2015年3月に北陸新幹線が開業。
以前までは大阪⇔富山を「特急サンダーバード1本」で行けたのですが、金沢⇔富山の在来線が無くなったことで、金沢駅で乗り換える必要が出てきました。
私(昼時かをる)の地元は富山で、初めての「金沢駅で乗り換えで帰省」になるお盆を前に「何で帰るのが一番良いのか?」を色々と調べてみました。
帰省や旅行で大阪⇔富山の移動を考えている人の参考になれば幸いです。
大阪⇔富山の行き方
大阪⇔富山へ乗り換えなしで直通で行く方法は高速バスしかありません。
朝から深夜まで1日5便を運行。
所要時間は大阪⇔富山で、約5時間30分~9時間と便によって大きな差が生じます。
普通料金で1人約5,000円~。運行日、昼行便、夜行便、降りるバス停によって、運賃が異なります。
ネット割、往復割引、学生割引、早売りなどを活用すれば、より安い値段で利用できます。
富山高速鉄道・阪急高速バス
富山高速鉄道と阪急高速バスでは、1日4往復の高速乗合バスを運行しています。
料金は約5,000円~。所要時間は昼行便:5時間30分、夜行便:約7時間50分と便によって異なります。
バス停:富山駅前、富山市役所前、総曲輪、富山市民病院前、西上袋、高速高岡バスターミナル、砺波駅南/京都深草、京都駅前、高速長岡京、名神大山崎、名神高槻、千里中央、千里ニュータウン、新大阪、大阪(梅田)
富山 → 京都・大阪
2便:富山駅前(6:10), 4便:富山駅前(12:10),6便:富山駅前(16:30),8便:富山駅前(23:00)
大阪・京都 → 富山
101便:大阪(9:30),103便:大阪(13:30),105便:大阪(17:50),107便:大阪(22:00)
西日本JRバス
【北陸ドリーム大阪号】
深夜バス。3列シート。所要時間は9時間5分。料金は約5,000円~。各種割引あり。
大阪⇔金沢は昼間便もあるのですが、大阪⇔富山は深夜バスしか運行していません。
バス停:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、大阪駅JR高速バスターミナル、千里ニュータウン、京都駅烏丸口、尼御前、北陸小松、松任海浜公園、金沢駅前(東口)、富山駅前(南口)
北陸ドリーム大阪1号:大阪駅JR高速バスターミナル(22:30)→富山駅前(南口)(06:54)
北陸ドリーム大阪2号:富山駅前(南口)(21:45)→大阪駅JR高速バスターミナル(06:15)
大阪⇔金沢⇔富山の行き方
大阪⇔金沢は「サンダーバード」、金沢⇔富山は「北陸新幹線」と「IRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道」、「高速バス」を利用します。
特急サンダーバード
北陸新幹線が開業前までは大阪⇔富山は直通で行けましたが、現在は金沢駅で乗り換える必要があり、大阪⇔富山の所要時間が長くなりました。
7時から20時まで1時間に2本運行。所要時間は約2時間30分~50分。
料金は自由席で片道7,130円(乗車券4,750円+特急料金2,380円)。
以前までは「e5489早得3きっぷ」というお得な切符がありましたが、北陸新幹線開業により終了しています。
現在は代わりに、前日までの早期購入で割引価格になるe5489専用「WEB早特1」が利用できます。
席数が限定されているので、お盆や年末年始など利用客が多い時期は早め早めに行動しないと、あっという間に席数が無くなります。
ちなみに金券ショップで「自由席特急回数券」を購入すれば、数百円分は安くなりますが、繁忙期(4月27日~5月6日、8月11日〜20日、12月28日~1月6日)は利用不可なので、帰省時に使うのは無理ですね……。
北陸新幹線
北陸新幹線で金沢⇔富山を結ぶのは「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の3車両です。
停車駅は「富山、新高岡、金沢」。サンダーバードの時と比べても、ずいぶん停車駅が減りました。
大阪⇔富山までは「はくたか」「つるぎ」利用で、所要時間は3時間15分~。料金は8,650円(乗車券5,620円 特別料金3,030円)。
かがやきは全席指定席な分、料金が他の車両と比較して720円と高く、数分しか時短できないので、避けた方が良さ気です。
【かがやき】
東京⇔金沢:10往復。全車指定席。最も速いタイプ。
料金:3,530円(乗車券970円 特別料金2,560円)
所要時間:19分
【はくたか】
東京⇔金沢:14往復。
長野⇔金沢:1往復。
上越妙高発長野行き:上り2本
料金:2,810円(乗車券970円 特別料金1,840円)
所要時間:23分
【つるぎ】
富山⇔金沢:18往復。シャトルタイプ。
料金:2,810円(乗車券970円 特別料金1,840円)
所要時間:23分
IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道
IRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道は、北陸新幹線開業で北陸本線の一部が経営分離されたことで誕生した第三セクターの鉄道です。
金沢⇔倶利伽羅(IRいしかわ鉄道)、倶利伽羅⇔富山(あいの風とやま鉄道)で、相互直通運転を実施しており、乗り換えなしで「金沢⇔富山」を行けます。
料金は1,220円。所要時間は56~57分。運行本本数は1時間1~3本。
停車駅:金沢、東金沢、森本、津幡、倶利伽羅、石動、福岡、西高岡、高岡、越中大門、小杉、呉羽、富山
高速バス
北鉄金沢バス(金沢)と富山地方鉄道(地鉄)が共同運行している高速乗合バス。
6時から21時まで1時間1~2本のペースで運行しています。
料金は運行日によって変わること無く、予約なしで乗れるのが便利です。
所要時間は1時間9分。料金は930円。運行本数は1時間に1~2本。
バス停:金沢駅前、金沢東警察署前、高柳、西上袋、富山市民病院前、西中野口、総曲輪、富山市役所前、富山駅前
まとめ
【特急サンダーバード+北陸新幹線(はくたか、つるぎ)】
所要時間:3時間15分~。料金:8,650円。7時から21時前まで。
【特急サンダーバード+IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道】
所要時間:3時間30分~。料金:8,350円。
【特急サンダーバード+高速バス】
所要時間:3時間45分~。料金:8,060円。
【高速バス】
所要時間は昼行便:5時間30分、夜行便:約7時間50分。料金は約5,000円~。22時以降の便あり。
特急サンダーバードを利用する場合、金沢⇔富山はどの交通手段を使っても「30分、500円分」の料金の差しか無いことが分かります。
高速バスは「時間はかかっても良いから、なるべく早く済ませたい」「仕事やバイトの関係で21時までの便には乗れない」という人向き。
出発/到着時刻や自宅の最寄駅、予算の都合に合わせて、自分の都合の良さそうなものを選んでみると良いと思います。
ちなみに私の場合は早さを優先させて「特急サンダーバード+北陸新幹線」で帰省をしようかと考えています。
何か面白そうなネタがあれば、また記事にしたいと思います。
(書いた人:昼時かをる)