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治安の悪さも今は昔?通天閣帰りに串かつ店の代表格「だるま」でサクッと逸品を食す

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「通天閣=新世界=串カツ」と言っても過言では無いくらい、新世界には串カツ店が至る所にあります。

通天閣で大阪を一望した後「串カツ食べたいな」と思い、新世界を適当に歩いていても必ずあるので、逆にどこで食べて良いか悩むほど。

串カツの激戦区、新世界の中でも人気の一、二を争うのが、今回紹介する「元祖串かつ だるま」です。

昭和4年、新世界の一画で開業後、大阪を中心に14店舗を展開しています。
新世界周辺に3店舗あり、どこも行列ができていますが「とりあえず、有名所の串カツを食べたい」という人は、並ぶ価値ありです。

店舗紹介

だるまは大阪を中心に店舗を展開していますが、新世界にあるのは「通天閣店」「新世界総本店」「動物園前店」「ジャンジャン店」の4店舗です。

基本的に年末年始の12月31日~1月1日を除けば、年中無休で営業しているので、いつ行っても大丈夫。

通天閣店食べログ

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通天閣の本当に目の前にある店舗です。開店前でもずらっと行列。

営業時間:11~21時
席数: 52席(カウンター席36席 テーブル16席)
支払い方法:現金、クレジットカードOK
予約:不可


新世界総本店食べログ

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通天閣から南へ歩き、三本目の通りを左に行くとあります。

他の店舗とは違い、いかにも「総本店!」な雰囲気が漂い、全席カウンター席のこじんまりとした店舗です。

当初は「新世界まで来たのであれば、総本店で食べよう」と思っていたのですが、何となく入りにくい雰囲気だったので諦めました。

営業時間:11~22時30分
席数:12席
支払い方法:現金のみ
予約:不可


動物園前店食べログ

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新世界総本店より通り1本南に入った、串かつ店「横綱(こちらも有名ですね)」が乱立する所を左に曲がるとあります。

通天閣店と店の規模は同じくらいですが、カウンター席よりもテーブル席が多いので、家族連れやグループでも来やすい店舗だと思います。

営業時間:11~22時30分
席数:51席(カウンター13席 テーブル38席)
支払い方法:現金、クレジットカードOK
予約:不可


ジャンジャン店食べログ

(写真撮り忘れました……)

ジャンジャン横丁の入り口(北側)すぐにある店舗です。

予約不可な店舗が多い中、平日のみですが予約可能。休日やお昼時は、どこも行列になるので「できれば待たずに食べたい」という人にも向いています。
ジャンジャン横丁まで来る人が少ないのか、行列は少なめで、すぐに入れる雰囲気でした。

営業時間:11~21時
席数:47席(カウンター13席 テーブル34席)
支払い方法:現金、クレジットカードOK
予約:可能(平日のみ4名~26名)


串かつだるま新世界マップ

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他にも「なんば本店」「道頓堀店」「法善寺店」「北新地店」「きわ味北新地店」「ルクア大阪店」「新大阪駅なか店」「心斎橋店」「アルデ新大阪店」「姫路店」があります。

チェーン展開しているとは言え、店舗は大阪市内に集中しており、姫路店( 姫路市魚町)だけが大阪府外。
通販にはどて焼きやカレーしかないので「だるまの串かつが食べたい」と思った時は、大阪まで来て下さい。

開店前にすでに行列!串カツだけあり回転は早め

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私が訪れたのは小雨降る8月末の休日。
11時開店前でも当たり前のように行列ができており、開店後も10分経たずに満席+行列になっていました。

開店後30分もすると、一番最初に食べていた人が出始めるので、行列に並んで20分後には無事に入店。

串カツ店は「サクッと揚げた串カツを、サクッと食べて帰る」が定番なので回転率は高めです。
ちなみに3人以上のグループになるとテーブル席に通されるので、多少時間がかかりますが、今回は「二人連れ。カウンター席でもOK」だったので、先に並んでいた2~3組のグループよりも先に入れました。

回転率を考えても「30分も並べば入れる」とは思いますが「並ぶ時間がもったいない」という人は、他の行列ができていないお店に行った方が良さ気。
新世界にはほとんど串カツ店しかないので、有名・無名問わず、確実にどこかで串カツは食べられると思います。

