「左右の判断がとっさにできない」「左右を識別するのに時間がかかる」「右、左の言葉と方向が結びつかない」これ、実は私が良く経験していることで「何で他の人はパッと応えられるの?」と疑問に思っていたのですが「左右盲」という名前が付いているようです。
左右盲の特徴としては、以下のようなことが挙げられます。ちなみに全て私が実体験していることです。
- 「はしを持つ方が右」と言われても分からない。
- 教習所で「そこ左折」と言われてもすぐに反応できない。
- 車のウインカーを出し間違える。
- 道をナビゲートするのが非常に下手。
- 自分で行きたい方向に曲がるのは良いが、人に言われると対処できない。
- 人に右左を示すのに時間がかかる。
- 視力検査で「右目隠して」と言われてもすぐに隠せない。
- 視力検査で見えているのに、すぐに「右、左」が言えない。
- 「→は左右どっち?」と言われると答えられない。
- 上下は間違えない。
左右盲の原因とは?
左右盲は俗語で、病気や医学用語ではありません。
原因はまだ解明されておらず、一節には「左利きを右利きに矯正した人になりやすい」と言われていますが、私のように元々利き手が右利きでも左右盲な人はいるなど、まだまだ謎が残ります。
左右盲の改善策
左右盲はいつの間にか自覚するので「左利きを右利きに矯正しない」以外の根本的な解決策がありません。
私が普段の生活で意識している治し方や「すぐに右左言われても分からない」と言う人に指示する時の注意点をまとめてみました。
片方に特徴を付ける
「左手には結婚指輪をしているから、指輪がある方が左」「右手にホクロがあるから、ホクロがある方が右」というように、視覚や実感と結びつけることで左右判断のスピードを上げます。
体の特徴や普段身に付けているものから連想できるので「はしを持つ方が右」よりも、覚えやすいと思います。
「左右=エロ」で覚えるのは結構、効果的
左右=エロは非常にシンプルで印象に残りやすい覚え方です。
左右の区別が咄嗟につかない、所謂「左右盲」だった友人がいたのですが、彼女がある日「エロだ!エのある方が左でロのある方が右だ!」と天からの啓示を受けたかのような勢いで私にその喜びを伝えてくれた事を思い出します。両利きだった彼女、お茶碗とお箸のたとえでは余計混乱するだけだったようで。
— ちらいむ (@chilime) 2014, 8月 6
他にも「ひだり」「みぎ」の文字の書き方で覚える、というパターンも有効的です。漢字よりもひらがなに慣れている幼稚園児~小学生に使うと良いかもしれません。
周りに合わせる
「右手を挙げて」「左目を隠して」と言われた時に、周りに参考にできる人がいれば、それを真似します。
人より1、2テンポ遅れますが、自分の頭で考えるよりも楽で、正しい行動ができるのがメリットです。
右、左を使わないようにする
とっさに右左が分からなくても、自分が置かれている立場は分かります。
車だと「運転席側、助手席側」、道を歩いている時は「歩道側、車道側」「私がいる側」など、「右左」と言わずに視覚で判断できる物に言い換えて説明したり、指示してもらうと理解しやすいです。
相手に車の運転を任せて、道をナビゲートする時に「曲がる方の肩を叩く」というのも使えます。
「右○、左○」ではなく「右、左」と言ってもらう
左右盲だと「右、左」「右手、左手」あたりは、何とか理解できるのですが、あまり日常的に使われない「右折、左折」「右目、左目」になると、処理に時間がかかります。
一番良いのは「右左」の言葉自体を使わない方法ですが、やはり限界はあるので「右折左折と言われると分からないので、右左でお願いします」と相手に断っておくとスムーズです。
最後に
左右盲はある意味「不治の病」とも言えるので「自分は左右がとっさに分からない」という意識をしっかりと持つことが大切です。
意識と思考の癖付けをしていれば、右左が分かるまでの時間も短縮できるので、なるべく日常生活でも右左を考えるようにすると良いと思います。
また一緒に道を歩いたり、自動車に乗ったりする人には、あらかじめ言っておくのがお互いの為です。
(書いた人:昼時かをる)
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