昨日、一昨日に続き、今日も女子向けの記事です。
ちなみに、書いてるのは男です。。。
旅行に行くとき、一番安い交通手段といえば「夜行バス」。長距離バスとか深夜バスと呼ばれることもあります。
夜行バスのメリットは、新幹線や飛行機よりも「安い」ことです。逆にデメリットは「乗り心地が最悪」なことです。シートは狭いし、隣の人の目は気になるし、男の私が乗ってもとにかく寝にくい。。
女性の意見を聞いてみても「夜行バスは絶対に乗りたくない」と言う人は少なくありません。
しかし、そのような問題を解決すべく、夜行バスの「VIP LINER(VIPライナー)」が面白い取り組みをしています。
なぜVIPライナーが女性に支持されるのか?
夜行バス運営の「VIPライナー」は、「姫バス」と呼びたくなるような、女子目線で乗り心地のよい車両をたくさん運行しています。
こちらの特集ページ、「女子旅×VIPライナー」では、同社の「プルメリアグランデ」が事例として取り上げられていますが、こだわりようが凄いです。
出発・到着地にVIPラウンジを完備
夜行バスの待合室って汚いイメージがありますよね。お弁当の食べかすとか飲んだ後の空き缶がゴミ箱にあふれているとか。。
しかし、VIPライナーでは、出発場所・到着場所に「VIPラウンジ」を構えており、このラウンジは無料で使えます。VIPラウンジで何ができるかというと、
- おしゃれな内装
- パウダールーム(メイク落とし、洗顔、歯磨き、メイクOK)
- 無料インターネット
- マッサージ器
- お座敷の個室
- フリードリンク
- 携帯の充電
- 更衣室
- シャワー
がすべて揃ってます。(上記は京都のVIPラウンジ)
空港のラウンジよりも気合が入った設備ですよね。
パウダールームやシャワー室は、深夜バスに乗った後の女性にとって、嬉しいサービスだと思います。また、フリードリンクやマッサージ器があるので、長距離バスで疲れた身体を癒してくれます。
ラウンジ内に更衣室があるので、就活で夜行バスを利用する方にとっても、メリットが大きいと思います。
ちなみに、お座敷の個室はこれ。かなりオシャレです。
バスの内装も眠れる仕様に
ラウンジのサービスが充実していると、女性的には嬉しいと思いますが、男の私にとっては、やはり「バス本体のサービスを充実させてほしい」と思います。男はパウダールームなんて利用しませんからね。。。
しかし、VIPライナーはバスの内装も「完全な眠れる仕様」になっています。
- シートは低反発のエアリィソファ
- プライベートカーテンを完備
- TVモニター付きで映画・ゲームができるバスも
- 一斉リクライニング
夜行バスって、知らない人が隣に座ることも多いですよね。バスの明かりが消えてからだと、人の目が気になって、携帯とかいじりにくいのですが、プライベートカーテンがあれば周りが気になりません。
また、自分だけがリクライニングシートを思いきり倒すのも抵抗感があります。しかし、VIPライナーでは「一斉リクライニング」を採用しているので、シートを倒すタイミングはみんな同じです。これも、周りの目線に配慮しなくていいのが助かります。
今回、事例として取り上げている女性仕様のバス、「プルメリアグランデ」は、シートのデザインにもこだわりがあります。
実はおじさんの利用もOKです
一斉リクライニングはこのような感じなのですが、写真の中に「おじさん」が紛れ込んでいるのがおわかりでしょうか?
プルメリアグランデは、女性専用車なのですが、VIPライナーはもちろん男性の方も利用できます。VIPライナーには、プルメリアグランデの他にも、「ロイヤルブルー」や「グランシアファースト」と言った設備充実の夜行バスがあります。
このようなこだわり仕様のバスがあると、深夜バスが旅行のための単なる「移動手段」ではなく、バスそのものが旅行の楽しみの一つになりそうですよね。私も今度、写真のおじさん連中に混ざって姫バスを利用してみようかな。。
こういった取り組みは多方面で広がっている
既存サービスの切り口を変えることで成功しているビジネスはその他にもたくさんあります。
例えば、ツアーバスに「婚活」を組み込んだ「婚活バス」。
- 日帰りツアーを通じて自然な形で出会える
- 良い相手が見つからなくても単純にツアーが楽しめる
- 友達と参加しやすい
などの声があり、婚活の新しいカタチとして人気です。最近は、近鉄が「婚活列車」なるものを運行し、予約開始数時間で定員オーバーになるほどの人気ぶりとなっています。
また、空の便ではJALの「クラスJ」なども良い例だと思います。
座席シートを広めに取ったり、ブランケットを良い物に変えるなど、「プチ高級仕様」を提案することで、人気となっています。
さいごに
VIPライナーのように、女子向けにターゲットを絞ってみたり、JALのクラスJのようにプチ高級路線にサービスを展開するだけでも、これまであった「あたりまえ」のサービスの「見え方」が変わってくると思います。
また、ただのツアーバスを「婚活バス」として活用してみたり、ごく普通の自宅や空き部屋をAirbnbを使って、ホテルの一室として旅行者に貸し出すといった「これまでになかった新しい使い方」をすることでも、「見え方」は変わります。
ビジネス的な締めになってしまいますが、切り口を変えて違う見せ方をするだけで、これまで常識だったものが一変し、それで成功を収めている会社も多いんだなと感じました。
VIPライナーの姫バスについて、詳細は下記のページを見てみてください。(特集ページもかなり気合入ってて面白いです)
ちなみに、下記のページに登場している女性は、ふわわかの高橋明日香さんという人です。
バスで行く!女子旅×VIPライナー
また、VIPライナーはFacebookページにも力を入れています。
歌えるドライバーさんがいたり、500円で姫バスを体験できるキャンペーンも不定期でやっているみたいです。
VIPライナー Facebookページ