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新しい出会いのカタチ「コワーキングスペース」とは?利用前に知っておきたい7つのこと

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「カフェは電源やインターネット環境が無くて利用しにくい」「在宅で一人作業をしていると、孤独で仕方がない」「新しいアイディアを考える為に、別の場所で仕事をしてみたい」という理由から、最近はコワーキングスペースを利用する人が増えてきました。

コワーキングスペース(Coworking space)とは、新しいタイプの共用オフィスです。
自分の空間を保ちつつ仕事をしたり、様々な職業や年齢の人々がコワーキングスペースに集まることで人と人との繋がりで全く新しいコミュニティーを作ったりする場として利用されています。

ちなみに"co"には「共同の」「共通の」「共に」という意味があり、「同僚、一緒に働く人」のことを"co-worker"と言います。

都市部を中心に、各地域で広がりを見せるコワーキングスペース。
「一体、どのような使い方ができるのか?」「利用によるメリットは何なのか?」など、気になる所を分かりやすくまとめてみました。

コワーキングスペースの特徴

電源・Wi-Fiなど作業に必要な設備が完備

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コワーキングスペースには電源コンセントやWi-Fiを含め、作業に必要不可欠な設備が揃っています。

いわゆる「オープンスペース」で、

各コワーキングスペースの利用案内には、設備一覧が載っているので、利用前に自分が使いたい設備があるかどうか確認してみましょう。

  • 電源コンセント
  • Wi-Fi
  • 座席
  • 会議室・応接室
  • 文房具(ホッチキス、カッター、穴あけパンチ)
  • デジタル複合機(プリンター、コピー、スキャナー)
  • ドリンクコーナー
  • 給湯室(キッチン、冷蔵庫、電子レンジなど)
  • ロッカー
  • ライブラリーコーナー

設備によっては有料や月額会員限定の場合もあります。

初期費用が安く済み、低コストで作業できる

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「自宅以外の場所で作業したい」と思った時「1.仕事部屋を借りる 2.カフェなどを利用する」という方法もあります。

例えば仕事部屋として部屋を借りる場合、椅子や机を用意する為の初期費用が必要になったり、家賃や共益費、インターネット料金を毎月支払ったりすると、平気で月5~10万円はかかります。

また「今日はスタバで1日作業しよう」と、高めのコーヒーを何杯も飲み続けたり、同じ店舗の同じ場所で何時間も居座ったりするのは、金銭的にも精神的にも結構しんどさを感じます。

コワーキングスペースの性質上「完全一人の環境で作業する」のは難しいかもしれませんが、1日1,000円、1ヶ月10,000円という比較的にリーズナブルな料金で利用できる為「気分を変えて外で仕事をしてみたい」という時にも低コストで気軽に作業ができます。

料金プランは時間・1日・月額制の3体系

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コワーキングスペースによって、料金プランは異なりますが、基本的に「時間制」「1日料金制」「月額料金制」の2~3体系で運営している場合がほとんどです。

また営業時間は「8時~24時」「10時~17時」「11時~19時」「24時間年中無休」など、差が大きいので「自分の使いたい時間に使えるか?」も合わせて見ておくと良いです。

【時間制】
「○時間で○○○円」と利用時間を指定して使うプランです。まんが喫茶やカラオケボックスを利用するのと同じ感覚です。
料金相場は2~3時間で500円

【1日料金制】
営業時間内の好きな時間に1日利用できるプランです。「ドロップイン」とも呼ばれます。
「試しに体験してみたい」「働く場所を日によって変えたい」「時々利用したい」という人に向いています。

料金相場は1日500~1,500円
コワーキングスペースによっては、お得に使える回数券を用意している場合もあります。

【月額料金制】
営業時間内の好きな時間に1ヶ月間利用できます。

月極(マンスリー)会員になることで、専用のロッカーに仕事道具を置けたり、郵便物の受け取りや住所利用の「バーチャルオフィス」として使えたりします。

「作業の拠点としての利用を考えている」「コワーキングスペースを月半数以上利用している」「事務所の住所や登記を自宅以外の場所にしたい」という場合に向いています。

料金相場は月額10,000~15,000円。

駅近で利用しやすい

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Coworiking.comで、各地域のコワーキングスペースの所在地を見ていると、基本的に「駅から徒歩1~10分」と、駅近なことが分かります。

基本的にはオフィス街の中心地。「商業ビルの○階」にある場合が多く、専用の駐車場や駐輪場は無いので、公共交通機関の利用をおすすめします。
会社勤めの人がちょっと席から離れてコワーキングスペースに来たり、仕事帰りに利用したりする場合も多いです。

「自宅近くにコワーキングスペースが無いから、利用はできないな……」と思っていても、実は通える範囲内に点在している場合が多いので、広い視野で探してみることをおすすめします。

シェアオフィスやレンタルオフィスとの違いは?

「作業する場所を借りる」という発想で言えば、シェアオフィスやレンタルオフィスもあります。

【シェアオフィス】 1社だけでなく、複数社で同じオフィスを共有すること。 【レンタルオフィス】 業務に必要な設備(イス、机、空調設備、情報機器など)を、自分で用意するよりも低価格で揃えられる貸事務所のこと。

上記とコワーキングスペースの違いは、仕切りなどがないオープンスペースで「利用者同士の積極的な繋がり、交流」や「コワーキングスペースを通じたコミュニティーの形成」があること。

「利用者同士で新しい仕事(プロジェクト)が生まれた」というケースもあります。

単純にコワーキングスペースは「作業場所の提供」ではなく「人と人とが出会う場所の提供」という意味合いも含まれている訳です。

利用者はフリーランスから企業勤めまで様々

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コワーキングスペースの利用者は「エンジニア、プログラマー、デザイナー、イラストレーター、ライター、ブロガー、会社員、研究員、起業家、講師、翻訳家、カメラマン、漫画家、学生……」など、年齢も業種も多岐に渡ります。

運営者や立地場所、イベント開催の内容などによって、各コワーキングスペースの利用者層は大きく変わってくるように思います。

定期的なイベント開催

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月に数回、コワーキングスペースを利用した勉強会やワークショップなどのイベントが開催されることがあります。

各種イベントに参加することで、仕事に必要なスキルを身に付けたり、新しい情報と出会ったり、会員同士の交流を図る切っ掛けになったりします。

例えば……

  • 初心者向けプログラム教室
  • 小中高生向け電子工作教室
  • アフィリエイト講習会
  • 編集・ライター養成講座
  • Webデザイン講座
  • ヨガ講座
  • スタートアップ講座
  • スポーツイベント
  • テーマごとの交流イベント

開催されるイベントは、コワーキングスペースの運営者によって、かなり差があります。

「どこを利用すれば良いだろう?」と悩んだ時、イベントの詳細を見たり、実際に参加してみたりすると、各コワーキングスペースの特色や雰囲気、利用者層が掴みやすいと思います。

いかがでしたか?

「自分の住んでいる近くのコワーキングスペースを知りたい」という時は、Coworking.comなどの検索サイトを利用したり「大阪 コワーキングスペース」で検索したりすると色々と見付かります。

今の所、まだ実際に利用したことがないので「どの程度の音を出しても大丈夫なのだろうか?」「コミュ症の自分でも利用できる?」など不安に思うことは多々あるのですが、まずは数時間お試し利用をしてみて、コワーキングスペースの雰囲気を感じてから、自分に合っているかどうか見極めてみたいと思います。

(書いた人:昼時かをる)

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