自宅や会社での作業と異なり、様々な場所で仕事をするスタイルを持つノマドワーカーは「外出先で作業」になる為、作業に必要な一式を全て持ち歩く必要があります。
では、実際にノマドワークをしている人は、どのような持ち物で仕事をしているのでしょうか?
ノマドワーカーにも色々な人がいると思いますが、今回は私のような「文章をメインに書くタイプ」が、外出先の作業で必要最低限、持っておきたい持ち物をまとめました。
「将来的にノマドワークをしたいけど、何を用意すれば良いのか分からない」「自分以外の人は、どんな持ち物でノマドワーカーやっているのかな?」と思っている人の参考になれば幸いです。
最低限必要なものリスト
- ノートパソコン
- インナーケース
- マウス
- モバイルWi-Fi
- PCメガネ
- スマートフォン
- イヤホン
- 財布とお金
- トートバッグや背負えるバッグ
ノートパソコン
私が使っているのは、ChromeBook。
ChromeBookとはGoogleが展開するOSの一つ「Google Chrome OS」を搭載しているノートパソコンのこと。
「インターネット上で全ての作業を行なう」ことを前提に作られており、ソフトウェアがほとんど何に入っていないので、1台2~3万円と、他のノートパソコンと比較しても格段に安いです。
「ノートパソコンの持ち運び」に関しては「落としたり、ぶつけたりして、壊したらどうしよう」と不安に思う人も少なくありませんが、ChromeBookはその点「2~3万円なら、まぁ何とか」という金額なので、気軽にノマドワーカーができると思います。
ChromeBookに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
数ヶ月、ChromeBookを利用して気付いた最大のデメリットが、Chromeの拡張機能に使える「FTPサーバ」がほとんどないこと。
FTPサーバ経由で記事や画像をアップロードしている人にとっては、非常に使いにくいと思います。
一方、はてなブログのように、直接画像をアップロードして記事を作成するのであれば、ChromeBookで問題なく使えます。
ノートパソコンは満充電した状態で持っていけば、充電用アダプターやモバイルバッテリーを持っていく必要性は低いです。
ただしノートパソコンの充電容量が少なかったり、2日に渡って長時間作業したりする時は、念の為に持って行った方が「充電切れで作業できない……」という最悪の事態を回避できます。
インナーケース
バッグにそのままノートパソコンを突っ込んでおくのは、バッグを床に落としたり、何かにぶつけたりした時に壊れる不安があるので「保護用のインナーケース」に入れておきます。
自宅から近い距離でノマドワークする時は無くてもまだ良いのですが、旅行先や出張先に持っていく場合は、きちんと保護した方が安心感があります。
商品によって素材は様々ですが、衝撃吸収用素材を使用した「保護重視」で軽量なタイプが人気です。
洋裁ができる人はキルティング生地でオリジナルのインナーケースを作っている人も多いみたいですね。
私の場合、自宅や自宅近くで作業する機会が多いので、特にインナーケースを用意していないのですが、近々作るか買う予定です。
マウス
タッチパッド付きのノートパソコンであれば、不要な気もしますが「スピード」と「正確性」を求めるならば、マウスは1つ持っておいて損はありません。
無線と有線の2種類ありますが、好みと予算に合わせて選んでみると良いと思います。
私は友人からもらった自宅パソコン用のマウスを、ノマドワークに出かける度に毎回デスクトップパソコンから引っこ抜いて持って行くのですが、もう少しコンパクトなマウスが欲しいなとも思います。
ちなみにマウスパットは「有っても無くても変わらない」感が強いので、使用していません。
モバイルWi-Fi
ChromeBookは一応オフラインでの作業もできますが、やはりインターネットに接続して使うのが基本です。
その為、自宅では固定回線+無線ルーター。会社や外出先で使う際は、モバイルWi-Fiを利用しています。
スターバックスやタリーズコーヒーなど、各店舗独自の無料Wi-Fiが使える時は、そちらを併用することもあります。
大きさも充電バッテリー並で軽くて持ち運びも楽々。
ノートパソコンの接続設定済であれば、ONにするだけで自動的にネット接続をしてくれます。
私が使用しているモバイルWi-Fiは月3GB。
これを「少ない/多い」と見るかは人次第だと思いますが、私が外出先でモバイルWi-Fiを利用するのはChromeBookでノマドワークする時だけで、私物のスマートフォンは4G回線を利用している為、月3GBでも充分過ぎるように思います。
PCメガネ
パソコン画面を長時間見続けていると、やはり「眼精疲労」が気になるので、作業中は毎回PCメガネにかけ直しています。
「PCメガネって本当に効果があるの?」と思う人も少なくないと思いますが、実際に着用の有無によって、作業終わりの目の疲れ具合に差が格段に出るように思います。
私が使用しているのはZoffのPCメガネ(度付き&乱視矯正あり、度無しの2つ)。
