わってくるので「この部分はメイクをしておいた方が良い」と思う所を抑えておけば良いと思います。例えば元々眉が薄い人は「アイブロウ」、唇の色が薄くて青ざめがちな人は「リップグロス」は欠かせないアイテムです。

【アイブロウ】
元々眉の形が整っていたり、ちょうど良い眉の濃さであれば、特に必要ありませんが、

  • 「メイクをした時、眉毛だけがちょっと浮いた印象になる」
  • 「もう少し『しっかり感』を出したい」

という場合は、アイブロウを使うと、顔全体の印象も良くなります。

自然な雰囲気にするならば「パウダータイプ」、しっかりめは「ペンシルタイプ」が向いています。

眉を整える際は「眉毛用ハサミ」「アイコーム+ブラシ」「シェーバーorカミソリor毛抜き」があれば完璧。
「眉も良い感じにしたいな」と思えば、アイブロウにも挑戦してみると良いです。

【アイシャドウ】
まぶた部分に陰影や色を入れることで、立体感を出します。
アイシャドウを始めて購入する際は「ベージュ系」や「ブラウン系」を選べば、仕事やプライベート問わず使えて便利です。

【アイライナー】
目のフチに線を描くことで、目を強調して大きく見せます。
様々な色が出ていますが、仕事と普段使いを兼用するならば「黒」または「ブラウン」がおすすめ。

鉛筆状の「ペンシルタイプ」、筆ペンやマニキュアタイプの「リキッドタイプ」、ボトルに入ったジェルをブラシで塗る「ジェルタイプ」が主に利用されています。

ペンシルタイプ
穏やかな発色で自然な目元になります。広くぼかせば、アイシャドウの代用にも使えて便利。
リキッドやジェルタイプも落ちやすいので、よれたり、いわゆる「パンダ目」になりやすかったりするタイプです。

リキッドタイプ
筆ペンのような先になっているので、引き方によって「細」「太」が簡単に調整できます。
シャープではっきりした目元を作りたい時におすすめ。速乾性があり、汗や水、皮脂にも強いです。
ペンシルと比較して、全くボカせず、修正が難しいのが難点。

ジェルタイプ
ペンシルとリキッドの中間のような存在。持続性があり、ラインも引きやすいです。
メイク上級者向けのアイテムなので「ペンシルやリキッド以外も使ってみたい」人におすすめ。

【チーク】
表情を明るくしたり、肌に華やかさを与えます。
肌なじみが良い「ピンク系」から探すと、自分の肌に合ったチークが選びやすいです。

チークには、形状に合わせて3種類あり、肌質や仕上がり感で選ぶと失敗が少ないです。

パウダーチーク
粉を固めて指やブラシで塗るタイプ。
テカりにくく、サラッとした仕上がりになるので、化粧崩れが起こりやすい油性肌や混合肌の人向き。

リキッドチーク
液状でマネキュアやリップグロスのような容器に入っていることが多い。
形状からやや濡れたような印象になるので、混合肌や乾燥肌の人向き。

クリームチーク
練り状(クリーム状)でコンパクトやリップグロスのような容器に入っていることが多い。
形状からやや濡れたような印象になるので、混合肌や乾燥肌の人向き。

【リップグロス】
元々は口紅の上から塗って、透明感や艶めきを出すコスメでしたが、最近は単体でも利用されています。

透明なグロスは「口紅のツヤ出し」、色付きのグロスは「そのまま使う」という使い方が多いです。

いかがでしたか?

私が実践している必要最低限のメイク方法は、

洗顔→オールインワン化粧品→アイメイク(アイラインとアイシャドウ)→化粧下地→パウダーファンデーション→チーク

という感じ。

私の場合は、ファンデーションを塗っても塗らなくても肌の印象がそう変わらず、アイメイクさえしっかりしておけば「メイクした感」が出るので、それだけはきちんと行なっています。

メイクを早くするコツとしては、元タカラジェンヌ(男役)の彩羽真矢さんの投稿動画「【彩羽真矢】歌いながらメイクをしてみた【隣に…】」が参考になると思います。

ガッツリメイクでも5分切っているのが、本当にすごいです……。


必要最低限なメイク方法で、ぱぱっと時短に済ませるには「特にメイクでアラを隠す必要ないくらい、日頃から肌の調子を整えておく」ことも大切。「なるべく化粧を時間をかけたくない」と思う人は、特に普段からの積極的なスキンケアに取り組んでみて下さい。

(書いた人:昼時かをる)