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「あのヘアアクセの名前って何だっけ?」と悩んだ時に。自分に合う髪飾りの種類と選び方

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ファンシーショップや雑貨店に行くと、ついつい手に取ってしまうのが、オシャレで可愛いヘアアクセ。

そろそろ新しいのが欲しいな……と思っても「使い方が分からない」「自分の髪に合うか分からない」と、自分が持っているものと同じタイプを選んでしまいがち。

一口で「ヘアアクセで髪をまとめる」と言っても、ヘアアクセの種類によって使える用途はそれぞれ異なります。

各ヘアアクセの特徴と使い方をざっくりとまとめてみました。

新しく買う際の参考になれば幸いです。

ヘアクリップ

蝶番(ちょうつがい)や留め具が付いており、毛束を挟んで留めます。
「髪が長くなってきたけれど、ゴムやシュシュで留めるほどではない」という時にも使いやすいです。

【メリット】
挟むだけで髪がさっくりとまとまる。
外した時に髪に跡が残らない。
髪の長さは、ミディアムショート~ロングに対応。

【デメリット】
ホールド感は高いが、ヘアクリップの種類や大きさ、毛質によっては、途中で髪から落ちてしまうことも。

バンスクリップ

クリップの真ん中に蝶番が付いており、左右対称なデザインで観音開きになるタイプ。

サイズは髪の部分留めやアクセントに使える小サイズから、髪全体を束ねられる大サイズまであり、デザインもシンプルなものから、リボンやコサージュ、ビーズ付きまで、種類豊富に取り扱う店が多いです。

毛束を縦に挟んで使うので、毛質によっては「そのまま髪を挟むと、するっと落ちてしまう」という人も少なくありません。バレッタと同様に、へアゴムなどで髪をまとめた後、飾りとして利用するのがおすすめ。

立体的なので、頭の後ろに付けたまま仰向けで寝てしまうと、違和感が生じやすく壊す原因になるので注意。

サイドバンスクリップ

蝶番が横(サイド)に付いているバンスクリップ。

ヘアピンと同じく毛束を横に挟んで留めるタイプなので「バンスクリップだと、上手く髪がまとまらない。外れやすい」という人にもおすすめ。

基本的に3本歯(足)で髪を留めるので、同じ大きさのダッカールやコンコルドよりも、多くの髪が束ねやすいです。

平面的なデザインな為、着けたままでも仰向けに寝やすい。ただし歯や飾り部分が壊れる可能性も高いので、寝転がる時は外した方が安心。

バナナクリップ

デザインが細長く「へ」の字になっているクリップタイプ。

左右に開き、縦に毛束を挟み、留め具を引っ掛けることで、髪がまとめられます。
「髪を横や後ろでひとまとめにしたい」という時に便利。構造上、ヘアアレンジでの使いやすさはバンスクリップの方が上。

毛量がそこそこ多く、髪の長い人向け(ただし多過ぎると毛量過多で壊れる場合も……)。髪質が「サラッとしたタイプ」や「猫っ毛」には不向きです。

ダッカール

美容院のカットやカラーの際、髪を留める時に使われるもの。

基本的に美容師さんや理容師さん、メイクさんが仕事で使うもので、似たようなヘアアクセサリーとしては「コンコルド」があります。

コンコルド

「くちばしクリップ」とも呼ばれます。イメージは「ヘアピンのちょっと豪華なやつ」。

ダッカールとは違い、中央に隙間があり、厚みが出やすい毛束でも留められるようになっています。
ヘアピン感覚で使える小さなものから、アップヘアにも使える大きなものまで、サイズは色々と展開。

ちなみに「ヘアピンだと全然留まんねーし」と、中学生や高校生が前髪を留める時に使うでっかくて、たまに先生から「外しなさい」注意されるやつは「コンコルド」で間違いないです。

テールクリップ

バナナクリップを丸くしたようなデザインのクリップ。
ポニーテールに束ねた髪を入れて、留め具でパチンと挟んで髪を留めます。

「バナナクリップやバンスクリップは髪が広がった感じになるのが嫌」「髪ゴムやシュシュより、ささっと留めたい」という人におすすめです。

アクセサリーショップでなかなか見かけないので、取り扱うお店は少ないかも。ネットショップで探した方が良さげ。

ピン

【メリット】
前髪や横髪、後髪など髪の一部分を留めるのに適している。

【デメリット】
あくまでも留められる髪の量は少量で、ピン一つで全ての髪をまとめることはできない。

アメピン

「アメリカピン」「アメリカンピン」とも呼ばれます。
短い方が波状になっており、髪を留めるピンとしては最も多く利用されます。

使う時は短い方を下に向けて付けると、髪をしっかり留められます。

サイズや形状によって

  • スモールピン
  • 寸六ピン
  • ヤナギピン

などがあり、使う用途や毛質によって使い分けます。

スモールピン

名前通り、アメピンよりも短いピン。

短い分、多くの髪を留められないが、後れ毛や細かい部分を留めるのに役立ちます。
小さいので、他のピンよりも目立ちにくい。

寸六ピン

波状になっていないピン。
留める力が強く、上下からしっかり髪を留められるので、髪が少しずつ抜ける心配がありません。

ヤナギピン

非波状で、少し反った形が特徴的なピン。
髪を留めた時に横ズレがしにくいので、髪質が細い人でも使いやすいです。

Uピン

「オニピン」とも呼ばれるU字状のピン。

アップヘア(お団子ヘアや夜会巻きなど)を作った際、何本か髪に差し込んで髪型が崩れないようにする為に使われます。
他のピンとは異なり「作り髪を固定する」という目的が強いです。

