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部屋をいい匂いにしたい人へ!ルームフレグランス「リードディフューザー」の使い方

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「ルームフレグランス」。

などが苦手な人でも使いやすいのがリードディフューザーです。

スティックディフューザーとは、「スティック(棒状の)ディフューザー(香りを拡散させるもの)」という意味で、香り付きの液体が入った容器に「リード」と呼ばれるウッドスティックを入れて、空間に良い香りを漂わせます。

アロマオイルベースなものだと、良くある「芳香剤」よりも、香りがナチュラルな場合が多く、より自然な香りが楽しめます。

火や専用器具(アロマディフューザー)も不要で、今まで置けなかった場所にも置きやすく、使い切りも可能なので「ちょっと試してみたい」という人にも向いています。

リードディフューザーおすすめの使い方や選び方をまとめてみたので「雑貨店やアロマ専門店などで良く見かけるけど、実際はどう使えば良いの?」と思っている人のお役に立てれば幸いです。

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ルームフレグランスにリードディフューザーがおすすめな理由

火や電気を使わないので、好きな場所に置きやすい

アロマキャンドルや超音波式のアロマディフューザとは異なり、リードディフューザーは「フレグランス液がリードスティックに染み渡り、室内に香りが広がる」という仕組みになっています。

火や電気を使わなくて良い為、今まで火をつけた状態で置いておくのは不安だったり、電源コンセントが無かったりした場所でも、自分の好きな香りを楽しめるようになりました。
同じルームフレグランスでも、ルームスプレータイプは布地への使用がメインで、長期的に空間中に香りを維持し続けるのは難しいので「ずっと部屋を良い香りに保ちたい」という人に向いています。

もちろん使用したまま寝たり、出掛けても大丈夫。24時間、素敵な香りが部屋に漂います。

同じシリーズでも、様々な香りの種類が出ているので、場所ごとに香りを変えてみるのも良いですね。

【作業部屋】
集中力を高めるレモンやグレープフルーツなどの柑橘系。

【寝室】
リラックス効果の高いラベンダーやサンダルウッド。

【洗面所やトイレ】
抗菌・殺菌効果があるユーカリやティーツリー。清潔感あるシャボン。

香りの拡散力はゆっくりめなので、香りを早く広げたい時は「差し込むスティックの本数を増やす」「窓際に置いて、空気の流れを利用する」という方法を試してみて下さい。

また容器が倒れてしまうと中のフレグランス液が漏れてしまうので「手や他のものと当たらない」場所に置きましょう。
最近は倒れても漏れない栓付きの商品もあるので、それらを利用してみるのも手です。

使用する本数で香りの調節がしやすい

アロマキャンドルやアロマディフューザには「もっと強く香らせたい/最小限の香りで良い」など、好みに応じた香りの微調整がしにくいというデメリットがありました。

リードディフューザーをルームフレグランスとして使うメリットの一つに「使用するスティックの本数で香りの強弱が付けられる」があります。

ちなみに無印良品の「インテリアフレグランス用スティック ツリー」はインテリア性が高いのですが、本数による香り調整がしにくいですね……。

インテリアフレグランス用スティック ツリー 1セット - 無印良品

利用には「リードスティック」が必要不可欠


リードディフューザーで特徴的なのが、上ににょきっと出ている「リードスティック」です。

リードスティックとして利用されることが多いのが「ラタン」。

ラタン(籐)とはヤシ科トウ連に分類される植物の名前で、しなやかで曲げに強く、丈夫なので、細く切ったものを編んで家具やカゴなどに利用されることが多いです。

無印良品に「ラタンシリーズ」という収納用品がありますが、その「ラタン」と同じもの。

乾燥したラタンは吸い上げる力が強いので、リードスティックとして良く用いられています。
「竹ひごアロマ」とも言われますが、竹を細く切って作る「竹ひご」と「ラタン」は、全く別物なので、勘違いしないように気を付けて下さい。

またリードスティック用ではない竹ひごや割りばしだと、やはり「吸い上げ力」「拡散力」が劣ってしまうので、手作りでフレグランス液を作る場合でも、専用のリードは用意しておいた方が良いです。


ちなみにラタン以外にも「ソラフラワー」という、タイ原産のマメ科植物の木の皮を花びらに仕上げたタイプもあります。
これは「ソラフラワーディフューザー」という商品名で発売されています。

使用期間は約1~6ヶ月。季節ごとに香りを変えやすい

香りが継続する期間は「フレグランスの容量」と「使用するスティックの本数」で異なります。

  • 60ml:約1ヶ月
  • 100ml:約1~2ヶ月
  • 200ml:約2~3ヶ月
  • 500ml:約5~6ヶ月

「50mlあたり1ヶ月以上」と考えると分かりやすいと思います。
「一定期間しか香りが続かない」という特製を活かして、季節ごとに香りを変えてみるのも良いかもしれませんね。

