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ノマドワーク中にトイレに行きたくなったら?盗難防止&セキュリティ保護の為の5つの対策

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カフェや喫茶店で作業をする時、必ず頼む「飲み物」。

そして飲み物を飲みながらパソコンを触っていると、必ずと言って良いほど、途中でトイレに行きたくなります。

提供されるコーヒーや紅茶、フレッシュジュースには、利尿作用や膀胱を刺激する成分が含まれており、普段よりも飲み物を短時間で飲む為、どうしてもトイレが近くなる傾向にあります。

友人や家族と一緒に来店したのであれば、自分の荷物を見といてもらえますが、ノマドワークであれば基本的に一人作業なので「このパソコン、どうしよう?」という問題に直面します。

ノマドワークを何度も繰り返す中で、私は常々「他のノマドワーカーは、どうやって対処しているのだろう?」と疑問を持っていました。

調べてみると、ちょうど同じような疑問を持った人が、アンケートサイトに質問を投げかけていました。

ノマドワーク中トイレに立つ時、パソコンは置いて行きますか? - ゼゼヒヒインターネット国民投票

上記の調査では約8割(93人)が「持って行く」と回答しています。2013年のアンケート結果ですが、現在でもそう変わらないように思います。


場所を限定せず作業が行なえるノマドワークには「業務効率化や生産性の向上」というメリットがある一方で「モバイルパソコンの盗難で○万人分の個人情報が流出の恐れ」「置き忘れで被害損額が○億円にのぼる」など、持ち運びパソコンによる重大な事件に関するニュース報道は後を経ちません。

これからも増え続けるだろう「重要なデータが入ったパソコンで、第三者が多くいる環境でのノマドワーク」に際して備えたい、盗難防止・セキュリティ対策についてまとめてみました。

盗難防止のワイヤーロック&アラームを活用する

パソコンの盗難を防ぐには物理的にパソコンを自分以外の人が持ち出せないような対策を取る必要があります。

代表的な盗難防止アイテムとしてワイヤーロックセキュリティアラームがあります。

実際に使用している人をほとんど見かけたことが無いのですが、大事な商売道具を守るためにも導入して損はありません。


ワイヤーをテーブルの脚やイスの背もたれ部分に通して、パソコン本体にあるセキュリティスロットに取り付けます。
カギを持っていなかったり、解錠の番号を知らなかったりする人がパソコンを持ちだそうとすると、ワイヤーを切断する他ありません。

カギは、ロックするパソコンに直接取り付ける「シリンダ錠」、オーソドックスな「南京錠」、3~4桁の数字を合わせる「ダイアル錠」の3種類あります。
値段は1つ1,000~2,500円と安価なので、取り入れやすいと思います。

セキュリティスロットは、パソコンの側面や背側に空いている7mm✕3mmほどの小さな穴で、ほとんどのパソコンに付いています。
(今まで、ノートパソコンの側面にある穴は何のためにあるのだろう?と思っていたのですが、ワイヤーロックを取り付ける為のものだとはじめて知りました……)



他にパソコンの盗難防止のアイテムとしては「セキュリティアラーム」もあります。
セキュリティアラームは、両面テープやUSBコネクタでパソコンに取り付けて、パソコン本体から外れたり、ワイヤーが切れたりするとアラームが鳴ります。

1つ2,000~3,000円ほど。
ワイヤーロックの方が主流なのか、種類はあまり多くない印象です。

スリープ解除や起動時に「パスワード入力が必要」な設定をする

パソコンを開いたまましばらく放置したり、カバーを閉じたりすると「スリープモード」に切り替わります。
スリープはパソコンの動作を一時的に停止して消費電力を抑え、作業を再開したい時にキーを押したり、マウスをクリックしたりすると、すぐに画面を表示してくれます。

スリープを解除したり、パソコンの電源を入れたりする時にパスワード入力が必要な設定にすることで、自分が席を外した時に第三者がパソコンで自由に操作できないようにします。

パソコンをトイレに持って行くほどではないという場合は「ワイヤーロックまたはセキュリティアラーム&パスワードを入力してスクリーンのロックを解除する」をすれば、かなり安心だと思います。

スリープ解除時のパスワードに関しては、コントロールパネル→電源オプション→スリープ解除時のパスワードの要求で設定できます。


遠隔ロック・データ消去ソフトを導入する

万が一パソコンの盗難や紛失が起きた時、外部に情報が漏洩したり、第三者に好き勝手に操作されたりしないようするには、メーカー各社が提供している遠隔ロック・データ消去ソフトを利用する方法もあります。

