「このまま家に直帰するのは、時間的にもったいない。駅近でちょっと食べて飲んで帰りたい」という時に、使い勝手が良いのがグランフロント大阪にあるうめきたダイニングです。
各フロアには沢山のお店があるので「どこで食べて良いか迷ってしまう……」という人も多いのではないでしょうか？
数ある名店の中から、今回オススメするのが、大坂おでん 焼きとん 久（きゅう）です。
徳島「青柳」三代目主人、小山裕久氏が監修。
２種類の出汁で作られる「紅白おでん」や焼き鳥の調理法を豚肉に応用した「焼きとん」を始めとした、徳島阿波のおばんざいが味わえます。
和食に合う日本酒、焼酎、ワインなども多数取り揃えており「美味しい料理を食べながら、美味いお酒が飲みたい」なんて時にも重宝するお店です。
立地・お店の雰囲気
大坂おでん久はグランフロント南館７階（うめきたダイニングの一画）にあります。
グランフロント大阪はJR大阪駅と直結しており、万が一、当日が雨でも濡れずに駅まで移動できます。
分かりやすい立地にある為、南館自体、ほぼ初めて訪れましたが、迷わずすんなり行けました。
土曜日の17：30に予約して来店。
来店時はほとんど客はおらず、ゆっくり食べ始めましたが、18時を過ぎると一気に客が増えて、ほぼ満席状態に。店外通路のカウンター席にもお客さんがいる状態でした。
席数は計53席。
- カウンター席11席：店内の他にも店外通路にも席あり。
- 座敷18席：１～４名ずつのテーブルが並び、靴を脱いで座れるようになっています。
- テーブル席24席
隣の席には英語圏の旅行客の方が座っており「あなた達と同じメニューのものを食べたいのだけど、メニューではどれが該当するか教えて欲しい」と話しかけられるような場面も。日本語メニューと海外からの観光客向けメニューとで別々に冊子が用意されているようです。
海外から来た友だちや同僚から「大阪的なモノが食べたい」と言われた時も、言語別のメニューがあれば、多少自分の言語能力に自信が無くても安心できますね。
訪れた日が休日なこともあって、時間制限が設けられており、今回は１時間制でした。
ただし１時間未満で席を立つ人も多く、１人や少人数でも入りやすいお店だと思います。
「少しつまんでひっかけて店を出る……」という、割と早いペースで回転していた様に思います。
19時過ぎに店を出ると、周囲の店は外まで行列ができていました。
グランフロント大阪はJR大阪駅と直結した好立地にあるので、うめきたダイニングへ食事に訪れる人は非常に多いです。
なにわ淀川花火大会と関係ない時に行って食べようと思う時間が18時近い場合は、予約した方が確実だと思います。
花火大会当日は館内外規制に要注意（夜）
大坂おでん久の営業時間は以下のとおり。
【ランチ】
平日：11時～L.O14時30分
土・日・祝日：11時～L.O.15時
【ディナー】
日・平日：17時～23時（L.O.22時）
金・土・祝前日：17時～23時30分（L.O.22時30分）
なにわ淀川花火大会の開催日時は「8月6日(土)19時50分～20時40分」。
会場の最寄り駅（塚本駅、十三駅）は15時～16時頃から混雑し始めます。
その為、当日に大坂おでん久を訪れる場合は、
- 遅めのランチを食べてから、花火大会の会場へ向かう
- 花火をを観た後に食べに行き、帰りの超混雑を回避する
というような使い方が向いていると思います。
ランチタイム時は特に心配する必要はありませんが、ディナータイムに行く場合は館内外の規制には要注意です。
グランフロント大阪は例年、花火打ち上げ時間には、館内外に規制を設けています。
▼第27回（2015年）の規制情報▼
【北館】
６階～９階のテラスガーデン：終日閉鎖
１階のせせらぎのみち、ザ･ガーデン：17時～21時閉鎖
【南館】
７階～９階テラスガーデン：終日閉鎖
南館側の階段（１～２階）：18時～20時40分閉鎖
※２階北館への連絡デッキは通常通り通行可能
館内地下への階段：利用不可
普段は通れる通路が通れないことが多く、大阪駅付近は大混雑が予想されるので、夜に食べに行く場合は、時間に余裕をもって行動することをおすすめします。
料理の感想
【お通し】
今回、お通しとして、イクラが乗った野菜を練り込んだ豆腐（のようなもの）が出されました。
