夏の最中、肉汁が滴(したた)る極上のステーキを食べてみませんか?
肉本来の旨味が味わえると人気の「熟成肉」が、存分に味わえるステーキハウスがルクアイーレにあります。
ニューヨークの名門ステーキレストラン「ピーター・ルーガー」で、40年以上ヘッドウェアターとしてサービスを行なったウルフギャング・ズウィナー氏が、独立して2004年にマンハッタンで創業したのが「ウルフギャング・ステーキハウス」のはじまり。
日本にも東京(六本木、丸の内)、大阪、福岡など店舗があり、多くの人がそのこだわりのステーキに魅了されています。
花火大会終了後でも立ち寄れる?
ウルフギャングステーキハウス大阪店の営業時間は
- 11:00~23:00 (FOOD L.O. 22:00 DRINK L.O. 22:30)
となっています。
ウルフギャングステーキハウスは料理はフルコースのように「提供された料理が食べ終わった後に、次の料理が運ばれてくる」というコース料理形式が徹底されています。
その為、注文するメニュー内容や食べるスピードによっても異なりますが来店からお会計を済ませるまで、1時間半~2時間はかかると見積もっていた方が良いです。
店内には窓が無いので「食事をしながら花火を見る」という楽しみ方は残念ながらできません。
なにわ淀川花火の打ち上げ開始時間は19時40分、終了予定時間は20時40分。
大阪駅からなにわ淀川花火梅田会場までは混雑なしで徒歩30~35分ほど掛かります。
会場近くよりは花火は見えにくいですが、規制が無ければルクアの空中展望台やうめきた広場から見るという手もあります。
いくつか当日の様子をシュミレーションしてみました。
1.食事後、花火大会会場へ向かう
来店:16時半→退店:18時半→花火大会会場:19時
2.花火を会場で見た後、食事をする
花火大会会場:20時40分→来店:22時
3.食事後、ルクアの空中展望台orうめきた広場から花火を見る
来店:17時30分→退店19時30分→空中展望台orうめきた広場:19時30分+数分
4.ルクアの空中展望台orうめきた広場で花火を見た後、食事をする
空中展望台orうめきた広場:20時40分→来店:21時
何にせよ食事と花火の両方とも良いとこ取りをしようと思うと「当日の混雑具合が分からず予約時間を決めるのが難しい」「食事をする時間が早過ぎる/遅過ぎる」など、かなりスケジュールの組み立てが大変になってしまいます。
その為、当日のディナーににウルフギャングステーキハウスを考えている場合は、「食事がメインで、花火はその次。少し見られたら良いな」くらいに思っていた方が良いでしょう。
▼こちらの記事もおすすめです▼
blog.qooton.co.jp
お店の雰囲気
ルクアダイニングには様々なお店が入っていますが、ウルフギャングステーキハウスは一見するだけで「高い」感じがしますね。
当日予約無しでふらっとステーキを頼める雰囲気ではなく、そもそも希望日時で予約が取れない時もある人気店なので予約は必須です。
淀川花火大会に合わせるのならば、6月中には予約しておいた方が安心だと思います。
ステーキに値するだけの、接客態度やサービスは抜群に良く、年齢層は高め。
ディナータイムもあってか、きちんとした恰好をした人が多かったので、超ラフな格好で行くと浮くかもしれません……。
店内に入ると肉の焼ける音と香ばしい香りが食欲をそそります。
ステーキだけではなく、ワインにもこだわりがあるお店で、壁一面にはずらっと酒瓶が並びます。
ステーキならば同フロアに但馬屋も
「もう少しリーズナブルでカジュアルにステーキが食べたい」という人は、同じくルクアイーレ10Fにある「熟成肉専門 但馬屋」をおすすめします。
45日以上の熟成肉(ドライエイジングビーフ)を鉄板焼きで楽しめます。
気になるプライムステーキの味は?
