ここ数年で都心ではよく見かけるようになってきた駅のホームドア。
転落事故等の防止に非常に効果的で、山手線の各駅では設置がほぼ完了しています。
全国規模でどのくらいの地域に普及しているのか、またその効果をまとめてみました。
ホームドアの設置数は毎年右肩上がりに増え続け、2016年3月時点では665駅。
特に関東では、2020年の東京オリンピックまでに積極的に設置数を増やそうとする路線が多いようです。
しかし全国規模で見てみると設置の偏りは歴然。
関東・近畿を中心にホームドアの設置は進んでいますが、全く設置のない県、また設置されていても新幹線のホームのみという都道府県も多くあります。ホームの工事費用、ホームドアに合わせた車両の投入など、クリアしなければならない課題が多くあり、それが設置数増加を鈍らせている原因とも言えます。
しかしながら、設置前・設置後の転落事故件数を見ると、設置による成果は大きいと言って差し支えない数値です。
今後も、都心では特に設置の流れは加速すると考えられます。
(書いた人:タワシ)