「自分が作ったご飯が美味しくない」「料理上手になりたいけど、まずどうすれば良いか分からない」と悩んでいる人、結構いませんか?
私の周りでも一人暮らしや同棲をしているけど「料理が苦手で全然作ってない」「手料理を振る舞ったら『美味しい』じゃなくて『何とか食べられる』と言われた」と言う話を良く聞きます。
では具体的に料理上手になるには、どうすれば良いのでしょうか?
「自分が料理で苦手なこと。できていないこと」を考えながら、改善できる所を改善していく方法を紹介します。
レシピ通り、分量を計って作る
初めて作る料理の場合、まずは「レシピ通り、分量を計って作る」ことを何よりもおすすめします。
計量スプーン、計量カップ、計量器は確実に用意しておきます。
いちいち分量を計って料理を作るメリットは「絶対に美味しく作れる味の黄金比率が分かる」こと。
例えば私がかぼちゃの煮物を作る場合「かぼちゃ1/4個、水200ml、しょう油と酒、みりんを各大さじ2」で毎回きっちり分量を計って作っていますが、味付けで失敗したことは無いです。
- 「レシピを細かく読んで作らない」
- 「調味料は目分量」
- 「別の食材や調味料で代用する」
- 「アレンジとしてレシピには無い隠し味を入れる」
……に関しては、ある程度その料理を作り慣れて「ちょっと変えてみたい」という時に初めて実践すると良いです。
「どうしても、この食材、調味料を加えてみたい」と思った時は、アレンジ用に別に取り分けておき、それだけで試せば「作った料理全部が不味くなる」という事態を防げます。
また煮物系の料理によっては「関東風」「関西風」など、味の好みが分かれる場合もあります。
「レシピ通りに作ったけど、好みの味では無いな」と思えば、調味料の分量が異なる既存のレシピを試してみたり、入れる調味料の量を増やしたり減らしたりできるので、明確な基準が一つあると何かと役に立ちます。
COOKPADの上位レシピばかり作る
料理レシピサイトは数多くあり、私も色々と見ていますが、やはり「COOKPADが最強だな」と思います。
料理下手な人は、まずは「つくれぽ100人以上」「つくれぽ1,000人以上」などのCOOKPAD殿堂レシピ通りに作れば、美味しく食べられる料理がまず間違いなく作れます。
「つくれぽがない料理が不味い」とは決して言いませんが、つくれぽ上位レシピは「多くの人が好んで食べる味。何度もリピートしたくなる料理手順の分かりやすさ」という特徴があるので、最初に参考にするレシピとしては最適ではないでしょうか。
人気順検索、レシピランキング、殿堂レシピなどはCOOKPADのプレミアムサービス(月額280円)ですが、登録した初月は無料で使えるので、試しに使ってみるのもありだと思います。
「Webサイトよりも紙の書籍で読みたい」という人は、COOKPADが監修したレシピ本も数多く出ているので、そちらも参考にしてみて下さい。
▲クックパッドの大好評レシピ (e-MOOK)
ちなみに私はクックサーチという、レシピ投稿サイトの人気レシピを検索できる無料アプリを使っています。有料登録をしなくても、人気のレシピがある程度分かるので便利。
美味しかった料理はメモして何度も作る
レシピを検索して作った料理が「美味しかった。また作るかもしれない」という場合は、忘れない内にメモしておきます。
Webサイトに掲載されている料理レシピは流動性があり、しばらく見ない内にレシピが削除されていたり、自分の記憶違いで探せなかったりする場合が結構あります。
レシピノートを作らなくても、TwitterやEvernoteに料理レシピを残しておけば「前に作ったあの料理がもう一度食べたい」と思った時、キーワード検索をすれば直ぐに引っ掛かってくれて便利です。
料理上手と言われる人は、同じ料理を何度も何度も作って「自分の料理」にしているので、気に入ったレシピがあれば「何度作っても美味しい味になる」くらい極めてみると良いと思います。
カット野菜を使ってみる
私が学生時代、初めて自分でイチからお好み焼きを作った時、レシピに「キャベツを細く切る」と書いてあったので、野菜炒めで使うような幅2~3cmの大きさのざく切りにした所、食べた友人が「お好み焼きのような何か」と評するような、ヒドい出来の料理を作ったことがあります。(後、お好み焼きソースも無かった)
