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定額音楽配信サービス、結局どこがオススメなの?

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AppleMusicをきっかけに国内でも一気に話題になった定額音楽配信サービスですが、実は特に新しいサービスというわけではありません。

国内ではソニーが「Music Unlimited」というサービス名で2012年に音楽定額配信サービスを開始していました。

1,000万曲※1を超える楽曲を聴き放題で楽しめる 定額制の音楽配信サービス「Music Unlimited」を7月3日より 日本にてサービス開始

こちらのサービスは残念なことに2015年3月でサービス終了となってしまいましたが、月1480円で1000万曲がPCやスマホなどで聴き放題になるというものでした。

上記のように、あらかじめサービス側が用意した数百万~数千万曲を、毎月サービス料を支払うことで、いつでもどこでも聴くことができるというのが、定額音楽配信サービスです。

日本で使えるサービス

  • Apple Music
  • LINE MUSIC
  • AWA
  • dヒッツ

現在、携帯の回線キャリアに依存しないサービスとしては上記の4つが大手と言えます。
それぞれの内容については、

Apple Music

運営会社:Apple
対応端末:PC、Mac、iOS
料金:980円

Apple Musicの特徴はなんと言っても、Apple製品との親和性です。
PCやMacではiTunesの最新バージョンを使っていればそれだけで、iPhoneでは何もせずとも再生環境が揃ってしまいます。

また、iTunesに登録されている手持ちの曲とApple Musicの曲を組み合わせたプレイリストが作成できたりと、もっとも最も自由度の高い音楽スタイルが選べるサービスです。

曲のラインナップは洋楽中心で、邦楽はまだまだこれからといった印象ですが、日々更新されるプレイリストが非常に充実しており、特に聴きたい曲が無く、何となく音楽が聴きたいときでも、スタッフおすすめのプレイリストを再生して楽しむことができます。

LINE MUSIC

運営会社:LINE
対応端末:PC、Mac、iOS、Android
料金:500円(20時間まで)、1000円(無制限)

国内最大のメッセージサービス「LINE」が手がける音楽配信サービス。
2つのプランがあり、そこまで音楽を聴かない場合は視聴時間制限有りのプランを選べば無制限の半額で楽しむことができます。

もちろんメッセージアプリの「LINE」とも連携機能があり、自分の好みの曲をメッセージとして送信することができます。

このメッセージに添付された曲はLINE MUSICに課金済みのユーザーであればフルバージョンが、未課金のユーザーは30秒の視聴が可能です。

ラインナップは、洋楽、邦楽共に多彩で、特に邦楽だから曲が大幅に少ないと感じることはありませんでしたが、プレイリストの充実度が他サービスよりも劣る印象。どちらかというと自分で好きな曲を選んで、好みのプレイリストを作ってから楽しむスタイルを想定しているのかもしれません。

また、ブラウザ再生機能もあるので、PC、Macからも曲を聴くことができます。

AWA

運営会社:エイベックス、サイバーエージェント
対応端末:iOS、Android
料金:360円(Lite Plan)、1080円(Premium Plan)

まずLite PlanとPremium Planの違いですが、Lite Planは好きな曲を選んで聴くオンデマンド視聴やプレイリストの作成、共有が不可能となっており、それ以外はPremium Planと同じです。

つまり、ラジオ感覚で用意されたプレイリストから聞きたいムードやジャンルを流しっぱなしにするという使い方では、もっとも安く利用できるサービスとなっています。

PCでの視聴には対応していないものの、スマホアプリの完成度は非常に高く、見た目、操作性共に他サービスよりも一歩抜き出ている印象を受けます。

また、国内音楽レーベルであるエイベックスが手がけているだけに、邦楽のラインナップも手厚く、LINE MUSICには若干劣る印象があるものの、聴きたい曲は大抵フォローされています。

また、Wi-Fi接続時には他サービスよりも一段階上の音質を用意しており、音質にこだわるユーザーにもお勧めしたいサービスとなっています。

dヒッツ

運営会社:ドコモ、レコチョク
対応端末:iOS、Android
料金:500円

元々ドコモのキャリアサービスとして、ドコモユーザーだけが使えていたサービスですが、現在はドコモIDのオープン化により、誰でも使用することができるようになっている、他のサービスよりも運営実績の長いサービスです。

用意されたプレイリストの数はかなり多いものの、他サービスが数百万曲のラインナップを揃えているのに対し、dヒッツは100万曲、しかも配信対象になった曲は一定の期間が過ぎると、聴き放題から消えてしまいます。音質もiTunes等の音楽ダウンロードよりも明らかに一段階低い印象で、決してスペックだけ見るとおすすめができるサービスではありません。

しかし、このサービスの面白いところは、「myヒッツ」という機能で、月に10曲だけ好みの曲をプレイリストに保存する機能があります。
このプレイリストに保存しておけば、聴き放題の期間が終了してしまっても聴くことができるだけで無く、プレイリストに入れた曲は端末にダウンロードされ、聞くたびに通信を必要とすることもありません。

さらに、プレイリストに追加できる曲は現在聴き放題な曲だけで無く、過去に聴き放題の対象になった曲も追加が可能で、プレイリストをうまく活用すれば、聴ける曲は他のサービスよりも多くなることもあり得ます。

また、myヒッツは毎月10曲ずつ枠が増えていくので、長く利用していればどんどんプレイリストに追加できる曲が増えるため、音質にこだわらなければ毎月500円で10曲好きな音楽を購入できると考えることもできます。

視聴スタイル別おすすめはどれ?

洋楽中心、本当に欲しい曲は自分で買うスタイル

洋楽の充実度、iTunesで購入済みの曲も含めた親和性は間違いなくApple Musicが一番です。視聴形態もPC、スマホ共に使い慣れたアプリをそのまま使うので、新しい操作方法を覚えたり、新しいIDを作ったりといった手間が無いのも魅力です。

聴きたい新曲は月に数曲、音楽にかける費用を安くすませたい

新曲や特定の曲は聴きたいけれど、あまりお金はかけたくない。そんな方にはdヒッツがおすすめです。音質はちょっと劣る感じですが、実質月10曲買ったことになる「myヒッツ」は節約志向にはかなり魅力的!

ラジオ感覚で色々な音楽を流したい

BGM代わりに、好きなジャンルや年代などを指定して音楽を流せれば良いという方は、AWAがおすすめです。特に仕事場やリビングなどで音楽を流しっぱなしにする場合はWi-Fi環境が期待できるため、高音質を活かせるのも魅力です。

聴きたい曲はピンポイント!友達同士で好きなアーティストの新曲で盛り上がりたい!

聴きたい曲が決まっていて、その曲をヘビーローテーションしたい、好きなアーティストがいて友達とLINEで聞きながら盛り上がりたい、そんな方にはラインナップが充実しており、LINEで曲を共有できるLINE MUSICがおすすめ。今からこの曲を聴こう!とメッセージを送れば、アーティストの話で盛り上がれること間違いなしです。

((書いた人:考務店)