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ジーンズに使われるボタンを取り外してウエスト幅を詰める方法

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「やせて、ズボンのサイズがブカブカになって、合わなくなった」
「太ももやお尻が入るズボンを選ぶと、ウエストサイズが大きくなる」

など、ウエストが緩くて、なかなか履く機会が無いズボンを持っていませんか?

洋服のリフォームを行なっているお店で、サイズ直しをお願いする場合、料金はどこも2,000円ほどかかります。

「2,000円を払ってまで『ウエストサイズの幅を詰めたい』と思うほど、良いズボンじゃないけど、ベルトで締めるのは限界があるなぁ……」という時、自宅で簡単にできるウエストサイズ調整の方法を紹介します。

ズボンのウエスト幅を詰める方法は

  • 1.ボタンの位置を外側に付ける
  • 2.後ろ中心をほどき、内側にぬい直す
  • 3.両サイドをほどき、内側にぬい直す

の3通りの方法があります。

大幅にサイズを詰める(5~10cmほど)場合は、2または3の方法が向いていますが、時間と手間がかかります。

その為、今回は誰でも比較的、簡単にできる「ボタンの位置を外側に付ける」という方法で行なってみます。

ジーンズなどに使われる「タックボタン」は、普通の糸で留めるボタンとは、また外し方が異なります。

【ズボンのサイズ詰めの方法】

  • 1.タックボタンをリッパーで切る。
  • 2.ズボンからタックボタンを取り外す。
  • 3.空いた穴をふさぐ。
  • 4.実際にズボンを履き、ボタンを付ける位置を決める。
  • 5.他のボタンを取り付ける。


【用意するもの】

  • ニッパー
  • 針と糸


タックボタンを取り外す

タックボタンは生地を上下2つのパーツで挟み、取り付けるタイプのボタンです。

普通のボタンであれば糸を外せば簡単にボタンが取り外せるのですが、タックボタンの場合は

  • タックボタンをニッパーで切る
  • ボタン周りの生地をリッパーで切る
  • パーツの上下をペンチで挟み、左右に引っ張って抜く。

のいずれかの方法で取り外す必要があります。

今回は「タックボタンをニッパーで切る」でやってみました。


ズボンをひっくり返し、裏側のトップボタンのパーツを挟み、上下に動かしながら、剥がし取ります。

半分ほどパーツが切れると、ズボンから抜けてきます。

一度取り外したタックボタンは再利用できないので、傷付けたり、壊したりしても大丈夫。

最初は上下パーツのつなぎ目部分を切ろうと思ったのですが、想像以上にしっかり付いていて、全く切れなかったので諦めました……。

「ニッパーでパーツが切れるかどうか」に関しては、使用されているボタンによって変わります。

今回は安物のズボンに付いている薄くて柔らかいタイプのタックボタンだったので、多少力を入れれば、無理なく取り外せました。

パーツがニッパーで切れなかった場合は「ボタン周りの生地をリッパーで切る」を試してみて下さい。
穴は多少大きくなりますが、きちんと修繕すれば、目立ちません。

▲リッパー。ハサミよりも細かい部分を切り裂くのに向いています。

空いた穴をふさぐ

タックボタンはパーツが生地に貫通しているので、ボタンを取り外した後の穴をふさぎます。

生地と同系色の糸を使って「かがりぬい」をします。

生地の補強をする場合は、ズボンの内側に補修布や補強布テープ(あて布)を付ければ、強度がアップします。

ボタンを取り付ける位置を決める

実際にズボンを履いてみて、ボタンの取り付け位置を考えます。

あまりにもボタンが右側に寄り過ぎると、ジッパー部分が変に曲がったり、ウエストサイズがキツくなりやすかったりするので注意。

他のボタンを取り付ける

元々ズボンに付いていたタックボタンと同じ大きさのボタンを用意します。

新しいボタンが小さ過ぎるとボタンホールから外れやすく、大き過ぎるとボタンホールに入らない可能性あり。

今回はタックボタンではなく、針と糸で取り付けられる普通のボタンを選びました。

別段、同じタックボタンを付けても良いのですが

  • 一度付けてしまうと調整ができない。
  • タックボタンの取り付け自体が面倒。

という理由から避けました。


決めた場所にボタンをぬい付けます。


後は実際に履いて、ボタンを留めてみて、ちょうど良い加減であれば、作業終了です。
お疲れ様でした。

いかがでしたか?

Before

After

良い機会だったので後ろに付いていたタグも取りました。


専門店でお直しするのとは、やはりクオリティに差は出てきますが「お金をかけず、自分好みのサイズに自分でできる」というのは、なかなか良いものです。

「難しそうだなぁ」と思いがちな、洋服のお直しですが、ちょっと頑張れば意外と簡単にできるものが多いので、タンスに仕舞いっぱなしにしたり、服を捨てたりする前に一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

(書いた人:昼時かをる)

「DIYのある休日」では、自作で作れるアイテムや、リメイク術をご紹介します。これまで一度もDIYを体験したことがない方でも、日曜大工の新しいカタチとして、ぜひ生活に取り入れてみてください。

※DIY(Do It Yourself) = 自身でやろう

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