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国内屈指!ヤマト運輸の羽田クロノゲートの見学コースで私が目にしたもの

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あまりにすごすぎたクロネコヤマトの羽田クロノゲート。。。に行ってきました。

先日、東京出張の機会があったので、以前から行きたかった「羽田クロノゲート」の見学会に参加してきました。羽田クロノゲートは羽田空港近くにある、ヤマト運輸の物流施設です。(総工費約1,400億円)

クロネコヤマトの宅急便」でおなじみのヤマトグループが、2013年に完成させた施設で、2019年に迎える創業100周年を前に、感謝の気持ちも込めて最初から「見学コースありきの施設」として建設されました。

見学会は結構人気なのですぐ予約で埋まってしまうのですが、今回ようやく、念願の羽田クロノゲートに行くことができました。

巨大な物流ターミナルで私が目にしたもの

とにかく大きい敷地の中で、驚くような技術、サービスを展開しているのが現在のヤマトグループの姿です。羽田クロノゲートの見学コース内は写真撮影NGだったのですが、Youtube動画で内部が公開されています。

建物内部は携帯電話も「圏外」でした。電波を遮断するような設計になっているのかもしれません。

敷地面積89,222㎡、延床面積197,575㎡の超巨大施設内で行われている驚くべきこととは?
その全容を明らかにしていきます。(参考:ちなみにうちの事務所は12㎡です・汗)

全自動化されたベルトコンベア

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見学会の集合場所に行くと、まず最初に10分程度の映像を見て、その後見学コースの説明を聞く流れになります。見学コースで見て回れるのは、7階建ての羽田クロノゲートの中の2階部分です。

羽田クロノゲートでは1F・2Fが物流中心の仕分けエリアとなっており、3F~7Fは「付加価値機能エリア」として、その他の様々な業務が行われています。(付加価値機能エリアについては後述)

私が見学コースを見て驚いたのは、「2Fには人が一人もいなかった…」ということです。2Fには「クロスベルトソータ」と呼ばれるベルトコンベアが設置されています。これが実はかなりインパクトがあってすごいです。。

このベルトコンベア(クロスベルトソータ)は、「セル」と呼ばれる一枚板が何枚も繋がって大きなベルトになっています。一枚のセルに対して1つの荷物が乗る仕組みになっていて、フル稼働すると1時間で48,000個の荷物が仕分けられます

このベルトコンベアは1,366枚のセルで構成され、合計すると1,070メートルに相当します。これは羽田クロノゲートならではで、これまでのヤマトグループの施設と比較して2倍の長さとなっています。

ベルトコンベアってゆっくり動くイメージがありますが、実際にその動きを見てみると、めちゃくちゃ速いです。。。かなり早い速度で荷物が流れていき、そして仕分けられます。

■第一段階:バーコードを読み取る
2Fに入ってきた荷物をバーコードで読み取ります。イメージとしては、空港のセキュリティゲートみたいな感じで、荷物がサッとゲートを通過するだけで、四方どこにバーコードが貼られていても、読み取ることができます。

この時、バーコードで読み取るのは「荷物の配送先となる都道府県」です。

ここで言う「バーコード」は宅急便の伝票に記載されているものではなく、荷物を受けた後にドライバーが貼る「白いバーコード」です。宅急便を出した時には貼った覚えがないのに、到着時には白いバーコードが貼られてるのって、知ってました?(私はまったく知りませんでした)

■第二段階:荷物をベルトに乗せる
バーコードを読み取ったら、次はベルトコンベアに荷物を乗せます。ベルトの1枚板(セル)に対して1つの荷物が乗せられます。このベルトは、1枚あたり50キロまでの重さに耐えられます。

ベルトコンベアはかなりの速度で動いているのですが、スピードを上手く調整して、空いているセルに荷物を乗せます。荷物同士がぶつかったり、1枚のセルに2つの荷物が乗ることはありません。

時にはスピードを早めたり、時には一時停止したり、イメージとしては、「高速道路の合流」にすごくよく似た動きを、コンピューター制御によって行います。空いているセルに荷物がキチンと乗せられていくシーンは、一見の価値ありです。

荷物の位置がズレてしまった場合も、ベルトコンベアから落っこちないように真ん中に微調整が行われます。

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■第三段階:都道府県別に仕分けする
巨大ベルトコンベアの行き着く先は、「シューター」と呼ばれる荷物の出口です。シューターは都道府県別に仕分けできるよう、48本用意されています。

