長袖を着ていて、洗い物や掃除で水仕事をしていると、袖口が水で濡れてしまう経験をしたこと、一度や二度ありませんか?
袖をまくれば基本的に落ちてこないのですが、洋服によっては途中でずれ落ちてしまったり、折り返すと袖口の伸びが気になったり……そんな時に一つあると重宝するのが「アームバンド」です。
小物作りの本やサイトを見ても作り方が載っていることが意外と少なく「難しいのでは?」と思ってしまいますが、シュシュの要領で簡単に作れてしまいます。
洋裁や小物作りに慣れている人は、10~20分くらいで簡単にできると思います。
アームバンドを作るのに「生地は16cm×50cm、平ゴムは2cm幅で50cm」あれば充分。
水仕事のちょっとした面倒事を解消したい人だけではなく「シュシュ作るのには飽きた」「端切れで実用的な小物を作りたい」と思っている人にもおすすめです。
簡単アームバンドの作り方
用意するもの
- 生地……8cm×50cmを2枚
- 平ゴム……2cm幅×23cmを2本
- ハサミ
- 定規
- ミシンor針と糸
- アイロン
- ゴム通し
生地の大きさやゴムの長さは、以下を目安に自分の好きなように調整して下さい。
生地……7~10cm×50~70cm
平ゴム……1.5cm~2cm幅×23~25cm
生地は薄手の方が作りやすいです。特に縦が短いと生地を表にひっくり返すときに大変。
縦が長いと幅広になり、横が長いとギャザーが多く入ります。
ゴムの強さや腕の太さによって、腕周りがきつい場合があります。
作り始める前に腕周りにゴムを巻きつけたり、ゴムを25~30cmと長めにしてから途中で調整したりと、ちょうど良い具合の長さを確認すると良いです。
作り方
1.生地を横長に半分に折り、縫い代1cmで端を縫い合わせる。
2.縫い代を左右に割る。
3.上の生地を小さくたたみ、下の生地で上の生地を包むように半分に折り、端と端を合わせる。
4.小さくたたんだ生地を一緒に縫わないように注意しながら、布端を縫い代1cmで縫う。
5.中の生地を引っ張り出すようにして、ゴム通し口を5cmほど残して、ほぼ一周縫う。
6.ゴム通し口から生地を引っ張り出して、表に返す。
7.平ゴムをゴム通しを使って生地の中に通す。平ゴムは生地よりも短いので、後ろのゴム端が中に持って行かれないように注意する。
8.ゴムの端と端を1.5~2cm重ねて「N」や「Ⅱ」を描くように縫い合わせる。
9.ゴム通し口をまつり縫いやミシンで縫い合わせる。
※縫った後や縫い代を左右に割る時に毎回アイロンを当てるようにすると、出来上がりが綺麗です。
文章だけ見ると難しそうに感じますが、うさこ洋裁工房さんの「シュシュの作り方」動画を見ながら作れば、問題なく作れると思います。
シュシュの作り方 How to make the chouchou(scrunchie) - Youtube
最後に
アームバンドはシュシュとは異なり幅1.5~2cmの幅の太いゴムを使うのが特徴です。
幅広ゴムを使った方が、作業中に服がずり落ちてくる心配も少なくなります。
かなりシンプルなデザインなので、端にレースやポンポンを縫いつけたり、ボタンや動物、花、リボンで飾ったりと、色々なアレンジが楽しめます。
素材やサイズにこだわれば、シューズバンドやリストバンドへのアレンジも可能。
アームバンドは市販では意外と見かけない割に、生地とゴムの長さに注意しながら作れば、老若男女問わずに使える役立ちアイテムなので「何かちょっとした手作りプレゼントをあげたいな……」という時に、ぜひとも作ってみて下さい。
(書いた人&作った人:昼時かをる)
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