デザインは飾りっ気のない黒いシンプルなものから、先端にパールやビーズが付いたものまで様々。
小さい飾り付きのUピンは何本かまとめて刺すことで、後ろが華やかな装いになります。

Uピンよりもサイズが大きいのが「ネジピン」、サイズが小さくて柔らかいのを「毛ピン」と言います。
多くの髪を留める時はネジピン、毛先など細かい部分を留める時は毛ピンと、用途に応じて使い分けることが多いです。

スリーピン

三角形のピンで、いわゆる「パッチン留め」と呼ばれるピン。

金具を開き、少量の毛束を挟んだ後に「パッチン」と留めます。

一部を除いて黒や茶色が多いアメピンやUピンとは異なり、オシャレ目的の「ヘアアクセ」としての意味合いが強いです。

バレッタ

少量の毛束を挟み、片側の金具で留めるタイプ。

そのまま直接、髪を留める他、表面に様々なデザインや飾りが施されているので、結んだ髪ゴムをバレッタで隠すことも可能です。

蝶番が付いて、両側から髪を挟み込む「バレッタ・バンス」という髪留めもあります。

バンスクリップとの違いは、素材(金属orプラスチック)と、真ん中の飾りの有無と言った感じでしょうか。

コーム

等間隔に切れ込みが入ったクシ型のヘアアクセサリー。

【メリット】
夜会巻きやハーフアップなどのアップスタイルの髪に刺して、華やかさを演出する。
コーム1つで、まとめ髪やハーフアップが作れる。

【デメリット】
使うにはある一定以上髪の長さ(目安はセミロング以上)が必要。
コームだけで髪をまとめる方法は慣れないと難しい。
髪を留めるには、何度か髪をねじったりまとめたりする必要があり、一瞬で髪を束ねられない。

ツインコーム

コームが両端に付いており、真ん中の部分がピーズなどで装飾されているタイプ。

コームの両端を広げて、両側から髪を挟み込むことで、まとまった毛束を留めます。
バンスクリップと似たような使い方ですね。

髪ゴム

ゴムを使った輪っか状のヘアアクセ。
リボンやビーズが付いた装飾性が高いものまで幅広い。

【メリット】
激しい動きをしても外れない。
短い髪でも比較的まとめやすい。

【デメリット】
長時間使っていると、束ねた跡が残りやすい。

シュシュ

ドーナツ型の布地にゴムを通して作られる髪ゴムの一つ。

【メリット】
普通のゴムよりも、髪が絡みにくく、付け外しが簡単で、長時間付けていても束ねた跡が残りにくい。
ヘアアクセの中で最も自作がしやすく、自分ごのみのシュシュが作れる。

【デメリット】
髪ゴムよりも締め心地が緩いので、動いている内にほどけやすい。
毛量やシュシュのサイズによっては、髪を束ねにくい。

ヘアバンド

前髪を全面に上げたり、頭飾りにしたりするのに使います。

カチューシャ

細長く、頭の形に沿うアーチ状になったヘアバンド。

【メリット】
他のヘアアクセでは難しい部分も装飾できる。

【デメリット】
長時間付けていると頭が痛くなることも。
「髪を後ろでまとめる」という使い方ができない。

カチューム

「カチューシャ+ゴム」で、カチューシャの後ろにゴムが付いたヘアバンド。

付け方は「前部分の位置を決める→後ろ髪の中にゴムを通す→髪全体を整える」。

【メリット】
カチューシャよりも安定感があり、ずれにくい。

【デメリット】
うなじ部分にゴムが当たるのが気になる。
「髪を後ろでまとめる」という使い方ができない。

最後に

ヘアアクセ選びは、見た目の可愛さだけではなく「こんな感じに髪をまとめたい。留めたい」という希望に合ったものを選ぶことが大切。

「思ったように髪がまとまらない」という時は、YouTubeでヘアアレンジを紹介している動画を見ながらやると、上手くいきやすいと思います。

【髪を全部しっかりまとめたい】

  • ヘアゴム
  • シュシュ

【髪を全部ざっくりまとめたい】

  • バンスクリップ
  • サイドバンスクリップ
  • バナナクリップ
  • テールクリップ
  • コンコルド

【上の部分だけまとめたい(ハーフアップにしたい)】

  • ヘアゴム
  • シュシュ
  • バンスクリップ
  • サイドバンスクリップ
  • コンコルド
  • バレッタ

【前髪だけ留めたい】

  • アメピン
  • スリーピン
  • コンコルド

【前髪を全部上げたい】

  • カチューシャ
  • カチューム
  • コンコルド

「髪が長くなってきたから、ヘアアクセを買いに来たけど、何を選んで良いか分からない……」と悩んだ時は、この記事を思い出してくれると幸いです。

(書いた人:昼時かをる)