これも、前述のセルに備え付けられた回転ベルト機能を使います。荷物が所定のシューターの位置に来た時に、回転ベルトが動いて荷物をベルトコンベアから押し出します。

最初にバーコードを読み取った時に、1,366枚のセルのうち、「何番目のセルがどのシューターに分けられるか」が記憶されています。一枚のセルと、荷物に付けられた白いバーコードは紐付いるのです。

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これらのすべての作業が全自動で行われています。

イメージとしてはトラックで集められた荷物と、3F~7Fの「付加価値機能エリア」でパッキングされた荷物を、2Fで機械仕分けし、その後1Fで人の手によって、より細かく仕分けするという感じです。

だだっ広い物流棟をモニター室で監視する

物流棟には一度に104台ものトラックを停められる
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ベルトコンベア(クロスベルトソータ)を見た後は、外側から「集中管理室」の状況を見せてもらえます。というのも、羽田クロノゲートでは物流等のあらゆる監視を、集中管理室で行っているため、この部屋は高いセキュリティで守られているのです。

集中管理室に入れるのは、一部の社員だけ。さらに入室には静脈認証が必要で、外側からもすりガラスで見えません。見学会では、このすりガラスの曇りを解除してもらい、外側から特別に室内の様子を見ることができます。

コンピューター室にはたくさんのモニターが設置されており、全自動のベルトコンベアが正常に動いているか、荷物が落ちたりしていないかを常にチェックしています。何かしらのエラーが出ると、すぐにコンピューターが知らせてくれるのので、この制御室を通じて、トラブルに対しても素早い対処を可能にしています。

また、集中管理室では、トラックの誘導も行っています。羽田クロノゲートの物流棟には、最大で104台のヤマトトラックが停車できます。駐車スペースが104台もあると、ドライバーにとってはどこに停めてよいのかわかりませんから、管理室から適切な場所へと案内し、トラックを誘導します。

空港で言う、管制塔のようなものでしょうか。

羽田クロノゲートの6割の場所では物流以外の業務をやっている

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いまのヤマトグループはこんなことまでやっているのか。
と驚かされるのが、実は「羽田クロノゲート物流棟内部の約6割の場所では、物流以外の仕事が行われている」という事実です。

先ほどご紹介しましたが、物流業務となる「仕分けエリア」は1Fと2Fのみです。そして、3F~7Fで行われているのが、「付加価値機能エリア」と呼ばれる、配送業務以外の仕事です。

故障修理に出した家電はメーカーに届いていない

使っている家電が故障して、修理に出した経験はありませんか?
実はそれ、メーカーに届いていない可能性があります。なぜなら、ヤマトグループが羽田クロノゲート内で修理までしてしまうからです。

7Fの「羽田メンテナンスセンター」では、子会社のヤマトマルチメンテナンスソリューションズが、様々な分野の業務をアウトソーシングで請け負っています。

家電の場合はメーカーに送ることなく、商品を引き取ってヤマトで修理して再び配送する。病院などから送られる使用済みの医療器具は、医療機器メーカーに送ることなく、引き取ってヤマトが洗浄して再び使える状態にしてから配送する。

これが、ヤマトグループが手がける「付加価値機能」です。

家電の故障の場合。
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医療用機器の場合。
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昔は、メーカーに修理を出すと1週間~2週間ぐらい時間がかかる印象がありました。私も故障を依頼してメーカー修理にかなり時間を要した経験があります。

しかし、ヤマトグループの修理サポートが行われている現在では、神奈川県なら故障品を引き取った翌日午後には修理が完了し自宅に到着するという、驚異的なスピードを実現しています。物流施設内で修理をするというのは、非常に効率的で、メーカーにとっても消費者にとってもメリットがあります。

パンフレットなどの配送代行

パンフレットなどの配送代行も「付加価値機能」の一つです。

例えば、10万人の人に冊子を郵送しようとした場合、印刷会社に依頼して、それをヤマトに持ち込むのには手間がかかります。このような場合、ヤマトグループに冊子のデータを渡すだけで、羽田クロノゲート内で「印刷・印刷物を封筒に入れる・配送する」といった業務をすべて、ヤマトが行います

