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【写真あり】DIYでカンタンに作れる、おしゃれなカッティングボード作り

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テーブルに一つあるだけでオシャレ度が上がるカッティングボード。カッティングボードがあるだけでおもてなしの空間が簡単に演出できます。

パンやチーズを切るだけでなく、お皿としても使っても見栄えは抜群です。そんなアイテムが自分で作れたら・・と憧れる方も多いはず。

難しそうな印象がありますが、実はコツさえわかれば簡単に制作できます。

カッティングボードの作り方

木材を探して、紙やすりをかけ、オイルを塗る。この3工程だけで憧れのカッティングボードを作ることが出来るのです。
まずは自分のお気に入りの木材を探しに行きましょう。

木材選び

カッティングボードには、広葉樹で加工しやすいものが向いています。例えば、桂(かつら)、胡桃(くるみ)、桜(さくら)、メープル、イチョウ等があげられます。同じ木でも部位や製材の仕方によって色や木目が違ってきます。今回は食品に使うボードなので無垢材と言われる1本の木から切り出した木材を使いましょう。

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ホームセンターやクラフトショップでも扱っている店舗はありますので、実際に手にして選んでみてください。宝物探しのようで楽しい作業になると思います。

用意するもの

  • 木材
  • 紙やすり(#120 #180 #240)
  • 胡桃オイル又はオリーブオイル

やすりがけ作業

紙やすりには番号があり、数字か小さいほど粗く、大きいものほど細かくなります。まずは粗いやすりからかけて、その後、細かいやすりで仕上げます。一般的には#120~150からかけ始め、#240~320で塗装前の下地に仕上げます。

切り口や角を#120の紙やすりで研磨し、形を整えます。その後、#180、#240で表面を木目に沿って研磨していきます。木目に対して直行するように研磨をしてしまうと、傷が目立つようになりますので仕上げは木目に沿ってかけてください。
耳付き材の場合は木の皮が残らないようにしっかり研磨しましょう。

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■ワンポイントアドバイス
スポンジや木ブロックに紙ヤスリを巻いて使うと、効率よく研磨作業がおこなえ、手も痛くならず紙やすりも長持ちします。

木材の表面を触って手触りが均一になったら、木の粉を布やキッチンペーパーなどで拭き取ってください。

オイルを塗る

カッティングボードを保護するためにオイルを塗ります。口にする物をのせるボードなので、安全な物を選びます。食器用ワックスやクリーム等もありますが、手軽なものとして胡桃オイルやオリーブオイルを使うこともできます。オイル類は食品売り場で購入することが可能です。

今回は、胡桃オイルを使いました。胡桃オイルは香ばしく、軽い感じのオイルです。完全に乾くと固くなり、コンコンといい音がします。仕上がりの雰囲気も良いのですが、デメリットとして、乾燥には時間がかなり必要になります。

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では実際にカッティングボードに胡桃オイルを塗っていきます。
オイルを少量布に取り、出来るだけ薄く塗り込みます。その後2週間陰干しすると完全に乾きます。

オイルは極力薄く塗って下さい。1度にたくさん塗布すると、いつまでも乾かず、カッティングボードを置いたテーブルや周辺にオイルが滲んでしまいます。

仕上げ

塗ったオイルが完全に乾くと、表面が毛羽立つことがあります。その場合は使い古した#240の紙やすりで軽く研磨し、さらにオイルを塗ります。最後にひと手間をかけると手触りも良く、艶の良いカッティングボードが出来上がります。

ワンランク上のカッティングボード作り

木材をそのまま生かして作りましたが、さらにのこぎりを使うと大きさやデザイン性があがり自由度が広がります。

次はのこぎりを使った簡単なカッティングボードの作り方をご紹介します。

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デザイン

直線で作ることができるデザインを考えましょう。デザインが決まった後、木材に鉛筆で線をひきます。

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ノコギリで切る

ノコギリは、縦切り、横切りと刃を使い分けますが、縦横兼用の刃もあります。おすすめは縦横兼用替刃式のノコギリで、中には女性向けに可愛いピンクの柄ののこぎりもあります。

木材の切る部分を台の外に出し、片方の手でしっかりと押さえましょう。クランプと呼ばれる材料を固定する道具があると便利です。小さいサイズのクランプであれば100円ショップでも購入することができます。

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真っ直ぐに切るコツは、まず切り線の正面に立ちます。そして、片手でのこぎりを持ち、もう片方で木材をしっかりと押さえ、真上から切り線を見ることです。

まずは切り始めの刃のブレを抑えるために「のこ道」を作ります。のこぎりを切り線の角にあて、切る方向と反対の方に優しくのこぎりを押し出します。これを2~3回繰り返すと写真のような、「のこ道」が出来ます。

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そして、そのままのこぎりを優しく引いて切っていきます。のこぎりの角度は30度前後にします。縦切りの場合はもう少し寝かせると切りやすくなります。

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あとは同じ手順で紙やすりとオイルで仕上げをおこなってください。

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使用後の手入れ

使い終えたら出来るだけ早く、中性洗剤で軽く洗い水気をよく拭き取り陰干しします。日々の手入れはとても大事なことなので、必ずおこなってください。

メンテナンス

使用頻度にもよりますが、半年に一度のペースでオイルを塗りましょう。
使っているうちに、毛羽立ちが気になる、色が悪くなった時は紙やすりで表面を整えてから、オイルを塗るときれいに仕上がります。
 

その他の材料

エンジュの板をのこぎりでカットして作ったカッティングボードです。作り方は同じでも、木材が違うと出来上がりも様々です。木の雰囲気は面白いですね。

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意外と簡単に出来るカッティングボードですが、磨いて、オイルを塗って、乾かしてのメンテナンスを続けることで長持ちします。汚れるからとしまって置くのではなく、日々使って無垢材の良さを感じて下さい。

以前、ピザプレートが欲しくて、ホームセンターで幅の広い桜の耳付き板を見つけて作りました。ほぼ正方形に切っただけの形ですが、なかなか使い勝手がよく、ピザだけでなく、ホールのケーキをのせたりと、お皿としても使っています。

木との出会いも一期一会。気に入った物を見つけたときは、迷わず購入することをお勧めします。きっと、買っておいて良かったと思える時が来るはずです。

素材、形、大きさを変えて、いくつあっても楽しいオリジナルのカッティングボード作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

(書いた人:ばんちか工房 西千春

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