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クートンブログ

日常のヒントをあなたに - 株式会社クートン

残高照会がスマホで可能!本好きが自分用に使うなら「図書カードNEXT」をおすすめしたい

いまの話題 生活のヒント

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2016年6月1日より、次世代型の図書カード「図書カードNEXT」が登場しました。

今までの磁気式カード(テレホンカードの用に穴が空くタイプの)の発行は終了しており、今後は図書カードNEXTに切り替えが進みます。

近年の歴史を紐解いてみると「1960年:紙の図書券→1990年:磁気式の図書カード→2016年:図書カードNEXT」と時代によって形を変え続けてきた図書カードですが、今回の「NEXT」ではどのような部分が変わったのでしょうか?

従来の磁気式図書カードとの違いは?

QRコードを専用読取機にかざして支払い&待ち時間が短縮

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画像先:図書カードが新しく「図書カードNEXT」へ : 富士通エフ・アイ・ピー

図書カードNEXTでは、裏面のQRコードを専用の読取機(新型)にかざす(タッチする)ことで、支払いが行なえます。

従来の磁気式カードは、専用の読取機にカードを差し込んでから、引落しが行なわれるまでに、やや時間がかかり、正直「現金で支払った方が早いな……」と思うことが多々ありました。

一方の図書カードNEXTは、コンビニで電子マネーで決済するのと変わらないほど、スピーディーに支払いが完了して、待ち時間がかなり短縮されました。センター通信時間が短くなった?

初めて図書カードNEXTで支払った時、思わず「え、早い」と口に出してしまった程、早く感じます。

専用読取機はレジ内に設置されているので、支払いの際に書店員さんに図書カードを預ける形になるのは、従来の磁気式カードと変わりません。

利用履歴をネットで確認可能

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従来の磁気式カードとは異なり、カードの残高がデータセンターで運用されているサーバーで管理される方式になった為、手持ちのスマートフォンなどでカード裏面のQRコードにアクセスして、ID番号とPIN番号を入力すれば

  • 残高
  • 日時
  • 利用した書店名
  • 引落額(利用金額)

が確認できるようになりました。

▼QRコードを読み取り

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▼カード裏面の番号を入力

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従来の磁気式カードでは、空けられた穴の位置で大体の残高は分かりますが、取引明細を見ないと1円単位の具体的な残高が分からないのがデメリットでした。

その為、本を購入する際に「この図書カードで足りるかどうか微妙だな……」とハラハラしたことが多々あったのですが、図書カーNEXT1枚で利用可能残高が分かれば、お金を余分に持って行ったり、新しく図書カードを購入したりなど、事前準備がしやすくなります。

ただし購入した書籍のタイトル名までは表示されないので「何の書籍を購入したのか?」を確認するには不向きなのが不便ですね。

ちなみに店頭でも残高照会だけは可能です。
(正直「スマホ・ネットありき」で何でも考えるのは、それらを使えない利用者を取りこぼす要因に思うのですが……)

普段からスマホやネットを使わない人は「利用明細を図書カードNEXTと一緒に持っておく」などの対応が必要になりますね。

有効期限は10年間

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磁気式カードは有効期限無しでしたが、図書カードNEXTには有効期限が設けられています。

公式サイトには「有効期限は10年」とありますが、実際に渡しが2016年7月中旬に手に入れた図書カードNEXTは「2030年12月31日」となっていました。

図書カードNEXT利用約款を見ると「原則として販売時点から10年」とあるので、10年+数年は使えそうです。

有効期限は図書カードNEXTの裏面に記載されているので、QRコードなどで読み取らなくても「いつまでに使う必要があるのか?」を確認できます。「初めて図書カードNEXTで支払いをしてから10年間使える」ではないので要注意。

チャージで繰り返し利用が不可

以前通り「額面の金額を使い切ったら終わり」。

電子マネーカードのようにチャージ(事前入金)をすることで、1枚で繰り返し利用することはできません。

図書カードの元々の目的が「贈り物として活用して、読書の普及を図る」ことで、クオカードやギフトカードと同じく、人にプレゼントしたり、サービスの販促品として活用する……という使い方がされている背景もあり、チャージ式にするのは難しいのかもしれません。

それでも「せっかくの新システムなのに、もったいない」と思わざるを得ませんね。

新しいデザイン10種類

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図書カードNEXTの額面は「500円/1,000円/2,000円/3,000円/5,000円/10,000円」の6種類。

磁気式カードと同じなので、人に贈ったり、金券ショップで購入したりする際など、特に不便さは感じないと思います。

新デザインは「ピーターラビット」「東山魁夷」「富士山」の3パターン。

まだまだデザインは少ないですが、これから増えていくと思います。
(個人的には名画シリーズが好きだったので、図書カードNEXTでも出てくれると嬉しい……。)

金券ショップで購入→人にプレゼントは不向き

私が現在持っている図書カードNEXTは金券ショップで購入したものですが、購入前、お店の人に「ご自分で使われる用ですか?」と確認されました。

磁気式カードだと穴の有無で使用済みor未使用が分かったのですが、図書カードNEXTはID番号とPIN番号を入力して使用の有無を確認する必要性が出てきます。

※PIN番号が見えない状態でも利用は可能。

その為「金券ショップで購入すると、PIN番号部分を削った図書カードNEXTになるので、自分用には良いが贈り物としては不向き」ということなのでしょう。

今まで本好きの友達の誕生日プレゼントとして、金券ショップで購入した図書カードを渡すことが少なからず有ったのですが、それがしにくくなるのは、正直、不便だなぁと思いました。

自分用に使う分には従来よりもお得

一方、自分用に使う分には、図書カードNEXTの方がお得です。

その理由は磁気式カードより、安く買えることが多いから。

金券ショップの買い取り金額を見てみると、従来の図書カードと図書カードNEXTを比較してみると、後者の方が買い取り価格率が低い傾向にあります。

【図書カード】
500円・1000円:92.0%
2000円・3000円・5000円:93.5%
10000円:93.5%

【図書カードNEXT】
500円:60.0%
1000円・2000円:85.0%
3000円・5000円:90.0%
10000円:90.0%

従来の図書カードとは異なり「有効期限が決まっている」、「すぐに使用・未使用の有無が分からず、確認に手間がかかる」ので、買取金額も低くなってしまうのは、仕方ないことですね。

買い取り価格率が低ければ、購入時の金額も低くなるので、金券ショップで買える図書カードNEXTは「贈り物には不向きだが、自分用に使うにはお得」と言えますね。

実際に額面2,000円分の図書カードNEXTを1,900円で買った時は「こんなに安かったっけ……?」と思いました。

いかがでしたか?

「見ただけで未使用・使用済みが分からない」「有効期限は10年間と短い」「残高確認の為、スマホや携帯電話での読み取りが必要」など、改悪・要改善な部分が多々挙げられる図書カードNEXT。

正直「残高照会がネットで可能な以外に、図書カードを刷新した意味ってあるの?」と思いましたが、自分用に図書カードを金券ショップで安く購入しているレジの支払いの時間を1秒でも短くしたいという人には得られるメリットが多くなります。

今まで、2,000円や3,000円など、額面少額で買うことが多かったのですが、何枚も所有していると、一見して、どれが使用しているかどうか分からなくなってしまうので、今後は額面が大きい図書カードを買う機会が増えそうです。

(書いた人:昼時かをる)