引っ越しや模様替えで、新しくカーテンを購入したは良いものの、窓に合わせて、サイズが合うものを買ったはずなのに、いざ取り付けてみるとちょっと長い……という場合、結構ありますよね。
実際に私が新しくカーテンを購入した際、窓のサイズよりもカーテンが少しだけ長く、カーテンの裾が床に付いてしまいました。
以前まで取り付けていたカーテンは、長さ調整をしないまま、床に付く状態で使っていましたが、良くカーテンの裾を踏んづけてはフックを外したり、裾が汚れやすかったり……。
「今回こそは直そう」ということで、長いカーテンを短くする方法として良く使われているものをまとめてみました。
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カーテンフックのアジャスター機能を使う
多くのカーテンには、アジャスター機能付きのカーテンフックが付けられています。
カーテンレールに引っ掛ける部分を上げ下げすることで、長さを調整できます。
カーテンフックには、レースカーテン用のAフックと、厚地カーテン用のBフックがあり、Aフックは上に約0.5~4cm、Bフックは上に約0.5~1cm調整が可能です。
レースカーテンだと丈を短くしやすいのですが、厚地カーテンだと「ちょっと変わったくらいかなー?」という感じで、ほとんど印象が変わりません。
安全ピンで留める
一番手っ取り早く長さを調整したい時は「安全ピンで留める」。
カーテンの裏で裾を折り曲げて、両端とプリーツができている所を等間隔で留めていきます。
使用する安全ピンの数は両端2個と、プリーツのヒダの個数分あると良いです。今回は一枚あたり9個使いました。
安全ピンを留める方向は、横でも縦でもさほどドレープの印象は変わらないように思うのでお好みで。
私の場合、横だとどうしても安全ピンですくう部分が大きくなりやすく、表から目立ってしまったので、もっぱら縦で留めていきました。
【横で留めた場合】
【縦で留めた場合】
「安全ピンを使うと表から目立つのでは?」と思う人も多いと思いますが、確かに安全ピンの金属部分はカーテンに出ます。
ただし下の目立たない所に数ヶ所出る程度なので、あまり気にならないと思います。
安全ピンの針の部分にビーズなど通してから留めれば、良い感じのワンポイントになりそうです。
安全ピンで留める方法は「今後、カーテンの長さを短くしたいけど、どれだけ幅を取れば良いだろうか?」という確認をする時にも役に立ちます。
裾上げテープを使う
裾上げテープはスカートやズボンの丈を切らずに短くしたい時に主に使うものですが、カーテンの長さ調整にも使えます。
使い方は簡単。
1.好みの長さにカーテンの裾を折り曲げる。
2.アイロンをかけて折り目をつける。
3.裾上げテープをカーテンの幅+2〜5cmの長さに切り、水で濡らして良くしぼる。
4.カーテンの裾部分に置き、熱したアイロンで押し当てて接着する。
失敗しない為のコツは「少しずつ細かく押し当てていくこと」。アイロン全面を使って広くやっていこうとすると、よれたり、曲がったりしやすいです。
裾上げテープの必要量はカーテンの幅+α。
幅100cmと記載されたカーテンでも、実際に測ってみると146cmあったので(プリーツカーテンです)、裾上げテープを購入する前にカーテン幅を確認することをおすすめします。
裾上げテープは百均などで購入できますが、長さは一本で1.2mと、二本のカーテン分は無いことが多いです。
手芸店で売っているもの(「両面粘着テープ」や「伸縮粘着テープ」という名前が多いと思います)だと、幅10mm10m、幅20mm5mと長いので、それらを利用した方が使い勝手が良いと思います。
ちなみにアイロンが無くても、熱湯を入れた片手鍋やヤカンでも、頑張れば折り目をつけたり、接着できたりします。
ミシンでぬう
家にミシンがあれば「端を折り曲げてぬう」という方法もありますね。
1.好みの長さに応じて、カーテンを折り曲げ、アイロンで折り目をつける。
2.必要に応じて、まち針で留める。
3.端を0.5〜1cm幅でぬう。
「そのまま折り曲げると、カーテンのもたつきが気になる」という場合、リッパーやハサミでカーテンの端のぬい目を解き、二つ折りまたは三つ折りにしてアイロンをかけてぬうと、より仕上がりが綺麗だと思います。
折り幅を一定間隔に保つには、アイロン定規の使用をおすすめします。
これ一つあるだけで、かなり便利です。もちろん熱に強い厚紙で作ってもOK。
ミシンでぬう時の注意点は、カーテンの厚みに応じて、使う針の太さを変えること。
針が細すぎると、縫っている途中でカーテン生地の厚さに負けて、針が折れる可能性があります。
いかがでしたか?
【Before】
【After】
既製カーテンは表記サイズよりも実寸が4~5cm長いことが多いので「窓のサイズぴったりのカーテンを買った」と思っても、実際に取り付けてみると床に付き過ぎるくらいの長さになる場合も少なくありません。
そういう時は今回紹介した方法を使って、自分好みの長さに調整してみて下さい。
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(書いた人:昼時かをる)