大阪王将の株主優待でおなかいっぱいの幸せを。
私は20代の頃から株式投資を積極的にやっています。その中の戦略の一つとして、「破産しても飢え死にしない」をモットーに、株主優待で食料品を提供している企業の株式をいくつか保有しています。
今回、大阪王将を展開する「イートアンド(2882)」の株主優待が届いたのですが、その内容がすごかったのでご紹介します。
ゴージャスセットの内容が本当にゴージャスだった
イートアンドの株主優待の内容は以下のとおりです。
ちなみに、本決算(3月)と中間決算(9月)の年間2回もらえます。(優待をゲットする方法は後述します)
今回から優待内容が変更となり「優待品カタログ」から好きな商品を選べるようになっています。
以前の株主優待は、大阪王将のお食事券しか選べませんでした。しかし、有効期限が短く枚数が多いので、私は使い切れずにヤフオクや金券ショップで売っていました。
優待内容は定期的に変更されますが、今回は以下の4商品が選択可能でした。
- 大阪王将お食事券(3,000円分)
- 冷凍食品ゴージャスセット
- こだわり餃子
- まるごと北海道餃子
この中から私が選んだのが、「冷凍食品ゴージャスセット」です。私は100株しか保有していないので1つ(3,000円相当)しか選べませんでしたが、1,000株以上保有していると、上記から好きな商品が6つ(18,000円相当)選べます。
そして、クール便で届いたのがこれ。
ダンボールに無骨に詰め込まれた冷凍食品が7点も入っていました。
鰹仕立ての焼き餃子
餃炒飯
にぼし醤油ラーメン
3色ごまだんご
羽付き餃子
ぷるもち水餃子
塩豚カルビ炒飯
紙
これはあまりにゴージャス。。。
すべて冷凍食品なので、賞味期限も気にする必要がありません。
大阪王将の株式はいくらあれば買えるの?
大阪王将を運営するのは、「イートアンド」という東証一部上場企業です。
記事執筆時点での株価は2,150円ぐらいなので、100株買うと215,000円ぐらい必要です。(ちなみに100株単位でしか買えないので最低21.5万円必要となります)
(イートアンド現在の株価はこちら)
決して安くはありません。
株を買うのに「給料約1ヶ月分が必要」といったところでしょうか。。
では、イートアンドの株を保有しているとどのようなメリットがあるのかというと。
- 年間配当15円(100株保有で1,500円)
- 株主優待3,000円相当が年2回で合計6,000円分(100株保有時)
配当金と株主優待分を合わせて、年間7,500円相当の還元が受けられます。
株価を2,150円と考えた時の実質利回りは3.48%です。
株価が下がれば利回りは上がりますし、イートアンドの業績がよくなって配当金が増える(増配)ことになれば利回りも上がります。
株主優待と配当金は、「権利落ち日」と呼ばれる日にイートアンドの株式を保有していればもらえます。権利落ち日の1営業日前を「権利付き最終売買日」と呼び、この日に多くの投資家が優待狙いでイートアンドの株を買いにきます。
土日祝日によって多少前後しますが、3月末決算なら3月28日ぐらい、9月末決算なら9月27日ぐらいが権利付き最終売買日となります。権利付き最終売買日は、各証券会社のホームページなどに記載されています。
私は株主優待狙いで権利付き最終売買日を狙いに行くことは基本的にしません。
イートアンドの株は2年ぐらい前に1,550円ぐらいで買っているので、株価の値上がりで6万円ぐらいのプラスになっています。株価が上がっても下がっても売らずに、優待と配当だけをもらっておけば、10年後ぐらいにはそれなりの利益になってるかなぐらいの感覚で、ずっと放置しています。
元々、優待狙いで買っているので、株主優待が廃止されることだけがリスクです。
私はもう感覚が麻痺してしまっているので、日経平均株価が1,000円ぐらい下がってもなんとも思いませんが、社会人の方が下手に株価を気にすると、気になって仕事に支障が出ると思います。(私も昔はそうでした)
優待狙いで買うなら、「株価は見ない、上がっても下がっても気にしない」ぐらいの気持ちで良いと思います。
王将と大阪王将は別会社です。
イートアンドは「おなかいっぱいの幸せを」をミッションとして、外食チェーンの「大阪王将」、そして大阪王将ブランドを活用した「冷凍食品の製造販売」を行っています。
FC展開によって、ほぼ全国にお店を出しているので「大阪王将」に一度は足を運んだことがある人も多いと思います。その他、ラーメン屋の「よってこや」「太陽のトマト麺」などもイートアンドのお店です。
業績は、売上高・営業利益ともに順調だったのですが、2015年3月期に大幅な減益となっています。
理由としては、昨今のニュースでも取り上げられているように、外食産業が厳しい状況に立たされているからです。人手不足で人材が集まらず、すき家が一部店舗を閉店したり、円安によって原材料費が高騰したり、またエネルギー問題で光熱費が高止まりしているなど。
日本には、「(京都)王将」と「大阪王将」がありますが、この2社は別会社です。大阪王将はイートアンドが、京都王将は王将フードサービスが展開しており、どちらも東証一部上場企業です。
イートアンドは、王将フードサービスの創業者の親類が独立してスタートしています。当初は2つの「王将」があっても問題なかったのですが、両社ともに成功し、出店エリアが被ってきたことで、一度トラブルに発展しています。しかし、その後両社は和解しており、現在に至ります。
社長はマネーの虎の数少ない成功者
15年ほど前に大ヒットしたテレビ番組「マネーの虎」に出演していた社長は、その後、多くの方が倒産や自己破産をしています。しかし、イートアンドの創業者である文野直樹社長は、今でも現役で活躍しており、大阪王将(イートアンド)を東証一部上場企業に導いています。
当時からはかなり雰囲気が変わりましたが、この顔に見覚えがある方も多いのでは?
(マネーの虎出演時は赤いメガネをかけておられました)
参照:イートアンド
ということで
大阪王将を展開するイートアンドの株主優待がおすすめというお話でした。
その他にも保有している優待銘柄がいくつかあるので、また良さそうなのがあれば紹介したいと思います。
2016年からは子供向けのジュニアNISAもスタートするので、株主優待も楽しみながら投資による資産形成を考えてみてはいかがでしょうか?
(書いた人:川原裕也)
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