夕食を食べ終わった後、ダラダラと過ごしていると、もうお風呂に入る時間。
特にすることも無いのに「お風呂に入りたくないなぁ」と思った経験はありませんか?
その理由を考えてみると「脱衣場や浴室が寒くて、服を脱ぎたくないから」という秋や冬の時期を除けば、「髪を洗ったり、すすいだり、乾かしたりするのが面倒」というのが多いように思います。
意外と「湯船に浸かる」や「体を洗う」ことは、さほど嫌や面倒くさいと思うことは少ない。
「できればお風呂に入りたくないけど、明日のことを考えると入らないと」という時に使える、面倒くさいを克服するアイディアをまとめてみました。
髪を洗う・すすぐのが面倒
- 事前にブラッシングをする
- お湯だけで良いから洗う
- シャンプー後、すぐにリンスorコンディショナーを付ける
- 一体型シャンプーを使う
事前にブラッシングをする
「シャンプーが泡立たない」「洗髪時に髪が指にからまって引っ掛かる」という場合は、髪をお湯ぬらす前にヘアブラシでブラッシングをすることで、地肌や髪の汚れ(ホコリ、皮脂、角質など)が落ちやすくなったり、髪のからまりが解けやすくなったりします。
次で紹介する「湯シャン」で髪を洗う場合は、どうしてもシャンプーに比べて汚れ落ちや髪の指通りの良さが落ちてしまうので、事前に汚れやもつれを取り除くことが大切です。
お湯だけで良いから洗う
「シャンプーやリンスをするのが面倒くさい」のであれば、お湯だけで良いので髪を洗うこと。
「湯シャン」と呼ばれる方法です。
「髪を洗わない」と「お湯だけで良いから洗う」では、次の日の髪のベタつきやニオイにも大きな差が出ます。
湯シャンをすると、髪を洗う時間の短縮になり、髪を乾かすのも早く終わります。
髪の汚れの7~8割はお湯だけで落ちるので「髪と地肌を守る為」として、湯シャンを実践する人も少なくありません。
ただし適度にシャンプーで洗ったり、リンスやコンディショナーでヘアケアをしないと、皮脂で髪がベタついたり、ゴワッとまとまりが無くなったり、頭皮から独特の「洗っていないニオイ」がしたりします。
「完全に湯シャンに切り替える」という人以外は、湯シャンは週2~3回程度を目安にした方が良さげ。
シャンプー後、すぐにリンスorコンディショナーを付ける
「水で髪を濡らす→シャンプー→リンスorコンディショナー→すすぐ」という方法だと、髪をすすぐ手間を1回分減らせます。
ただしシャンプーで浮かした汚れを髪に付着させたまま、リンスやコンディショナーを使うことになったり、シャンプーで邪魔をされて髪を健やかに保つ為の成分が浸透しなかったりするので、ヘアケア的な観点からは、あまりおすすめはできない方法です。
一体型シャンプーを使う
シャンプーとリンスが一度に済ませられるシャンプーとしては、以下の2種類の商品が発売されています。
- リンスインシャンプー
- クリームシャンプー
【リンスインシャンプー】
旅行用グッズとして利用されることが多いですが、日常生活でも「リンスはオマケみたいなもの」という考え方の人であれば、利用する価値があります。
シャンプーとリンスが一体化している分、ヘアケア効果は下がってしまうので、ダメージヘアに悩む人には不向き。
【クリームシャンプー】
最近は「クリームズクリーム」という、適量を手に取り、髪になじませて、すすぐだけでOKのクリームシャンプーも登場しています。
一般的なシャンプーとは異なり泡立たないので、シャンプーやトリートメントだけではなく、ボディソープやクレンジング、ハンドクリームにもなるという優れもの。
今の所、一部の美容院で取り扱っている専門商品で、ネット通販やドラッグストアなどでは取扱いがありません。
実際に目にする機会は少ないと思いますが、良くある全身シャンプーだとリンスやトリートメントは別個に使う必要があるので「全身に使えて、しかもトリートメント効果付きの商品もある」ということで、紹介してみました。
乾かすのが面倒
- 髪を切る、毛量を減らす
- 風量重視のドライヤーに買い換える
- 洗面所で髪を乾かさない
- 速乾性のタオルを使う
髪を切る、毛量を減らす
髪を乾かすのに時間がかかる最も大きな原因は「髪が多い」こと。
