最近話題のサービスAirbnb(エアビーアンドビー)をご存知ですか?
Airbnbとはアメリカ、サンフランシスコ発の宿泊したい人と宿泊施設を提供したい人をマッチングするwebサービスです。
掲載されている宿泊施設は普通の旅行ではなかなか利用出来ない、ホテルではない場所、具体的に言うと個人宅を中心にツリーハウス、ヨットといったユニークな場所が多いのが特徴です。
私はAirbnbを使って今までに
- リオデジャネイロ(ブラジル)
- ニューヨーク(アメリカ)
- ポートランド(アメリカ)
- ゴールドコースト(オーストラリア)
- ブリスベン(オーストラリア)
の主に個人宅に宿泊してきました。
今回はそんな経験を通してAirbnbについて紹介していきたいと思います。
Airbnbを使ってみて良かったと感じた3つのこと
宿泊費を54%以上も節約できた
私がAirbnbを今まで利用したケースは主に宿代が高い地域だったり、ホテルが一杯だった時です。
実際にどれくらい節約できたか比較してみましょう。
ニューヨークの場合
私の泊まったAirbnb : 57ドル / 3人1泊 / 1人あたり1泊19ドル(ただし実際は1週間400ドルで契約していました)
ドミトリー(共有ルーム) : 37ドル / 1人1泊 / 1人あたり1泊37ドル
格安ホテル(ダブルルーム) : 82ドル / 2人1泊 / 1人あたり1泊42ドル
上記のドミトリーとホテルはNYの中心マンハッタンなのに対し、私が泊まった場所は少し郊外のブルックリンの住宅街なので単純比較は出来ません。しかし、個室で自分たちだけのバスルームやシャワールームがあり快適に生活できた事、3週間滞在したこともあり、ドミトリーに宿泊した場合と比較して
37ドル(ドミトリーの料金) - 19ドル(Airbnbの料金) =18ドル x 21泊 = 378ドル
とかなり節約できたと考えています。
現地の人との交流が持てる
写真:オーストラリア、ブリスベンで連れて行っていただいた展望台から
Airbnbで部屋や家を借りる際、相手によっては交流する機会があります。
(ホストによっては旅行中の空き部屋を貸し出していたりするので、逆に全く会わないケースもあります。)
私はリオデジャネイロ(ブラジル)で夜、街に繰り出してBARに行ったり(治安が悪い場所なのでなかなか1人で行くのは厳しく感じる)、ブリスベン(オーストラリア)では庭でBBQをご馳走になったり、街を案内してもらったりしました。
このような体験というのはホテルに泊まっていたら出来ないことでしょう。
現地の生活をリアルに体験できる
写真:NYで実際に借りていた部屋のキッチン
Airbnbで泊まる事のできる宿泊先はほとんどの場合、ホテルではありません。
つまり食事は付いていないのです。
逆に一般の家に当然あるものがキッチンです。
ですので、ホストのキッチンを借りて、本格的な料理が出来るのもAirbnbの魅力の一つではないでしょうか。
私が海外旅行で行く場所の一つに現地のスーパーマーケットがあります。
スーパーマーケットに行くと現地の本当の物価がわかります。
その地域の人達がどれくらいの値段で何を買ってどんな生活をしているのかを感じることが出来るのです。
ホストによっては近所のおいしいレストランや地元の人しか知らない、穴場スポットを紹介してくれるかもしれません。
Airbnbを利用する時に気をつけたい5つのポイント
クーポンを入手してより安く利用する
Airbnbを実際に利用してみたいと思ったら、googleで
などで検索してみてください。
まだまだ一般的には知れ渡っていないAirbnb、プロモーションのため頻繁に割引キャンペーンをやっています。
申し込む前にレビューをチェックする
Airbnbは泊まりたい人とホストの信頼関係によって成り立ちます。
もしWEB上で契約が成立しても実際に行かなかったり、ホストが家にいなかったら成立しません。
相手が信頼できるかどうか、施設は良いかどうかはレビューを見て判断する必要があります。
実は過去にレビューが付いていない格安の物件宿泊したところ、ベッドバグの被害に遭ったことがありました。
Wi-Fiなど部屋の設備を確認する
ホテルに宿泊する時と同じように部屋の設備をチェックしましよう。
特にホテルの一般常識は通用しません。
私が利用する際に気にするチェックする設備は
- Wi-Fi
- キッチン
- 洗濯機(長期の場合)
- 必需品(ホテルではないので、タオルや歯ブラシなどは用意されていないと考えた方が良い)
- タバコ関連(禁煙かどうか)
です。
部屋番号を含めた住所の把握
写真:NYで借りたアパートの外観。どこの部屋か分からなかった
Airbnbで宿泊出来る施設の多くはホテルでなく、個人宅だということはすでにお話してきました。
つまり外観は普通の個人宅です。
ですので、現地に着いてどこが自分が泊まる場所なのか探すのに苦労します。