使用するスティックの本数で、香りの強弱や継続期間が変わる為、例えば「3本だけ」と「付属の9本を全部使う」ではフレグランス液の消費スピードが大きく違ってきます。

スティックが少なければ少ないほど、空間に広がる香りは薄くなりますが、その分、長期的に利用できます。

使用する場所によって、適したサイズを置くことで「香りが強すぎる/弱すぎる」ということが無くなります。

使う場所と容量の目安は以下の通り。

【60~100ml】
玄関、トイレ、洗面所など0.5~1畳前後の狭い場所。
「机の周辺だけ」と香る範囲を限定させたい時などにも使える。

【200ml】
居間や寝室など6~8畳程度の部屋。

【500ml】
リビングダイニングなど10畳以上の広い部屋。

「せっかく置いたのに、全然良い香りがしない」という場合は、使用するスティックを増やすにしても限界があるので、容量の大きいタイプに交換した方が良いです。

使い切りタイプで手軽に始められる

リードディフューザーは、基本的に使い切りタイプで「普通に出すゴミと一緒に分別して処分すればOK」という手軽さが人気を集める理由の一つ。

「液がスティックの断面しか触れていない」状態になれば、スティックディフューザーを交換するタイミングです。

スティックは燃えるゴミ。残ったフレグランス液はキッチンペーパーやティッシュなどに染み込ませて捨てます。

ディフューザー容器は「再び使う機会がない」という場合、素材ごとに分別して処分します。

瓶や陶器の容器は、繰り返し使えるので、洗って乾かしておきましょう。
別売りされている「リフィル(詰替え用)」を詰め替えれば、お気に入りの香りを継続して香らせることもできます。

おしゃれなデザインであれば、アロマディフューザ以外にも、別のインテリアとして活用できますね。

芳香剤よりもナチュラルな香り

「部屋を良い匂いにしたいけど、芳香剤は香りがキツすぎる」という時に、リードディフューザーは便利です。

アロマオイル系を選べば、芳香剤や香水のような「人工的な香料の香り」はしません。

ただし商品によって香りは大きく異なります。

雑貨店などに行くと、100ml前後の商品が1,000円~3,000円台で売られています。
手頃な価格で量も少なく、初心者でも利用しやすいのですが、香りが人工的で芳香剤のようにキツイ場合も多々あります。

お店で買う場合「テスター」などで、実際にフレグランスの香りを体験できるので「自分が好きな香りか?」「変に香り過ぎていないか?」「部屋の雰囲気と合うか?」などを確かめてみると良いです。

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素敵な香りを漂わせる為に守りたい使い方

基本的に「1.容器のキャップを外す」「2.スティックを差し込む」でOK。特に難しいことはありません。

スティックを差して1~2時間程度で、香りが出てきます。
早めに香りを充満させたい場合は、スティックを差し込んだ後、上下にひっくり返します。

リードディフューザーで最も香りが強いのは、使い始めの1週間。吸い上げが鈍くなると、香りが落ち着いてくれます。

「お店で嗅いだ時よりも、香りが強すぎるな」と思うのは、仕方がないこと。使い始めて1週間後が、そのフレグランス本来の香りです。

  • 付属のスティックを全て差し込まず、徐々に本数を増やす。
  • 全てのスティックを挿しても、香りが物足りない場合は、容量の大きい物に取り替える。

を心掛けると、部屋に応じた香りコントロールがしやすいと思います。


使い続けていて「まだ量はあるのに、香りが薄まったかな?」という時は、スティックの上下をひっくり返して差し直します。

フレグランス液でスティックが湿った状態が続くと、吸い上げる力が弱まってしまい、芳香力が落ちてしまうので、空気に触れて乾燥させることで吸い上げる力を回復させるのです。

それでも香りがイマイチであれば、新しいスティックに交換してみて下さい。特にフレグランス液の容量が多く、芳香期間が長いものに向いています。

火気厳禁。直射日光と高温多湿に要注意

品質の劣化を防ぐ為、直射日光が当たったり、温度や湿度が常に高かったりする場所を避けて置きます。
※予備のフレグランス液の保管場所も「冷暗所」が最適です。

またフレグランス液には引火する成分(アルコール類など)が含まれている場合が多いので、火気には充分に注意する必要があります。

いかがでしたか?

リードディフューザーは通販の他に「雑貨店(東急ハンズ、LOFT、FranFran、無印良品など)」や、アロマ専門店(生活の木)、コスメ専門店(ロクシタン、THE BODY SHOP)などで購入できます。

「自分の好みの香りが全然ない」「好きな香りは有ったが、値段が高過ぎる……」という場合は、必要な材料を取り揃えて、自作してみるのも一つの手です。

アロマオイル(精油)+無水エタノールを、1:9の割合で混ぜ合わせるだけでOK。自分が好きなアロマや容器で楽しめるのも良いですね。

「リードディフューザー 作り方」など調べてみると、様々なレシピが見られるので、是非とも参考にしてみてください。

(書いた人:昼時かをる)

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