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電気しか使わない暖房器具を探している人に、シャープの加湿セラミックファンヒーターをおすすめする5つの理由

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「今年買ってよかったもの」は、【2014年版】会社で導入して作業効率が劇的に上がったお仕事アイテムまとめで既に書いているのですが、その後もう一つだけ追加購入した商品があったので「今年買ってよかったもの」を追記しておきます。

それは寒い時期に欠かせない暖房器具「SHARP加湿セラミックファンヒーターHX-C120-W」です。

購入前に加湿セラミックファンヒーターに関して色々と調べていたのですが、実際に使っている人のレビューがあまり無く「使い心地ってどう?」と思っている人も少なくないと思うので、今後購入を考えている人向けに、加湿セラミックファンヒーターの使用感についてまとめてみたいと思います。

シャープ加湿セラミックファンヒーターを選んだ理由

電気しか使わない

暖房器具の熱源としては「石油(=灯油)」「ガス」「電気」がありますが、借りている部屋の関係で石油とガスがNGだったので、必然的に「電気しか使わない暖房器具」を選ぶ必要がありました。

元々部屋にはファンコイル(備え付けのエアコンのような冷暖房器具)があり、エアコンを新しく設置できない状況だったので「エアコンや石油ファンヒーターのような暖房器具が良い」「加湿機能があれば更に良い」という条件で見つけたのが加湿セラミックファンヒーターでした。

足元~6畳に充分な暖かさ

シャープの加湿セラミックファンヒーターの暖房には、おまかせ(自動)運転が付いており、部屋の湿度に応じて室温を20~22℃に調整してくれます。

温度設定が低いように感じますが、冬場の温度は20~22℃が適切で、加湿機能を使えば体感温度も上がってくれるので、設定温度の割に寒さは感じません。
電気しか使わない暖房器具のオイルヒーターと比較しても、すぐに部屋が暖まってくれるのは使い勝手が良いです。

暖房の適用床面積(目安)は、約3畳(木造住宅断熱材なし)~約8畳(コンクリート住宅断熱材あり)。

使用する部屋の大きさは約6畳で、あまり一定の場所から動かない為、自分が当たる分の暖かさはちょうど良いくらいです。
購入前は「エアコンや石油ファンヒーターよりも物足りないかなぁ」と思っていたのですが、良い意味で期待を裏切られました。

加湿機能ありで空気が乾燥しない

加湿セラミックファンヒーターには名前通り「加湿機能」が付いています。
私は元々気管支が弱く、すぐに暖房で喉がやられてしまうのですが、加湿セラミックファンヒーターを使うと、部屋や喉の乾燥具合が断然違いました。

うるおい(自動)運転で、自動で室内の湿度を55~65%にコントロール。
室内の快適な湿度は40~60%、40%以下で菌やウイルスの活動が活発的になると言われるので、ちょうど良い湿度にしてくれるのは、風邪やインフルエンザ対策に役立ちます。

オイルヒーターだと上に濡らしたタオルを置いて加湿を行ないますが、それと比較しても加湿効果は断然高いように感じます。

元々部屋の暖房設備としてはファンコイル(備え付けのエアコンみたいなもの)があるのですが、かなり古いもので「加湿器を新たに導入しても電気代が気になる」として、暖房と加湿の両方ができる加湿セラミックファンヒーターの購入に踏み切りました。

空気清浄機能付き

「暖房と加湿と空気清浄が一台でできる」のが、この加湿セラミックファンヒーターの売りの一つ。

空気清浄機能が付いていることで、冬場だけではなく一年を通して利用が可能です。

個人的には「プラズマクラスター」や「イオン」関係は、疑似科学的であまり信用していないので「気休めでもあれば良いかな?」程度に考えています。

人気が高かった

私が新しく家電製品の購入を考える時は、価格.comとAmazon、楽天あたりでまず調べるのですが、その中で人気が高かったのがシャープの加湿セラミックファンヒーターでした。

実際に家電量販店に行った時、店員さんにおすすめされたのもシャープ(とパナソニックの似たような)加湿セラミックファンヒーターだったので「じゃあ、これで」と選びました。

他にもアイリスオーヤマや山善あたりも出しているのですが、台所や脱衣場利用に限定されそうなコンパクトタイプが多く、全体的な性能がやや劣るかな?思い、選択肢から外しました。

使ってみて感じたデメリット

歩いて持って帰るのが大変

シャープの加湿セラミックファンヒーターの重さは約5.3kg。

一応ダンボールには持ち手が付いていますが、車で運ぶならばまだしも、歩いて家まで持って帰るのは結構無謀なので、実店舗の家電量販店で購入する場合は配送を頼むか、ネットショップの利用をおすすめします。

結露しやすい

加湿セラミックファンヒーターと、備え付けのファンコイルを使用している時を比較すると、窓の結露が増えたように感じます。

結露は温度だけではなく、水蒸気量も関係してくるので、加湿機能で室内の水蒸気量が増えた分、結露しやすいのだと思います。
一般的に「湿度が60%以上になると結露やカビに注意」と言われるので、窓の結露が気になってきたら、加湿機能を止めたり、空気の入れ替えをしたりしましょう。

