国内の代表的なショッピングモールに、「イオン」の名前を上げる人は多いと思います。最近では銀行やクレジットカードといった金融事業をはじめ、自転車屋さんから結婚相談所までやっている、超巨大企業へと成長しています。Wikipediaによると、国内外あわせて180社以上のグループ会社があるのだとか。。。
イオングループの勢いはとどまるところを知らず、最近では「あの大手スーパーもイオングループだったの?」というぐらい買収を加速しています。スーパーが統合されると、毎月20日・30日のお客様感謝デー実施店舗や、電子マネーWAONが使える店舗が増えるなど、消費者にとってもメリットが出てきます。
イオングループの代表的な小売企業
180社以上もあるイオングループ企業のうち、代表的な会社を、私達の消費生活にもっとも身近な小売店に絞って紹介します。
ダイエー
ダイエーも現在はイオングループとなりました。これまでは、イオンとダイエー、そして総合商社の丸紅が主体となって営業展開していましたが、2013年にイオンがダイエーの持株比率を増やすことで主導権を握りました。
ダイエーは近年赤字が続いて厳しい状況ですが、イオングループとなったことで店舗内で電子マネーWAONが導入されるなど、イオンならではの改善が行われており、現在再建の真っ最中です。
ピーコックストア
現在は「イオンマーケット」に社名変更されているピーコックストアは、2013年にイオングループとなりました。その昔は「大丸ピーコック」や「松坂屋ストア」の名称でスーパーマーケットを展開しており、一度は名前を聞いたことがある人も多いと思います。
その名の通り、大丸・松坂屋(現 J.フロント リテイリング)の運営するスーパーだったので、以前はイオンとは全く無関係だったのですが、現在は株式譲渡によって大丸や松坂屋とは一切関係のない、イオンの子会社となりました。
マックスバリュ
マックスバリュは以前からイオングループのスーパーとして全国に展開しています。紫色のロゴマークからも、イオングループだと知っている人は多いかもしれません。店舗数は国内に660店舗以上あります。
大型のイオンモールがGMS(総合スーパー)事業に分類されているのに対し、マックスバリュはSM(スーパーマーケット)事業に分類されていることからもわかりますが、比較的小型のスーパーであることが、マックスバリュの特徴です。
ミニストップ
コンビニのミニストップがイオングループだというのは、意外と知られていないのではないでしょうか?ソフトクリームで有名なミニストップは、主にWAONとの親和性が高くなっています。また、最近ではミニストップ店舗内に置かれているコンビニATMが徐々にイオン銀行ATMに置き換わっており、少しずつイオン色が出てきていると感じます。
次は海外へ
そんなイオンが次のステージとして目指しているのが「海外」です。東南アジアを中心に、イオンモールの出店を加速しています。
また、最近では金融事業にも力を入れており、成長が著しいです。イオンの金融事業はイオンフィナンシャルサービスという会社が担っており、「イオンカード」や「イオン銀行」、「電子マネーWAON」などはすべて、イオンフィナンシャルサービスが展開しています。
イオンの金融事業については、クートンが運営しているネット銀行100の活用術というサイトの「倍々ゲームで伸びるイオンフィナンシャルサービス4つの金融事業がすごい」にも書いているので、興味のある方はそちらをご覧ください。
参照:イオングループの企業一覧
(書いた人:川原裕也)
▼ 他にもこんな記事書いています ▼