また、Amazon.co.jpや楽天市場で買い物をしたことがある人はわかると思いますが、購入商品と一緒にチラシが入っていた経験はないでしょうか?
Amazonや楽天は自社で梱包まで手がけているのと思うのですが、このような「購入商品と一緒にチラシを入れて梱包し、配送する」ということもやっています。

この業務は、羽田クロノゲートの6Fで行われています。

梱包資材の研究

こんなアイデアのある梱包も
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同じく6Fで行われているのが「梱包資材の研究」です。上記のような請負業務が増えるに従い、より安全に商品を届けられるよう、強いダンボール箱(資材)が必要となっています。そのため、羽田クロノゲート内で梱包資材の研究も行っているのです。

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上記の画像を見てもらえるとわかりますが、今のヤマトグループは

  • お酒やワインなどのビン類
  • 旅行用スーツケース
  • パソコンや携帯のような精密機器

など、あらゆる種類・サイズの物を運んでいます。

私たちは「壊れずに届く」のが当たり前だと思っていますが、年間16億個もの荷物を運んでいると、やはり配送中に商品が壊れてしまうケースも少なくないと思います。

その確率を少しでも下げるために、それぞれの物にマッチした梱包資材が用意されています。

昔、カンブリア宮殿でヤマトホールディングスの特集を見たのですが、仏像を真空パック状態にして空中に浮かせた状態で運ぶみたいなことをやってました。。。

クロネコヤマトの引っ越し

(4Fがどうなっているのかは謎ですが)、3Fではクロネコヤマトの引越しサービスに関する業務が行われています。

現在のヤマト運輸が引っ越しサービスを展開しているのは知られていますが、家具や家電のレンタルまでやっているのは、私も知りませんでした。

引越し業務をする際に、壊れた家電を買い取って、それを羽田クロノゲートで修理する。そして、逆に新生活をスタートする人に修理済みの家電を、レンタルとして貸し出す。

物流業者が修理作業を覚えると、本当にいろいろな応用が効くんだなと関心しました。

また、最近の引越し業者さんは洗濯機やクーラーの取り付けなんかもやってくれますよね?
洗濯機やクーラーなどのちょっとした修理はもちろん、取り付け作業も行います。

こういった取り付けや修理には知識や技術が必要となるわけですが、そういった教育についても、このフロアで行われています。

通関業務、翻訳ラベルの貼り付け

同じく3Fで行われているのが「通関業務」です。ヤマト運輸はバリューネットワーキング構想によって、世界の物流業者へと進化を遂げようとしています。

それにともなって、必然的に国際物流を扱う機会が増えます。
海外から日本に送られてくる荷物や、日本から海外に送る荷物はすべて、「通関作業(荷物のチェック)」をしなくてはなりません。

この、通関業務も羽田クロノゲート内でやってしまおうということです。

また、海外から入ってきた外国語のラベルを、翻訳ラベル(日本語の送り状)に張り替える作業なども、羽田クロノゲートで行われています。

これらの様々な業務によってパッケージ化された商品も、2Fのベルトコンベアに流され、仕分けされた後に、配送へと回されます。

全国に当日配送できる日がすぐそこに来ている

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参照:ヤマトホールディングス

日本全国に「当日」配送いたします。そんな日が近いかもしれません。

巨大物流施設「羽田クロノゲート」を活用してヤマトホールディングスが実現させようとしていること。それが「バリュー・ネットワーキング構想」と呼ばれるヤマトグループのビジョンです。

2013年7月3日に発表された「バリュー・ネットワーキング構想」は、「1929年、日本初の『路線事業』、1976年の『宅急便』に次ぐ、当社にとって第3のイノベーション」とのこと。

ヤマト運輸の創業からバリュー・ネットワーキング構想までを3行で説明すると、下記のようになります。

①短距離の企業向けの商業貨物市場で業績を拡大

②長距離路線市場への乗り遅れにより業績悪化、起死回生で個人向け「宅急便」事業で大成功

③バリュー・ネットワーキング構想で再び企業向けへ回帰、総合物流企業を目指す

これまでは宅急便を中心とした、個人宅配事業がメインで、大きな荷物や企業向け物流は「日本通運」や「佐川急便」のイメージが強かったのも事実です。また、ヤマトホールディングスは国際物流のイメージもさほどありませんでした。