少しでも動かすと運転を停止する

暖房器具に良くある「動かすと運転を停止する機能」はもれなく付いています。
安全性を高める為には必要不可欠な機能だと思うのですが「もう少し自分に近付けたい」と少しでも動かすと「ピピピピピ……」と無慈悲に運転が停止します。

「運転スイッチを押す(電源を切る)。もう一度運転スイッチを押す(運転再開)」はものぐさには非常に面倒な作業なので、キャスター付きの台を購入して乗せると移動が楽々できて便利です。


おそらくホームセンターに行けば売っていると思います。または板とキャスターを買ってきてDIYで作ることも難しく無いかと。

温度が選べない

エアコンや石油ファンヒーターだと「設定温度」で温度の設定が行なえますが、SHARPのセラミックファンヒーターの場合は「室温を20~22℃に調整。室温が26℃以上になると運転を停止する」という仕組みになっています。

自動的に温度や湿度を調整してくれるので手間要らずではありますが「実際の温度が何度で、湿度が何%なのか分からない」ので、室内の温度や湿度を図るためには温湿度計を設置する必要が出てきます。

寒冷地・極寒地で使うには物足りない?

私の地元は毎年必ず数十mの積雪があり、石油ファンヒーターやストーブが必須な地域なのですが、そのような寒冷地で「加湿セラミックファンヒーターだけで冬を乗り切る」というのは厳しい所があるように感じます。

部屋が気密性に優れてたり、他の暖房器具の補助代わりに使ったり、作業中の足元や脱衣場、台所などのスポット利用をしたりする場合だと、充分に活躍してくれると思います。

水を入れる際は入れにくく、こぼしやすい

加湿機能を利用する時は付属の給水タンクに水を入れる必要がありますが、縦が約30cmとそこそこ長さがあるので、給水場所によっては「水が上手く入らない」「ちょっとした動作で水がこぼれる」という事態が起こりやすいです。

音はそこそこする

運転音はオイルヒーターやハロゲンヒーターのように「運転音が完全に無音」ではありません。

音の大きさは最大で38dB。
どれぐらいの音の大きさかと言えば、40dBが「図書館など静かな場所と同じくらい」なので、音楽をかけていたり、TVを観ていたりする時はほとんど気になりません。

感覚としては「水をただ流すよりも気になり、エアコンや石油ファンヒーターとそう変わらず、エアコンの室外機よりは静か」という感じでしょうか。
加湿機能を使っていると、たまに水がジュコジュコする音がしますが「すごく気になる」程ではありません。

あっという間にタンクの水が減る

加湿を「うるおい(自動)」で使っていると、8時間で給水タンクの水がちょうど空または少し残ったくらいになります。

自宅で使う場合だと「家に帰って寝る前まで+朝に1~2時間」という使い方であれば、帰宅してから給水タンク内の水を入れ替えれば無駄がなく、より衛生的に利用できます。

電気代が気になる

電気しか使わない暖房器具を利用するにあたって気になるのが「電気代」。

シャープ加湿セラミックファンヒーターの場合は、暖房「強」+加湿の利用で1時間あたり約32.4円。
1日8時間、1ヶ月(30日)連続で使うと考えると、月の電気代は7,776円。

実際に暖房「強」+加湿で使う機会は少ないと思いますが、電気代はエアコンを使うよりも確実に割高になります。

既にエアコンを使っていて「空気が乾燥しやすいから、加湿セラミックファンヒーターを導入しようかしら」と思っている人は、普通に加湿器を買った方が安上がりです。
「電気代が高い」と言われるヒーター式の加湿器でも1ヶ月の電気代が1,000円行くか行かないかくらい。6畳や8畳対応の加湿器であれば、充分に部屋が潤います。

加湿セラミックファンヒーターの利用が向いているのは「事情がありエアコンが設置できない」や「エアコンや石油ファンヒーターと似たような暖房器具が良い」という場合です。

最後に

加湿セラミックファンヒーターの利用が向いているのは、以下に当てはまる場合です。

  • 電気しか使わない暖房器具を探している
  • オイルヒーターよりも即暖性が欲しい
  • 電気代は多少高くなっても良い
  • 場所の関係でエアコンの設置ができない
  • 室内を自動的に適度な温度と湿度に保って欲しい
  • 暖房以外に加湿や空気清浄の機能があれば良い
  • 冬場でもあまり寒くならない

私は「高くなりがちな電気代」を抜きにして考えれば、エアコンが設置できず、灯油やガスが使えない部屋で利用するには、非常に使い勝手が良い暖房器具だと思います。

加湿セラミックファンヒーター自体、あまり市場規模が大きくなく、新機能搭載の新商品が次々と現れる訳でもないので「あ、これ良いな」と思った商品があれば、買っておいても損は無いです。
(その為、今回購入したシャープ加湿セラミックファンヒーターは最新機器ではなく、機能が変わらない型落ちで安価な2013年版です)

また良い商品があれば、ブログで随時紹介していきたいと思うので、今後とも宜しくお願いします。

今週のお題「今年買ってよかったもの」〈2014年をふりかえる 2〉


(書いた人:昼時かをる)

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