読みたい本や漫画を購入する為、書店に行き予約や取り置きをお願いする時「意外と時間がかかるな……」と思っている人は私以外にも多いのでは無いでしょうか。
Amazonやオンライン書店で予約、自宅まで届けてもらうのも一つの手です。
しかしながら、あえて書店で予約をすることで、店員さんに「あぁ、今この本が人気なんだな。それならば多めに取り寄せておこう」と思わせたいマイナー作家ファンや「書店への売上に貢献したい」を思ったりする人は、時間がかかっても書店での予約や取り置きをしたいものです。
「より時間を短くする方法は無いか?」と思った時に試してみたい、時短方法を3つ紹介します。
「口頭」よりも「メモ見せ」
たいていの本屋では、口頭で注文が可能です。
レジへ行き「本の予約がしたいのですが」と伝えて、タイトルと作者名を言えば、後はパソコンで在庫確認や予約をしてくれます。
口頭で予約する際のデメリットは3つ。
・店員さんが予約するタイトルや作者名を全く知らない場合、聞き取れなかったり、どのような本なのか想像できなかったりする可能性があり、調べるのに時間がかかる。
・タイトルや作者名を覚え間違いしていると、予約ができない場合がある。
・ひらがな、カタカナ、漢字表記が少し違うだけで、検索に引っかからない可能性が高い。
どちらもパソコンで調べて予約するまでに時間がかかる原因になります。
先日、私が実際に口頭で漫画を予約した際も「タイトルは『やわらかい。課長 起田総司』、作者はカレー沢薫です」と伝えた所、店員のお兄さんは作品も作家名も分からないようでした。
「分かりました。調べてきますので、少々お待ち下さい」と、レジから離れて、しばらく経ってから「すみません。『やわらかい……?』」と紙とペンを取り出して、もう一度タイトルを訊かれました。
私が「『やわらかい。課長 起田総司』です」と言い、店員さんがメモに「『ヤワラカイ。カチョウ オキタソウジ』」と書く……という、二度手間で時間がかかり、やや恥ずかしいやり取りをしました。
店頭で予約する際は口頭よりも「メモ見せ」が、スムーズ。
書店員さんによると「ISBNが分かれば一発でOK」という話なので、タイトルや作者名を言うよりも「ISBN」を見せるのが確実……と思って、実際にISBNだけを見せたら「タイトルは……?」と言われてしまったので、タイトルとISBNの両方を見せた方が良いみたいです。
・タイトルとISBNが記載されたメモを渡す。
・Amazonなどで検索したタイトルとISBNを見せる。
必要であれば作者名、出版社名や発売日など詳細内容の部分を見せる。
・店舗にある書籍在庫検索端末で、予約する本を検索。
「印刷」ボタンを押して、レシート状の書籍情報を印刷して、レジで予約。
最近は作者さんがTwitterなどで「この画像を見せて予約すると良いよ!」と紹介している場合も多いので、その画面を見せるのも良いですね。
書店員さんのブログ読んで…
— 姫川 明 トワプリ1巻発売中 (@AkiraHimekawa) 2016年6月26日
トワプリ単行本のISBNコードです。本屋さんでの注文時にお使いください(^ ^) pic.twitter.com/ySqbBx72Pi
妄テレの1巻をお近くの書店様にてご購入予定の皆様、お店によって入荷が少ない可能性があります。
— NOBEL (@NOBEL827) 2016年6月17日
「行った本屋に無かった…」とならないよう、予約して頂くのががおすすめです!
この画像を書店様で見せて頂くと予約が楽かと思います!よろしく! pic.twitter.com/PC4hfPZTm2
電話で予約+店頭受取り
本の在庫があるかどうかを電話で尋ねる人は多いと思いますが、それと同様に予約も電話で受け付けています。
本屋に行く時間帯によっては、レジが大行列状態で「予約をするまでに時間がかかる」という場合が少なくありません。
「書籍の予約をするだけの為に書店へ行くのは面倒」と思う人は、電話予約を利用するのも一つの手です。
ただし電話だとタイトル名や著者名を口頭で伝える必要がある為、きちんと正確な書籍情報を伝える必要があります。
ネットで予約+店頭受取り
「営業時間内に本屋へ行けない、電話予約ができない」「いつでも好きなタイミングで予約したい」という人は、ネット予約+店頭受け取りが便利。
ネットで本を注文すると送料が有料な場合が多いですが、基本的に店頭受け取りは無料なので、1冊からの予約もし易いです。
大型書店
大型書店のオンライン書店では、各店舗の書籍の在庫確認、予約、店舗への取り置きや取り寄せの手続きが行なえます。普段から良く利用している書店で会員登録をしている人ならば、特に使い勝手が良いと思います。
【各店舗で予約と取置が可能な書店】
- 紀伊國屋書店
- 丸善&ジュンク堂書店
- ヨドバシカメラ
- 三省堂書店
- 勝木書店
など。
全国書店ネットワーク e-honとHonya Club
e-honは株式会社トーハン、Honya Clubは日本出版販売株式会社が運営するインターネット書店です。
トーハンも日販も書籍や雑誌の流通をする出版販売会社(出版取次)で、上記で紹介した以外の本屋(全国ではなく地方にチェーン店が多いような所)で書籍の店頭受け取りが行なえます。
セブンネットショッピング
セブン-イレブンは「街の本屋」として、セブンネットショッピングで注文した書籍(品揃えは150万点以上)を、セブン-イレブンやセブン&アイ店舗で受け取れます。
送料・手数料は無料。(宅配は1回300円、1,500円以上で送料無料)
支払い方法は現金、クレジットカード、電子マネー「nanaco」「au WALLET」に対応。
店頭受け取りで支払い方法に電子マネーを使ってもポイントは貯まらず、図書カード、QUOカード、QUICPay、Edy、セブン&アイ共通商品券などの金券は一切利用できないので注意して下さい。
いかがでしたか?
本屋での予約や取り置きにかかる時間の短縮方法を、私の経験を元に書いてみました。
「他にもこんな方法があるよ」「本屋で仕事をしているけど、予約の仕方はこういうのが良いよ」などお役立ち情報がありましたら、ぜひとも教えて下さい。
(書いた人:昼時かをる)
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