  • 大型物流
  • 国際物流

ヤマトが次に狙うのはこの2つの領域です。

主要都市間の当日配達

バリュー・ネットワーキング構想の大きな目玉の一つが「止めない物流」です。

これまでは、集めた荷物をヤマトの倉庫に保管し、夕方にまとめて輸送、早ければ翌日到着という流れで配達を行っていました。通販で買った商品が翌日届くこのスピードでも十分凄いのですが…

バリュー・ネットワーキング構想では、ここに新しく「ゲートウェイ」というターミナル施設を作ることで、ゲートウェイ間を一日に何度も往復(多頻度幹線輸送)して配達をします。

つまり、荷物を倉庫に保管することなく、「荷物が到着後すぐに仕分け → 目的地に向けてすぐ発送」という「止めない物流」を実現します。

  • 厚木ゲートウェイ(神奈川県、2013年8月稼働)
  • 三河ゲートウェイ(愛知県、2016年10月稼働予定)
  • (仮称)関西ゲートウェイ(大阪府、2017年9月稼働予定)

この3ヶ所が完成し「宅急便ネットワークの再編」が行われると、東京・名古屋・大阪間の当日配達が実現する見通しです。

倉庫内に滞留する在庫をできる限り少なくし、止まらない物流によって生まれる

  • 国内外を問わない
  • 在庫・出荷の場所も問わない
  • 荷物の多い・少ないを問わない

配達を、ヤマトホールディングスでは「クラウド型のネットワーク」と呼んでいます。

アジアへの翌日配達を実現

羽田空港にも国際線は通っていますが、調べたところ、羽田クロノゲートから羽田空港を経由して、直接海外には配達されてない仕組みです。

羽田クロノゲートから出荷した荷物は、

  • 成田空港
  • 沖縄国際物流ハブ

から、世界へと配達されます。

すでに、国際クール宅急便のサービスを開始しており、今日、海から揚がった魚が明日には香港で食べられるほどになっています。

国をまたいでも翌日配達」がすでに実現しているんのです。

このスピードはヤバすぎる。。。
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参照:ヤマトホールディングス

参照:ヤマト、「宅急便」網を再編  スピードと品質、コスト追求(通販新聞)

地域に貢献する羽田クロノゲートの施設

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「羽田クロノゲート」の名前の由来は、

  • 時間の神「クロノス」
  • 物流の玄関「ゲートウェイ」

から来ています。

総工費は約1,400億円と言われていますが、決して物流だけのために建てられたのではなく、地域貢献の取り組みが数多く盛り込まれています。

施設内の道には、歴史上の著名人の名言が書かれたパネルが敷かれています。
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環境に配慮して設計された羽田クロノゲート

羽田クロノゲートは、環境に配慮して作られています。

  • 外気を取り込み空気の入れ替えをサポート
  • 太陽光を取り込み証明の代わりに使う
  • 太陽光発電を導入
  • 屋上の緑化などで施設の夏場の暑さを軽減
  • 雨の水を使って下水処理をサポート

こうした自然の力を活用した設計によって、これまでの施設と比較して46%ものCO2を削減しています。

ヤマトフォーラム

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羽田クロノゲート内に設置されたスポーツ施設です。

1Fは体育館になっており、バスケットボールやバレーボールなどのスポーツが楽しめます。また、トレーニング事務が併設されており、各種マシーンも完備、いずれも格安で利用可能です。

更衣室やシャワーも用意されていて、市民体育館も顔負けの施設となっています。

ネットで予約状況を確認できるのですが、かなり埋まっていて予約を取るのは難しそう。。。人気の施設となっていることからも、地域に対して大きな貢献をしていると言えますね。

ヤマトフォーラムを利用できるのは、「構成員の半数以上が大田区内在住・在勤・在学する団体」のみです。大田区にお住まいの方や、羽田クロノゲートで働く方が主に利用できる施設ですね。

ポピンズ

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保育所・託児所などを運営する「ポピンズ」も、羽田クロノゲートに設置されています。主に近隣住民の方や、羽田クロノゲートで働く人が利用する目的で、設置されていると思います。

ポピンズはおそらくヤマトホールディングスとは資本関係はないと思いますが、沿革を見てみると1997年に「ヤマト運輸事業所内保育所「こねこ保育園」開設」とあるので、結びつきは強いのかもしれません。

