夏休みの自由研究で、何を作ろうか悩んでいませんか?
「時間とお金はかけられないけど、手抜きに思われたくない。自分だけのオリジナリティを出したい。それと、これからも使えるものが良い」という時、オリジナル時計を作ってみてはいかがでしょうか?
材料は全て100円ショップや家にあるもので作れます。
制作時間は約3時間なので、夏休みの最終日に作っても充分に間に合います。
オリジナル時計の作り方
必要な道具を準備する
【用意するもの】
- 時計(100円均一ショップで購入)
- ドライバー
- 単3形電池
- のり、瞬間接着剤、両面テープ
- ハサミ、カッターナイフ
- えんぴつ、消しゴム、ボールペン
- 厚紙
- 薄紙(トレーシングペーパー代わり)
Amazonで調べてみると、文字盤や時計針、ムーブメントが一式そろった夏休み工作キットも売っていますね。
「時計を分解するのはこわい」という人は、時計針やムーブメントだけを購入してみても良いと思います。
時計を分解する
オリジナル時計を作るには、まず時計の分解から始めましょう。
私が用意した時計の場合、後ろのネジを4ヶ所外すと、時計の外枠とガラス部分が外せます。
はめ込みのガラスで手を切ったり、割ったりしないように注意して下さい。
ガラスは最後の組み立ての時しか使わないので、安全な場所に置いておくと安心です。
外せるパーツは全部外してみます。
時計針を引っこ抜くのは少し力が必要ですが「まっすぐに抜く」のが、綺麗に外せるポイントです。
ちなみに似た形のスクエアタイプの時計は、外枠と丸枠の間を細いマイナスドライバーでこじ開けると分解できます。
時計のデザインを考える
オリジナル時計を作る時は「どの部分を変えたいか?」を考えることが大切です。
主に変えられるデザインは
- 時計の針
- 時計盤
- 時計の外枠
の3つです。
今回は私が大好きなイギリスのコメディ『モンティ・パイソン』にて、ジョン・クリーズ演じる「バカ歩き省の大臣」を再現するべく、時計針のデザインを変えてみることにしました。
【Ministry of Silly Walks - Monty Python's The Flying Circus】
"The silly walk clock"などで検索すると、海外の人がDIYで色々と作っていたので、デザインの参考にしています。
薄紙にデザインをえんぴつでトレースします。
厚紙で時計針を作る
薄紙の下に厚紙を置いて、ボールペンで強く線をなぞると、厚紙に線が残ります。
その線に合わせて、カッターナイフやはさみを使って切っていきます。
時計文字盤や時計針に、切った厚紙をはりつけます。
ここで注意したいのが「足先やカサの先と時計針の先端を合わせること」。
時計針と厚紙を付ける時に、最初は瞬間接着剤を使っていましたが、強力めな両面テープの方が扱いやすいと思います。
ハサミで余分な時計針を切り落とします。
時計針は金属でできていますが、結構薄いのでリッパーを使わなくても普通のハサミで切れました。
組み立てる
後は元通りに組み立てるだけ。
時計のムーブメントに単3形電池を入れて、きちんと動くかどうかを確認します。
確認することは、
「オリジナル時計針がきちんと元の位置に収まっているか?」
「厚紙が厚すぎて動きを悪くしていないか?(分厚いプラスティックカードで作った時は、全く動かなかった)」
「カサと足先が当たって動かなくなっていないか?」
などなど。
1時間ほどそのまま置いて、問題なく正しい時間を表示していれば大丈夫です。
いかがでしたか?
今回は時計針を改造したオリジナルウォッチを作ってみました。
他にも
- 時計盤を写真やイラストで飾る
- 本体をコルクや板など、別の素材で作る
- 時計の外側をマスキングテープで巻いて、カラフルにする
- ポーチやバッグに時計を付けて、持ち運びができるようにする
など、色々なアイディア時計が作れます。
オリジナルウォッチを作る時には、ガラスやドライバー、ハサミ、カッターなどを取り扱うので、くれぐれも作業中のケガに気をつけて下さい。
小学校低学年・中学年くらいだと、保護者の人と一緒に作った方が安心ですね。
夏休みの自由研究だけではなく「部屋のインテリアに合うような時計が欲しいな」「オリジナルのキャラクターグッズを作りたい」と思った時にも、作ってみると楽しいと思います。
(書いた人:昼時かをる)