「お好み焼きに使うキャベツの切り方は、千切りやみじん切りが良い」と知らなかったことで起きた悲劇(喜劇?)ですが、料理下手の理由の一つに「料理に適した野菜の切り方、大きさが分からない」「切った野菜の大きさが揃わなくて、味にばらつきがある」ということが考えられます。
各料理に適した大きさを知る為に、まずはカット野菜を使ってみるという方法があります。
カット野菜とは名前の通り、すでに野菜がカットされた状態で袋詰めされた商品のこと。
「手軽に野菜が食べられる」と世代問わず人気があり、コンビニやスーパーの野菜コーナーの目立つ所で陳列されています。
最近は色々な料理に対応できるように、様々な切り方や食材を使ったカット野菜が登場しています。
【カット野菜の例】
- キャベツの千切り
- 鍋物用野菜
- ラーメン用野菜
- パスタ用キノコ野菜
- 餃子用野菜
- 八宝菜・中華丼用野菜
- 筑前煮の具
- 豚汁の具
カット野菜は一袋100~200円。1~2人分の料理に使い切れる量が入っています。
「料理に使う食材のベストな大きさが分からない」「どうしても食材の大きさが揃わない」という場合は、カット野菜の切り方を参考にすれば「料理に合った適切な大きさ」も分かってくると思います。
夕食食材宅配を利用する
- 食材を切るのも、味付けも苦手。
- まずは料理を作る習慣を身に付けたい。
- 外食や中食ではなく自分が作った料理を食べたい。
という場合、夕食食材宅配が、最も利用価値が高いのではないかと思います。
夕食食材宅配とは、自分の好きなコースや献立を選んで、カット済み・下ごしらえ済みの食材や調味料を自宅まで届けてくれるサービスのこと。
付属の料理レシピを見ながら、食材を混ぜたり炒めたりするたけで、料理のメインと副菜の2~3品が10~20分で作れてしまいます。
料理が苦手な人の料理入門としての使い方以外にも「料理時間を短縮したい」という毎日を忙しい人にも人気があります。
有名なのは「ヨシケイ」と「タイヘイ」でしょうか。
今話題の食材宅配サービスだと、セブンミールの「食材セット」、Oisix(おいしっくす)の「kitOisix(きっとおいしっくす)」、ローソンフレッシュの「10分手料理キット」などがオリジナルの料理キットを提供しています。
参照:人気急上昇!食材宅配、ネットスーパー8社の料理キットを比較してみた
【用語解説】
中食(なかしょく、ちゅうしょく)……スーパーやコンビニで買ったお惣菜やお弁当を自宅で食べること。
料理教室に通う時は「家庭料理が作れる」所を探す
「料理下手だから料理教室に通おう」と思った時、気を付けたいのが料理ジャンル。
「家で普段食べる料理を美味しく作りたい」という明確な目的がある場合「和食・日本料理」「家庭料理」「健康・ヘルシー料理」あたりが狙い目です。
ちなみに最近私が「面白いな」と思ったのが、クックパッド料理教室。
クックパッドのスタッフが料理教室を開講している訳ではなく、料理教室を開いている個人の先生の中から、認定を受けた料理教室が「クックパッド料理教室」として紹介されています。
個人の先生の料理教室なので、学べる内容も大手のようにマニュアル化されておらず「入会金0円。料金はその都度払い」が特徴です。
料理教室やクッキングスクールの良し悪しや相性に関しては、地域や個人差が大きいので「料理教室も選択肢の一つに入れておく」くらいに考えておいて下さい。
最後に
「料理が苦手」「自分の作る飯がマズい」と言っても、人によって原因はそれぞれ異なります。
例えば「料理の基本が分からない」であれば、人気レシピを忠実に作ってみる。料理動画を見る。料理教室に通う。
「食材が上手く切れない。適切な大きさが分からない」場合はカット野菜や夕食食材宅配などの料理キットを利用する……など。
「何が不得意だから、料理を美味しく作れないのか?」をきちんと把握して、実践と改善をしていくことが、料理上手の近道だと思います。
(書いた人:昼時かをる)
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