ここ最近、毎日のようにクマの被害、目撃情報のニュースを目にします。
東北の県が目立ちますが、実際47都道府県ではどのくらい目撃されているのか、生息域と重ねてグラフ化してみました。
※このインフォグラフィックは2016年6月中旬時点での情報を元に作成したものです。
目撃回数につきましては、各自治体のホームーページ更新情報を元にしているので回数が増減している可能性があります。
予測の通り、上位は東北が多くを占める結果となりました。
特筆すべきは岩手県です。これは6月中旬までの回数ですが、過去最多の増加ペースです。
また青森県では過去10年で最多回数を記録するなど、今年は目撃回数が多い傾向と言えます。
首都圏でも人里付近での目撃、過去10年程姿を現していなかった場所での目撃情報もあり、クマの行動範囲が広がっているのかもしれません。
これは私自身の経験談ですが、実家の玄関に子グマが現れたことがあります。
グラフで見ると5番めに回数の多い、新潟県での出来事です。
親グマとの遭遇は免れましたが、後日の調査で縁の下に親グマも潜伏していたのではないか、とのことでした。
幸いにも被害はありませんでした。
…が、恐ろしいのは地図上では決して山奥の市町村ではないということです。
そう呼べるような地形の場所までは車で1時間半程度、その上辺りは平野なので、森を伝ってくるようなことは考えられなかったのです。
こんなところまで?!と思うような場所にも出没している現状、人里でも油断せず注意する必要があります。
(書いた人:タワシ)