（※メニュー表には載っていなかったので、正式名称が分からず……）
大坂おでん久では、サービス料・チャージ料として320円かかります。
おそらくお通しとして出された料理が「お通し代＝サービス料・チャージ料」に当たるのだと思います。
【おでんの七種盛り】1，450円
「たまご・こんにゃく・厚揚げ・じゃが芋・ごぼう天・大根・牛すじ」の七種盛りには、おでんの王道具材が揃い踏み。
どの具材もしっかり味が染み込んでいて、すっきりとした味わいの出汁が食材の美味しさを引き出してくれます。
鰹と昆布をベースにした魚介の無添加出汁に、油かすで旨味をプラスした関西風の味わいが良く、特にじゃが芋は、しっかりした食感の芋の風味と出汁がマッチして、食べ応えがあります。
大坂おでん久は２種類の出汁から選べる「紅白おでん」が売り。
今回注文したのは関西風の「白おでん」でしたが、白おでんの出汁をベースにトマト、唐辛子、コチュジャンを合わせた創作出汁「紅おでん」もあります。
紅おでんはピリリとした辛さが特徴的で「ちょっと変わり種を頼んでみたい」「辛い物を食べて、心も体も元気付けたい」という時に良さそうですね。
定番具材の盛り合わせの他、旬の食材を使った季節のおでん（各200円～）もあり、季節感を味わいながら美味しい料理が食べられます。
【焼とん五種盛り合せ】890円
レバー・筒腸・カシラ・バラ・トントロ
「大坂おでん 焼とん 久」という店名にもあるように、当店の名物料理なのが「焼きとん」。
「焼き鳥」が一般的な大坂で「焼きとん（豚肉を使った串焼き料理）」を出すお店は、結構珍しいですね。
レバーは外がカリッ、中は柔らか。トントロ・バラはジュシーシーで美味しい。
脂身が多い部位ではありますが、適度な量と焼き立てで歯ごたえがあるので、パクパク食べ進められます。
【四万十のりの出汁巻き玉子】
店員さんオススメ料理。
出汁巻き玉子はもっと柔らかいものを想像していましたが、大坂おでん久で提供された出汁巻玉子は重みがあり、箸でつまんでも形がしっかりしています。
巻き卵自体に濃い目の味が付いており、大根おろしは何もかけず、箸休めとして食べても美味しいと思います。
【クリームチーズの味噌漬け～クラッカー添え～】
漬物や発酵食品好きであれば、どこでも頼んで食べたくなる一品。
クラッカーを追加したくなる程、クラッカーに対してクリームチーズ多めで、味噌のコクと風味、塩分が程よく付いていて美味いです。
ワインや日本酒と一緒に頂けば、最高なマリアージュを楽しめること間違い無し。
【丹波地鶏 焼き鳥五種盛り合わせ】
モモ、ササミ、ずり、肝、つくねの盛り合わせ
※今回特別にサービスして頂けました。
モモ、ササミ、ずりは塩焼き（おそらく）。肝、つくねはタレが絡めてあります。
ササミと大葉の相性が抜群。モモは柔らかくぷるぷるしています。
ずりも独特の歯応えの良さで、焼き鳥五種盛り合わせが自分と同行者共に「一番美味しい」と盛り上がった品でした。
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おでん以外も味わいたい逸品が揃う
２名分で5,700円程度。
「おでん」と銘打っているお店ですが、おつまみも充実しており、特にカウンター内で焼いている焼き鳥は推したい品です。
自分も同行者もお酒が強くないのであまり飲みませんでしたが、お酒が好きな方、特に日本酒好きな方はとても喜びそうな肴が揃っています。
おでんももちろん美味ですが、それ以外も楽しめるお店です。
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大坂おでん久
大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館７F
電話：06-6374-8999
営業時間：
【ランチ】
平日：11時～L.O14時30分
土・日・祝日：11時～L.O.15時
【ディナー】
日・平日：17時～23時（L.O.22時）
金・土・祝前日：17時～23時30分（L.O.22時30分）
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