実際に予約が完了すると、Airbnbからグーグルマップと住所が送られてきます。
もし相手の家が特徴的な一軒家だったら問題ないでしょう。
しかし、想像してみてください。
例えば、同じような家がたくさん並ぶような場所だったら。
例えば、アパートの一室だったら。
実際にNYで宿泊した際はアパートの一室だったのですが、アパートのどの部屋かわからずインターネット環境もなく困り果てました。
2xxx Mxxxxxx street apartment 3L 1xxx7 Brooklyn
これはその時の宿泊先の住所なのですが、3Lというのが実は部屋番号だったのですね。
こういった細かな情報は実際に行ってみるまで分かりませんでした。
対処法として、できるだけ事前にオーナーから家の外観写真を送ってもらうことをおすすめします。
チェックインの時刻を事前に伝えておく
初めてAirbnbを利用した時のことです。
私は相手のことを何も考えずに、ホテルに宿泊するような気持ちで相手の家に向かいました。
こちらが宿泊することを知っているのですから、当然相手は家にいるものだと思っていたのですね。
何時に行くかを伝えていなかった結果、宿泊先に到着した際、オーナーは不在で部屋に入れたのはそれから3時間もあとの事でした。
利用する際は、何時ごろに到着予定か事前にコンタクトをとっておいたほうが良いでしょう。
英語でのやりとりとメールの例文
海外での利用の場合、ホストとのやりとりはほぼ英語となります。
英語で初めての人にメールを送るのはハードルが高いと思う人がほどんどでしょうが、最初のメールは
- 簡単に自己紹介
- あなたの部屋に興味がある
- この期間に泊まれるか
- (あれば)部屋の疑問点
を書けば大丈夫です。
例えば、私のつたない英語で送ったメッセージはこんな感じです。
Hello, XXX(ホストの名前)
I am xxx(名前), Japanese who lives in Tokyo.
I am planning for traveling in NY with my friends. I am interesting in your room.
We are two people, everyone is tidy and friendly!
Can we stay your room from DD/MM/YYYY(日付) to DD/MM/YYYY?
I am waiting your reply!
Thank you, xxx(名前)
家の外観を送ってもらいたい時には、こんな感じです。
I don’t know much about NY(土地の名前), so could you send me the picture of your house’s front door?
多少間違っていても問題ありません。相手もスペルミスや文法の間違いはしょっちゅうです。Google翻訳をフル活用して挑戦してみましょう。
Airbnbで泊まれる、一度は行ってみたい素敵な場所
私は今までAirbnbを主に宿泊費用の節約という目的で利用してきました。しかし、Airbnbでは部屋は190ヶ国、50万都市の物件が掲載されています。中には本当に素敵で一度で良いから、こんな場所に泊まってみたいと思わせる物件があります。
今回はそんな中からほんとに一部、3つだけピックアップしてみました。
Treehouse just up from the beach(ハワイ、アメリカ)
まとめ
紹介してきたようにAirbnbはすべての人におすすめできるサービスでありません。
実際にどんな人が向いているか、向いていないかまとめてみました。
■向いている人
- 中長期滞在、時間に余裕がある
- サービスを求めない
- 人と関わりが持ちたい
- 節約したい
- 新しい体験をしてみたい
- インターネットを使いこなせる
- 英語が得意(日本以外での利用の場合)
■向いていない人
- サービスを求める
- 短期滞在など時間に余裕がない
- インターネットを使いこなせない
- 英語が苦手(日本以外での利用の場合)
Airbnbは観光地にある普通のホテルに宿泊する旅行は飽きた。
観光地ではなくその場所のリアルな部分に触れてみたい。
現地の人と交流してみたい。
そんな人に向いているサービスだと思います。
いま、世界中を旅してみると、どこの街に行っても同じようなショッピングモールやファーストフードチェーンがあり、同じような光景が広がっているのが1つの現実だと感じます。
だからこそ、もっとその地域のオリジナルな部分を見たい。現地の人と話をしてみたい。
一般の家に宿泊をして、その地域で暮らす人々のように滞在できるAirbnbは今までとは違った旅行を体験することが出来る、1つの形ではないでしょうか。
(書いた人:GOTRAVELIFE)
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