国内線なら、空港のチェックインカウンターに並ぶ必要はもうありません。
ANA(全日空)が提供しているiPhoneアプリの完成度は、非常に高いです。アプリを立ち上げるだけで、すぐに保有マイレージが確認できたり、座席の空席照会やチケットの予約ができます。
また、アップルが提供しているPassbookと連携しているため、アプリで自動的に2次元バーコードの発行が可能であり、チェックインすることなく、そのままチケットレスで保安検査場を通過することが可能です。
ANA国内線のスマートな利用手順
では、実際にiPhoneアプリを使った搭乗手続きの手順についてまとめます。と言っても、アプリさえダウンロードしておけば、あとはそのまま搭乗口に向かうだけです。
アプリの画面もオシャレで使いやすく設計されています。2014年度グッドデザイン賞を受賞した実績もあります。
国内線のチケットを予約する
事前にチケットを手配します。
ANAのサイトなどで予約しても良いのですが、アプリからチケットを予約することも可能です。
アプリでチケットを取る場合は、アプリメイン画面を上から下にスワイプするか、上部の「座席照会 /予約」をタップします。
「座席照会 / 予約」画面で「国内線」をタップすると、予約画面に移動できます。
もちろん、ANAのIDとアプリは紐付けられているので、すでにアプリ以外の場所でチケットを取得している場合でも、チェックインなしの「スマート搭乗」は使えます。
マイレージや運行状況の確認
その他、自分が保有しているマイレージや、運行状況の確認も、アプリから簡単に行えます。メイン画面を左から右にスワイプすると、メニュー一覧が表示されます。
運行案内では、搭乗予定の飛行機の搭乗口に変更がないか、また出発遅延が生じてないか?といったことも、すぐに調べることができます。
2次元バーコードを表示する
2次元バーコードを表示するには、メニュー一覧画面から「PASS一覧」を選ぶだけです。搭乗予定の飛行機に関する情報が表示されるので、それをタップ。
すると、Passbookアプリと連動して、2次元バーコードが表示されます。
この画面には、
- 2次元バーコード
- 便名
- 搭乗口
- 出発時刻
- 運行状況
- 座席
といった情報が一つの画面に表示されています。
また、出発時刻や搭乗口に変更があると、自動的に最新の情報に更新されます。Passbookに表示されている時刻に、表示されている場所に行けば、スムーズに搭乗できます。
カウンターに預ける手荷物がなければ、チェックインは必要ありません。空港に到着したら、そのまま保安検査場に向かいます。
保安検査場に端末があるので、そこに2次元バーコードをかざすと、レシートが発行されます。その後、搭乗口でもう一度2次元バーコードをかざすと、そのまま飛行機に搭乗できます。
さいごに
私は基本的にANAを使うことが多いので、JALについてはよくわかりませんが、同様のアプリが提供されているようです。
手荷物を預ける時は、手荷物カウンターに並ぶ必要がありますが、3泊程度の旅行なら機内持ち込みで搭乗できる場合が多いと思います。(最近では手荷物の預入も自動になっています)
iPhoneアプリと2次元バーコードがあれば、国内線に関してはそのまま搭乗口へ一直線、空港での手続きの時間を、大幅に削減することができます。また、この手のサービスはApple Watchにバーコード表示させると、より快適に使えるようになりますね。
スマート搭乗、非常におすすめです。
これまで一度も体験したことがない方は、ぜひ一度使ってみてくださいね。
(書いた人:川原裕也)