ウルフギャングステーキハウス大阪店で実際に頼んだメニューがこちら。
- 本日のスープ(マンハッタンクラムチャウダー):1,300円
- クラシックシーザーサラダ:1,600円
- プライムステーキ2名分:16,000円
- ベイクドポテトサワークリーム添え:980円
今回のメインはあくまでも「プライムステーキを食べに行く」だったので、料理は最低限のものを頼んでいます。
この店は全体的に量が多く1料理が2~3人分あるので、あまり色々と注文しない方がお腹と財布に優しいです。
内容量やお店の雰囲気的に、一人で行くよりも大切な人や友人らと行くことをおすすめします。
メニューに記載されている値段は税別価格+チャージ料(サービス料)が10%なので、思った以上に会計金額は高くなりやすいです。
税抜き19,880円。外税とチャージ料10%で合計23,617円になりました。
お酒や食後のデザートやコーヒーを頼む場合は、25,000円~30,000円は掛かると思って間違いないです。
バゲット+フライドオニオンパン+バター
最初に「お通し」的な感じで、バゲットがテーブルに運ばれます。
焼き立てでは無かったのが残念でしたが、バゲットはあまり主張しない味わいで、後から運ばれてくるスープやステーキと一緒に食べるのにピッタリです。
クラシックシーザーサラダ
レタス、チーズ、クルトン、オリーブオイルが利いたドレッシング、ブラックペッパーをアクセントにぱらり。
サラダの量は結構多いですが、ドレッシングとチーズ、ブラックペッパーのそれぞれの相性が良く、食べてて飽きません。
全体的に味が辛めだが、焼いたクルトンは甘めで、ちょうど良いバランスを保っています。
1皿1,600円+税の内容量と味ではありますが、正直、サラダだけでお腹いっぱいに……。
2人ではなく、3人でシェアするのがちょうど良い分量なように思います。
マンハッタンクラムチャウダー
私たちが普段イメージするクリーム系ではなく、トマトベースでNY風なのが特徴的です。
中身はじゃがいも、にんじん、あさり、角切りベーコン、玉ねぎ、パセリ、香り付けのブラックペッパー。
どれもしっかり煮込んであるので、具はホロホロ。
具沢山で食べ応えがあり、バゲットをスープに浸して食べても美味しいです。
サラダやスープは「量が多い」という話だったので、最初から2つずつに分けて持って来てもらいました。
プライムステーキ(2名分)
今日のメイン、ギャングステーキハウスの看板メニュー「プライムステーキ」。
フィレ(左)とサーロイン(右)の2種類の部位が味わえる贅沢仕様で、専用熟成庫にて28日間を目安にゆっくりとドライエイジングした「プライムグレード」の牛肉を、900℃のオーブンで焼き上げています。
運ばれてくる時にジュワジュワする良い音が聞こえてくるので、ワクワク感が半端ない。
その大きさから、プライムステーキが各テーブルに運ばれる度に歓声が上がります。看板メニューだけあり、結構な割合で頼む人が多いです。
肉の厚みは指2本分(3~4センチ強)という、今まで食べたことの無い分厚さでした。
最初は下味が付いているのでそのまま、お好みで塩やステーキソース(オールドファッションドソース:トマトベースのステーキソース)をかけて食べます。
焼き加減は肉が厚い為、真ん中が柔らかいミディアムレアがおすすめ。ウェルダンだと肉が固く感じるかもしれません。
骨までよく焼けており、全体的に焼きムラが無いので、どこから食べても美味しくいただけます。
プライムステーキでは2種類の部位が食べられるので、部位ごとの違いの美味しさを知ることができます。
フィレはサーロインと比べて、少し固め?味は濃厚で、噛めば噛むほど濃厚な味わいが特徴。
サーロインはメジャーな部位なので、柔らかく、何枚でも食べられそう。脂身が多く、ジューシーさがあります。一口で食べると「肉を食べた」という満足感が充分に味わえます。
肉は時間が経つと共に固くなるので、早めに食べ切ることが大切。やや固く引き締まったお肉もまた美味しいです。
ベイクドポテト サワークリーム添え
プライムステーキと共に登場。
縦長なじゃがいも(メイクイーン?)が一つ、十字に切り込みが入っています。
サワークリームが苦手な人は、バゲットに付いたバターでじゃがバターにすると良いです。
ウルフギャングステーキで提供されるポテト料理は、ジャーマンポテト、フライドポテト、マッシュポテトとあるが、一番安くて量が少ないのはベイクドポテトだと思います。
隣の席のグループがフライドポテトを頼んでいたので、ちらっと見たら「皿、山盛り一杯」のとてつもない量だったので、2人であれば「ベイクドポテト」で充分です。
ただしプライムステーキをあらかた食べ切った後に、ベイクドポテトまで取り掛かると、かなりお腹が大変なことになったので、無理して頼まなくても大丈夫。ポテトはあんまり……と思う人はライスもあります。
▼合わせて読みたい記事▼
blog.qooton.co.jp
感想
ウルフギャングステーキハウスを一言で表すと「本場アメリカな雰囲気が味わえるステーキハウス」でした。
思わず歓声を上げたくなる程の熟成肉を使った分厚いステーキ、一皿あたりの量が多い料理の数々……。
提供される料理は幅広く用意されていますが、二人で行く場合は「バゲット+サラダ+スープ+プライムステーキ(&飲み物+デザート)」を注文すれば、かなり満足感が高いと思います。
今回、始めて熟成肉を食べたので他店との味の比較ができないのですが「一生に一度の思い出に分厚い肉が食べたい!」という野望を持って行く分には、願いを十二分に叶えてもらえるお店です。
予算が気になるのであれば「本格的な料理がリーズナブルな値段で食べられる」と評判のランチタイムがおすすめ。
ステーキサンドイッチやプライムビープ100%クラシックバーガーなど、こちらも一度は味わってみたいメニューが勢揃いしています。
ウルフギャング・ステーキへの行き方
ウルフギャング・ステーキ大阪店は、ルクアイーレ10階のルクアダイニングの一画にあります。
ルクアイーレはJR大阪駅から直通で行けるので、行き方で迷うことは少ないと思います。
画像引用:http://www.lucua.jp/lucua1100/floorguide/floor_10.html
なにわ淀川花火大会 非公式マップでは、その他にも串かつ屋さん、お寿司屋さんなど、編集部厳選のおすすめ店を紹介しています。合わせてご覧ください。
ウルフギャング・ステーキハウス 大阪
電話:06-6136-5658
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ 10F
営業時間:11:00~23:00 (フードラストオーダー22:00、ドリンクラストオーダー22:30)
▼大阪・梅田駅の周辺ならこちらのお店もおすすめ▼
梅田駅周辺のグルメ