「せっかく英語を勉強したのだから、何かに活かしたいけど、何をすれば良いか分からない」
「今後、東京オリンピックなどで日本に興味を持つ人が増えてくると思うけど、自分が何かできることは無いかな?」
と思った時、最も手っ取り早くできる方法は、今使っている「インターネット」を活用すること。
自分が普段使っている日本語、今まで勉強していた英語やその他言語を世界中の人々に役立てられる翻訳・語学学習支援サイトを紹介します。
自動翻訳の変な文章を改善「翻訳を改善する」
Googleの自動翻訳で海外のサイトを翻訳した際「この翻訳は変だな」と思う部分があれば、文章にカーソルを合わせると「原文」と「翻訳を改善する」の表示が出てきます。
「翻訳を改善する」をクリックして、単語をクリックするとその他の翻訳が表示されて、ダブルクリックで文章全体を直接編集できます。
「送信」を押すと「Google翻訳の改善にご協力いただきありがとうございました」の文章が表示されます。
自分の翻訳した単語や文章が、すぐに文章へ反映される訳ではありませんが、翻訳能力の向上や誤翻訳を繰り返さない為の学習の一つとして役立てられます。
Google翻訳の精度をより高める"Translate Community"
"Translate Community"は、ボランティアがGoogle翻訳の品質改善や新言語への対応をサポートできるサイトです。
「翻訳を改善する」は、自動翻訳で気になった部分を訂正する意味合いが強いですが"Translate Community"では、用意された単語や文章を翻訳・訂正することで、Google翻訳へより多種多様なフィードバックが行なえます。
Translate Communityにアクセスすると、自分が流暢に話せる言語を最低2つ(英語含む)、多くて5つ選択します。
後は「翻訳された文章が正しい/正しくないを選ぶ」「表示された文章を翻訳する」を、淡々と作業していくだけ。
分からなかったり、自信が無かったりする言葉があれば「SKIP」で飛ばして、確実に分かる部分だけ答えてもOKです。
今段階では自分の作業が翻訳に反映されたどうかは確認できませんが、将来的には自分が貢献した影響を分かるようになる予定です。
参考:「Google 翻訳」の改善に協力できる新サイト「Translate Community」公開 - INTERNET Watch
日本語学習者の支援ができる"Lang-8(ラングエイト)"
Lang-8は、自分が書いた英語(またはその他の言語)の文章をネイティブスピーカーに添削してもらい、お返しとして自分の母国語(日本語)を学習している人の文章を添削する……という相互添削SNSです。
自分のライティングスキルを上げたり、習慣的に日記を書くことで語彙力を増やしたりするのが主な目的ですが「日本語を勉強している人の支援を行ないたい」に特化した使い方もできます。
Lang-8にログイン後「✔添削する」をクリックすると、添削待ちの投稿が表示されます。
後は気になった日記を読んで、間違った部分があれば添削やコメントしたり、問題なければ「パーフェクト」を付けたりすればOK。
▲添削の様子
いかがでしたか?
自動翻訳の精度が向上で、自分でイチから他言語を勉強しなくても、様々な言語のサイトを何となく読めるようになったり、コミュニケーションを取れたりするようになりました。
最近の話題だと総務省がNTTやパナソニックと協力して、10言語(日本語を含む)を高い精度で自動翻訳するアプリの開発を進めることを発表しています。
それでもやはり翻訳精度の向上には「人海戦術」的な、人々の協力が必要不可欠です。
「外国語が一切分からなくても、海外の情報が読める」「色々な国の人と意思の疎通ができるようになる」というのは、非常に魅力的な話ですね。
「気になった翻訳部分の単語や文章を直すだけ」で、世界各国の不特定多数の人々が幸せになれる、ちょっとした社会貢献をしてみてはいかがでしょうか?
(書いた人:昼時かをる)
▼ 他にも学習(英語多め)に関する記事書いています ▼