私が出向いた日は閉まっていたので、残念ながら中に入ることはできませんでした。

ヤマトセンター

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スワンカフェ&ベーカリーの裏側に、ヤマトセンターがあります。ここは、宅急便の受付などを行う場所です。

クロネコヤマトの営業所は全国いろいろな場所にありますが、私は大抵コンビニで受け付けてもらうので、利用した経験が一度もありません。。。荷物を営業所に持ち込むと送料を100円値引きしてもらえます。

商品に応じて、さまざまな梱包材が選べます。
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スワンカフェ&ベーカリー

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クロネコヤマトのパン屋さん。
あまり知られていないのですが、ヤマトホールディングスはヤマト福祉財団を通じてスワンベーカリーというパン屋さん事業をやっています。

ヤマト福祉財団は、元社長の小倉昌男氏によって設立されました。設立目的は、障害者の自立支援をするためで、スワンベーカリーで働いているのは、障害者の方々です。

小倉氏が身につけた経営ノウハウを活用し、障害者の雇用の場を創出するだけでなく、障害者が自分で生活できるだけの給料を創出できる会社にするのが目標。

参照:障害者の雇用創出だけにとどまらず自立のお手伝いをしたい


障害者の労働についてですが、私はランサーズクラウドワークスのようなクラウドソーシングは、それを解決する糸口になるんじゃないかと思っています。

例えば、クラウドソーシングでは「WEBライター募集」みたいな仕事も結構多いですが、こういった仕事は身体障害者かどうかは問われないわけです。クートンブログでもWEBライターを募集していますが、ネット環境とスカイプがあれば仕事が成立するため、健常者かどうかという点は問いません。

ヤマト福祉財団は小倉氏が保有していたヤマト運輸株200万株(当時の時価で24億円相当)を投じて1993年に設立されました。ヤマトの経営から退任した後に、無報酬で財団の運営に専念し2006年に亡くなった、ヤマト創業者・小倉康臣氏の息子さんです。(ちなみにこの方が、「クロネコヤマト宅急便」の生みの親です。)

私なんかはまだまだ及びませんが、知と財を持ってすれば、このような形で社会の問題を解決することもできるんだと思いました。

見学会が終わるとちょうどお腹が空いてきたので、私もパンをいくつか買わせていただきました。
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当日はカフェエリアが貸し切りで利用できなかったのですが、パンの他にパスタやスイーツも楽しめるお店です。
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参照:スワンベーカリー

いかがでしたか

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以前、クートンブログで「【未来の物流】ネット通販の宅配サービスは今、どれくらい便利になっているのか?」という記事を書いたのですが、私は日本の物流技術は世界トップクラスだと思っています。

ヤマトグループが掲げる「バリュー・ネットワーキング」構想で、日本の物流を是非、世界にも広げていってほしいと思います。

また、上記の過去記事で様々な事例を取り上げましたが、これからの宅配市場は「ドローン(無人航空機)」や「自動運転車」、そして「CarriRo(キャリロ)」のような物流支援ロボットが市場を牽引していくと考えられます。

そして、実際にシンガポール・ポストが取り組んでいるように、「3Dプリンタ」を使ったトランスポーテーションのような輸送方法も考えられる中で、物流とテクノロジーとの融合は欠かせないと思います。

実際、シンガポール・ポストのような会社がIT企業のアリババの資本を受け入れている背景もあり、個人的な意見ではありますが、ヤマトホールディングスも今後、テクノロジー面での大きな進化を遂げて欲しいと期待しています。

見学会の参加は無料です

今回、私が見学会に参加した時は、夏休みということもあって、親子3人、ママさん友達と子ども、スーツ姿のサラリーマン、といった方々が参加されていました。その中で私は唯一、単独で参加してきたので、一人参加でも全然大丈夫です。

見学コースは90分で参加費は無料、土日も開催しているので、是非ご家族や友人と参加してみてください。「おみやげ」がもらえたり、おもしろい仕掛けもたくさん用意されているので、小さなお子さんの社会見学にもピッタリだと思います。

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アクセス

羽田クロノゲート見学コースのお申込みはこちらからどうぞ。
www.yamato-hd.co.jp

(書いた人:川原裕也

「クートンリサーチ」では、企業の知られざる一面や先進的な取り組み、ビジネスモデルについて取り上げます。難しいことがわからない人でも大丈夫。「ほー」、「なるほど」と思える、会社のウラ側をのぞいてみませんか?

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