主に「ロック」「初期化」「所在確認」の3つのサービスが使えます。

【ロック】 遠隔操作でパソコンのロックを実施。パソコンは強制的に再起動されて、操作を受付けない状態にする。 【初期化】 データをファイル・フォルダ単位で消去。OSを含めたパソコンの全データを消去も可能。 【所在確認】 GPSやWi-Fi、IPアドレス情報を利用してパソコンの位置を確認する。

Chromebookのようにデータを全てクラウドに保存できる場合だと「ログアウト時に本体内のデータを完全消去する」という設定をしていれば、かなりのリスク低減になります。

貴重品を含めてトイレへ持って行く

「滞在時間が30分未満。まだ熱いコーヒーがマグカップに入っている」「ワイヤーロックなどの対策をしていない」という場合は、貴重品を含めてトイレへ持って行くのが、最も安心・安全な方法です。

私の場合、確実に無くすと困る「ノートパソコン、財布、スマートフォン」は、本当に安全性が確保できている場合以外は持ち歩くようにしています。

専用のケースに仕舞い直すのが面倒な場合は、大きめのエコバッグに全部入れてしまえば手間がなくて楽です。

トイレへ行くタイミングで作業を終わらせる

そもそも、カフェや喫茶店でノマドをする場合、トイレ休憩を挟むほどの長居は禁物。

来店して2~3時間経ち、頼んだ飲み物を既に飲み切っているのであれば「そろそろトイレに行きたい」と思ったタイミングで、パソコンを含めた仕事道具や飲み終わったカップを片付けて、荷物一式を持った状態でトイレへ行き、そのままお店を出るのがスマートです。

パソコンの盗難・紛失時の対処法

あまり考えたくないことですが、パソコンが紛失したり、盗難に遭ったりした時の対処法も合わせて紹介します。

  • 警察に盗難被害届・紛失届を出す
  • 各Webサービスのパスワードを変更する
  • 遠隔操作でロックをかける

警察に盗難被害届または紛失届を出す

パソコンが無くなっていることに気付いたら、最寄りの交番や警察署へ行き、盗難被害届や紛失届を出します。
電話でも対応してくれる所もあるので、土地勘が無く、近場で見つからない場合は、無くした場所の管轄の警察署に連絡します。

その際に「無くした場所や、無くしたものの特徴、金銭的にどれくらい価値があるのか」を記入するので、忘れないように事前にメモを取っておきましょう。

会社で支給された業務用パソコンの場合は、すぐに無くした旨を会社に伝えます。
またカフェや喫茶店で無くなったことに気付いた場合はスタッフさんに確認したり、公共機関を利用時に無くなったと考えられる場合は、遺失物取扱所に問い合わせたりしてみましょう。

各Webサービスのパスワードを変更する

ブラウザに各WebサービスのIDやパスワードを記録させている人がほとんどだと思います。

その為、紛失に気付いた時点で、各サービスのパスワードを片っ端から変更することで、不正利用を防ぎます。
Webサービスアカウント(Yahoo!やGoogle)や、SNSサービス(Facebook、Twitter、Instagram)、ショッピングサービス(Amazonやヨドバシカメラ.com)など。

パソコンとスマートフォンの両方で情報を共有している場合が大半なので、変更する数は多いですが作業自体は難しくないと思います。

遠隔操作でロックをかける

上記で紹介した情報漏えい対策サービスを利用している場合は、遠隔操作でロックをかけて、第三者が操作できないようにします。

必要に応じてパソコン内の全データを消去も可能なので、大切な情報の漏洩を防ぎます。

いかがでしたか?

「場所に縛られずに仕事ができる」というワーキングスタイルに憧れて、ノマドを実践する人は少なくないのですが「使っているパソコンに、流出すると問題になる重要な情報が入っている」ことを忘れてはいけません。

「防犯対策やセキュリティが不安な状態では、ノマドをしない。パソコンを持ち歩かない」を徹底することは、仕事を取り組む上で最も守るべきことのように思います。

(書いた人:昼時かをる)

「ノマドワーカー、はじめました。」では、ノマドワークで働く際に役立つ情報を紹介します。
まだまだ手探り状態なノマドワークな日々ですが、似たような環境で働く方のヒントになれるよう頑張ります。

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