髪が短くて毛量が少ないほど、髪を乾かす時間が短縮されます。
「最近、何か髪が乾くのに時間がかかってきたな……」と感じている人は、前に髪を切った時期を思い出してみて下さい。前回から2~3ヶ月ほど経っている
「今、髪を伸ばしているから、しばらくは美容院に行かなくても良いかな」
使うタオルを変える
髪を乾かす際には、タオルで髪の水分を拭き取る「タオルドライ」の行程が必要不可欠。
お風呂場で濡れた髪を絞り、水気を切った後に、タオルで髪を拭いていくのですが、使うタオルによっても、乾きに差が出てきます。
早く髪が乾くタオルの代表格が「マイクロファイバータオル」。
高い吸水性があり、髪の水分を素早く吸い取り、どれだけ使ってもタオルが水分でビショビショになりにくいので、タオルドライをしながらドライヤーを使用すると、かなりの時間短縮になります。
頭に巻いたり、被ったりするタイプのターバンタイプは「先に子供の髪を乾かさないといけない」など、すぐに髪を乾かせない時に便利。
ちょっと変わったアイテムとしては、ダイソーの「早乾!ヘアドライ手袋」というのもあります。
マイクロファイバーで作られた手袋で「いつもより1.5倍~2倍早く髪が乾く」として、多くの愛用者がいるアイテムです。
ただしマイクロファイバー機能としては優秀でも肌触りが独特なので好みが分かれる所。
実際に使ってみて使い心地がイマイチであれば、雑巾やウエスとして掃除に活用する手もあるので、まずは1つ使ってみることをおすすめします。
洗面所で髪を乾かさない
普段、髪を乾かすのが風呂場横の洗面所ならば、自室や居間などに場所を変えてみるという方法もあります。
洗面所は湿気がこもり、湿度が高くなりやすい場所なので、どうしても髪が乾きにくくなってしまいます。
梅雨時の洗濯物と梅雨明けの洗濯物であれば、湿度が低い梅雨明けの方が早く乾くのと同じ話。
洗面所でしか髪が乾かせない時は、換気扇を回したり、窓や扉を開けたりして、なるべく湿気が逃げる環境を作ります。
風量重視のドライヤーに買い換える
髪を即効で乾かすには「風量が多いドライヤー」も欠かせません。
ドライヤーの先端にヘアブラシが付いている「くるくるドライヤー(カールドライヤー)」は風量が少ないので、タオルドライ後すぐに使ってしまうと、いつまで経っても髪は乾きません。
家電量販店のドライヤーコーナーへ行っても、実際にどれだけの風量が出るのか確認できないことが多いので、ポイントとしては
- 消費電力:1000~1200W
- 風量:1.4m3/分
- ターボ機能付き
の3点に注目すると、かなり選びやすいと思います。
ちなみにホテルに備え付けのドライヤーは「消費電力:800W、風量:1.0m3/分」が目安。
今ではほとんどのドライヤーにマイナスイオン発生装置が付いており、有無で値段が大きく変わることはありません。
値段に差が出るのは「ナノイオン」や「温冷」、「スカルプ」のモードが付いているかどうかです。
これらは「髪の状態を良く保ちながら乾かせる」機能なので、風量重視目線で選ぶ際はあまり気にしなくても良いです。
ちなみにAmazonのヘアドライヤー売れ筋ランキング(2016年1月14日15時確認)では
1位:パナソニック ヘアードライヤー イオニティ 白 EH-NE16-W
消費電力:1200W/600W
風量:1.0m3/分(ターボ時)
風量は少ないが「弱い割には乾く」という意見あり。
2位:TESCOM ヘアードライヤー TD121-K ブラック
消費電力:1200W/600W
風量:記載なし
3位:HITACHI イオンケア マイナスイオンドライヤー ホワイト HD-N1240-W
消費電力:1200W/600W
風量:1.0m3/分
という結果になっています。
思った以上に大風量を売りにしたドライヤーは売れ筋では無いようですね。意外。
いかがでしたか?
「風呂に入りたくない」「お風呂嫌い」というのには、何かしらの理由があるはず。
その原因を追求して、なるべく嫌がらずにお風呂に入る為の環境を整えれば「お風呂に入るか入らないかウダウダする時間」が短縮できます。
(書いた人:昼時かをる)