一串105円+税~。予算は一人1,000~2,000円くらい。

席に通されて最初に出るのが、皿いっぱいのキャベツ。

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居酒屋で良くある「お通し(突き出し)」のように有料ではなく、お水と同じく無料サービスみたいです(伝票にキャベツ代なし)。
キャベツのおかわりは自由。注文した串カツが届く前の繋ぎや「口の中が油っぽくなってきたな」と思った時に食べます。

だるまの串カツは1串105円。ちょっとお高めの具材になると150円~。
「一串80円~」の串カツ屋もありますが、その場合、具は小ぶりなことが多いみたいです。

単品串だけで種類は40種類以上

串かつ初心者で「何食べて良いか迷う」という人は、どて焼き+串の具材内容が決まっているセットメニュー。
「どて焼きは要らないから、好きな串かつだけ食べたい」「最も本数が少ない『どて焼き+串9本のジャンジャンセット』でも食べ切れるか心配」という人は、単品注文が向いています。

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私は「串かつ、うずら、カマンベール、もち、山芋、レンコン」。一緒に行った相手は「串かつ、うずら、もち、ずり、たこ、いか、きす、たまねぎ」を、それぞれ注文。

すぐに注文した分の伝票を出してくれるので「自分が注文したもの、現在の合計金額」が分かりやすいです。

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この日は二人合わせて2,089円。

食べログなど見ると「予算1,500~2,000円」とありましたが「お昼のちょっとした腹ごなし」程度であれば、お酒など飲まなければ1,000~1,500円台で収まると思います。
行列に並んだのが20分、席について食べ終わるまでには30~40分ほど。1時間ほどあれば、美味しい串カツを存分に味わえると思います。

サクッと誰でも食べやすい

串カツを食べたのは「だるま」だけで、家でも串カツは揚げないので、比較するのは難しいのですが「誰でも好き嫌いなく、食べやすい味」だと思います。

パン粉はきめ細やかで、サクッサク。薄付きなので中の食材を邪魔しません。ソースに付ければ、揚げ立てでもすぐに食べられるのが、せっかちな人にも嬉しい。

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次の人も同じソースを使うので、串カツは二度漬け禁止!
後ろの方の串カツにソースが足りなければキャベツでソースをすくって付けたり、塩コショウをまぶしたりすれば美味しく食べられます。

個人的におすすめしたいのが「串カツ、うずら、もち、カマンベールチーズ」。
中でもカマンベールチーズは、ちょっと変わり種で値段も高めですが、外カリッ、中とろ~りのダブル食感が味わえて美味しいです。

お店も清潔で店員さんも親切。いわゆる「大阪の濃すぎる感じ」が薄いので、小さな子どもから中高年、外国人観光客まで「ちょっと入ってみようか?」と気軽に来店しやすいのも良いですね。

ちなみに台湾人の友人が「台湾の大阪ガイドブックに載っていた」というくらい、だるまは日本だけはなく海外でも有名。

その為、前に並んでいた韓国人観光客に店員さんが話しかけていた感じからしても、外国語対応のメニュー表も用意されているようです。
あまり日本語が得意ではない海外の友人や知人と、串カツを食べに行く機会があった時も安心ですね。

新世界は思った以上に治安が悪くない

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「通天閣に行ってみたい」と今回始めて新世界を訪れたのですが、新世界には何となく「怖くて治安が悪い所」というイメージがありました。

実際に行ってみると、多くの人が言うように、良くも悪くも観光地化されており、通りを歩くのは通天閣や串カツ目当てと思われる日本人・外国人観光客ばかり。
「見ただけで『ヤバイ』と思うような雰囲気」「怖い人や怪しい人、不可解な人が至る所にいる」ということはありませんでした。仮に居たとしても、こちらから積極的に関わらければ問題なし。

大阪の東梅田や東京の原宿に行った時の方が「あぁ、何か怖いな」と思ったほど。
いわゆる「危ない所」と言われるのは、新世界よりも南、JR大阪環状線の外側エリアに限定されるように思うので、そう気構える必要は無いように思いました。

串カツは新世界で誕生した大阪グルメと言われます。
「新世界で本場の串カツが食べたいけど治安が気になる……」と思う人でも、案外、気軽に来れる場所だと思います。

(書いた人:昼時かをる)