度付き&乱視矯正ありタイプは「効果重視」で、がっつり色付きのメガネになっていますが、作業終了後に普通のメガネに掛け直すのを忘れて、人前を歩いても変な顔をされたことは無いです。
時々、画像の色調補正や簡単なイラスト作成なども行ないますが、Webデザイナーやイラストレーターのように「色重視」の仕事では無いので、普通にPCメガネを掛けた状態で行なっています。
私が使用するPCメガネに関しては、下記の記事で詳しく紹介しています。
スマートフォン
基本的な作業はノートパソコンで全て済ませられますが、スマートフォンは撮影した画像をDropboxなどクラウドサービスにアップロードしたり、ちょっとメールを見たり、たまに掛かってくる電話に応対する時に使います。
写真にこだわる人はデジカメも欠かせないアイテムだと思いますが、私の場合は「スマホのカメラ機能で充分なので、正直、そこまでは……」というレベルです。
スマートフォンのカメラ機能が便利すぎて、最近のデジカメ事情には、さっぱり疎かったのですが、イケダハヤトさんの「[レビューブログ] 「RX100M3(8万円)」はブロガーのためのカメラだ! - まだ東京で消耗してるの?」という記事を読んで、最新式のデジカメはWi-Fiを利用したスマホ転送機能もあることを初めて知りました。
デジカメで撮った写真は「SDカードをパソコンに挿したり、UEBケーブルで繋いだりして転送する」というイメージしか無かったので、その面倒さが無ければ「より写真にこだわるために、デジカメを持つ」という選択肢も出てくるな……と思います。
イヤホン
外で作業をする際、静かな環境であれば良いのですが、話し声や騒音が気になる時は、イヤホンを耳栓代わりに使ったり、音楽を聞いたりします。
誰もいない部屋で一人作業している環境と比較すると、必ず自分以外が出す音は聞こえてくるので、集中力を高めたり維持したりする為にも、イヤホンは欠かせない存在です。
イヤフォンには「インナーイヤー型」と「カナル型」の2種類ありますが、カナル型の方が遮音性が高く、音楽を聞いていても音漏れの心配がありません。
私が使っているのは、台湾メーカーのスマホ「HTC J ISW13HT」の付属イヤホンです。
特にこだわりがある訳ではなく「インナーイヤー型は外れやすいので使いにくい」「自分の世界に入れる感が強い」という理由で使い続けています。
財布とお金
ノマドワークをする場所としては、カフェなどが多いので、食べ物や飲み物が買えるだけのお金は財布に用意しておきます。
同じお店で長時間(私の感覚では2.5時間以上)作業するとなると、やはり何度か飲み物や食べ物を注文した方が良いので、とりあえず最低でも500~1,000円は確実にあることを確認してから、お店に入るようにしています。
ちなみに「スターバックスはスターバックスカード」、「タリーズコーヒーはTULLY's CARD(1杯ごとに10円引き)」など、便利に使えるチャージ式プリペイドカードもあるので、特定の店舗に頻繁に通う人は一枚作っておいても損はないと思います。
トートバッグや背負えるバッグ
ノートパソコンなどノマドワークに必要な用具が一式入る大きさのバッグは必要不可欠です。
私の場合、近場で作業する時や気軽さ重視の時はトートバッグ。遠出をしたり、天候が悪かったりする時は、背負えるバッグを利用しています。
肩掛けバッグでも良いと思いますが、全て一式入れるとなると、必要最低限な持ち物でも結構な重さになるので、重さのバランスが均等になるリュックタイプがおすすめ。
また「不注意で色んな所にぶつけてノートパソコンを壊しそう」という人にも背負えるタイプが向いていますね。
ちなみに私の背負えるタイプのバッグは、5年以上愛用している為、最近は重さに耐え切れず、結構金具が外れたり、縫い目が解けて持ち手が取れそうになったりしています……。
「良い大きさのバッグが無い」という人は、新しく買ってみても良いかもしれません。
その時は「何をどれだけバッグに入れるのか?」「○kgの重さがいけるだけの耐久性はあるか?」「このカバンを持った状態で、取引先の人と会えるか?」などを良くシュミレーションして、自分にとって使いやすい物を選んでみてください。
いかがでしたか?
私の普段ノマドワーカーする時に最低限必要なアイテムを紹介しました。
最近良く話題にあがる「ミニマリスト」という訳では無いのですが「移動距離と時間を考えると重い物は持ち運びたくない」「物が多いことでごちゃごちゃ時間を取られたくない」という意識が強いので、持って行くものはかなりシンプルになっています。
「必要最低限、用意するもの」が決まっていれば「何を持って行こうかな?」と考える時間が短縮できる他「あ、これ持ってくるの忘れた!」という忘れ物防止にも役立ちます。
仕事内容や外出先での作業バランスを考えながら、自分のノマドワークに必要な物を選んでみてください。
(書いた人:昼時かをる)
「ノマドワーカー、はじめました。」では、ノマドワークで働く際に役立つ情報を紹介します。
まだまだ手探り状態なノマドワークな日々ですが、似たような環境で働く方のヒントになれるよう頑張ります。